ヘナ染め実例

オーガニックカラーでの白髪染めをやめて天然ヘナに切り替える選択

こんにちは 頭皮に優しい白髪染めを提案しております Safe Beauです。

近年、オーガニックカラーなど自然派のヘアカラーメニューが急増しています。

自然・安全・低刺激など何と無く体にも優しいというイメージを大半の方は持たれていると思います。

果たしてオーガニックカラーで染めていれば本当に安全なのでしょうか?

本日はそんなテーマでお話をしていきます。

目次

オーガニックカラーで白髪を染めていた方からのSOS

この記事を書こうと思ったきっかけはお客様からのSOSでした。

オーガニックカラーでの白髪染めをやめて天然ヘナに切り替える選択

白髪が多くて一か月のペースで染めてたんですが…
オーガニックの染め剤で美容院で染めてたんですが頭皮かぶれ抜け毛がすごくヘナカラー なら大丈夫かなぁと思って連絡しました。

結論からいうとオーガニックカラーだからといって、安全なことはありません

ジアミンアレルギーを発症するリスクもありますし、髪や肌にかかる負担も通常のカラーと同等にあります。

どんなものを使用しても言えることですが、全ては使う人(担当の美容師さん)の技量と配慮次第だと思います。

そもそもオーガニックカラーとはどんなものなのか?

オーガニック成分が配合されているカラー剤のことをオーガニックカラーと言います。

つまり、普段使用しているヘアカラー剤はどれでもオーガニックカラーになり得るわけです。

全体の何%配合、特定のこの成分が入っていればなどの明確な規定はありません。

(特定の機関が認定を出しているものは明確な規定を設けているケースもあります。)

ひどいサロンでは通常のカラーに1滴のオイルを配合するだけでオーガニックカラーとしてお客様に提供しているところもあると聞いています。

もちろん、その程度でカラー剤の安全性や危険性が増すわけでもありません。

値段が高い・安いでは判断基準にはなりませんが、安かろう悪かろうの認識で判断できると思います。

なぜ今オーガニックカラーに人気が集まるのか?

大きな要因として健康ブームが影響していると思います。

体に触れるもの、体の中に取り入れるものはできるだけ害のないものを選びたいという認識が潜在的に根付いています。

食品・衣類・洗剤など日用品も何と無くいいものを選びたいですよね。

ヘアカラーだって例外ではありません。

体に負担のかかるヘアカラー剤よりは、オーガニックの優しいものを選びたいと思うはずです。

そんなお客様側の認識があり、需要があることからオーガニックを取り扱う美容室が増えていったわけですね。

ただし、オーガニックだからといって安心なわけでも体に優しいわけでもありません。

なので当サロンでは扱ってもいないです。

でも圧倒的に他のサロンよりは負担のかからないヘアカラーを提供している自信があります。

天然ヘナを使用した白髪染めはオーガニックカラーなの?

今回、相談をいただいたお客様はヘナを希望されています。

そこでヘナはオーガニックなのか?という疑問が浮かびます。

そもそもオーガニックという定義づけが非常に難しく、ブログなどに書くと指摘をいただくこともあるので回答は控えます。。。

ですが、科学的なものを使用してはおらず自然なもののみで構成されているということは確かです。

体や髪にかかる負担もありません。

それだけご理解いただけれは深く考えなくてもいいかと思います。

天然ヘナを使用しての白髪染めの実例

では、天然ヘナを使用しての白髪染めの実例をご紹介していきます。

先ほど冒頭で相談をしてくださっていたお客様です。

オーガニックカラーでの白髪染めをやめて天然ヘナに切り替える選択トップ
オーガニックカラーでの白髪染めをやめて天然ヘナに切り替える選択右側
オーガニックカラーでの白髪染めをやめて天然ヘナに切り替える選択左側
オーガニックカラーでの白髪染めをやめて天然ヘナに切り替える選択全体

髪質データと施術履歴

白髪比率:60%

右側を中心に白髪が集中していることがわかります。

今までは3週間〜月に1回のペースでオーガニックカラーを使用して白髪染めを繰り返されていたそうです。

ある時から刺激やかぶれ、抜け毛などの症状が現れたそうです。

お客様
お客様
頭皮に優しいものだと思っていたのに…

よく同じような症状のお客様から相談をいただきます。

そのような方々に共通しているのは違和感を感じていながら我慢してしまうこと。

違和感を感じるということは何らかのよくないことが起きているサインです。

その場合は直ちに継続することをやめる選択をオススメします。

私の症状は改善されますか?

抜け毛に関して言えば、オーガニックカラーが原因で引き起こっているものは徐々に改善されていくと思います。

※完全な回復までには長い期間が必要です。

刺激やかぶれに関しては難しいと思います。

お話を聞く限りではジアミンアレルギーなどの症状が起こっているようにも感じます。

パッチテストなどを行なったわけではないので、詳細にはお伝えできませんがアレルギーは1度発症をすると改善することはありません。

そのため、今後ヘナで染めていったからといって症状が回復する可能性は低いと考えられます。

ただし、ヘナを使用して染めている間は刺激・かぶれの症状が起こることはありません。

施術プロセス

今回のケースでは白髪の比率が高いことから2度染めをオススメします。

1度染めで染めてしまうと、オレンジ感がで過ぎてしまいます。

オーガニックカラーでの白髪染めをやめて天然ヘナに切り替える選択1度染め直後

この後にインディゴを活用してオレンジ感をカバーしていきます!

天然ヘナで白髪を染めた仕上がりの状態

1度染め直後の写真と見比べてみると、オレンジ感が消えて馴染んでくれていることがわかります。

気になる白髪部分もしっかりとカバーすることができました。

オーガニックカラーでの白髪染めをやめて天然ヘナに切り替える選択トップ
オーガニックカラーでの白髪染めをやめて天然ヘナに切り替える選択右側
オーガニックカラーでの白髪染めをやめて天然ヘナに切り替える選択左側
オーガニックカラーでの白髪染めをやめて天然ヘナに切り替える選択全体(毛先のみ巻いてワンカール仕上げ)

美容師
美容師
今までのカラーと比べていかがでしたか?

お客様
お客様

今までは塗った直後からピリピリと刺激を感じていましたが、今回はそれがありませんでした。

仕上がった色を見ても、想像以上に自然な仕上がりで大満足です!

 

これからも染めていける方法が見つかってよかったです。

遠方からのご来店だったのにも関わらず、バッチリ年末にも次回予約をいただきました。

少しずつヘナを続けながら改善していきましょう!

まとめ

  • オーガニックカラーだからといって安易に信用し過ぎない
  • 本当に安心して染めることができるものはごくわずか(ヘナなど)
  • 白髪染めが原因で抜け毛や薄毛や細くなった髪はやめれば改善できる可能性がある

オーガニック=悪ということを伝えたいわけではありません。
また、そう思っているわけでもありません。

ただオーガニックに関しての世の中のイメージと現実にギャップがあるとは感じています。

ヘアカラーに関して言えば、髪への負担がない・肌への負担がない・自然なものなどのイメージでオーガニックカラーを選ばれるとよくない結果を招いてしまう可能性があります。

そのような要望を満たすヘアカラーを希望されるようでしたら『ヘナカラー』を選択されるといいと思います。

もしくは、オーガニックなどを抜きにしてしっかりと髪と頭皮のことをケアしながら染めてくれる美容師さんに依頼されることをオススメします。