最近、少し白髪が見えてきました。
これまでノンジアミンカラーのおしゃれ染めを行ってきましたが白髪染めに切り替えるべきかを悩んでおります。
ただし、おしゃれ染めと比較するとどうしても暗さや透明感は失われてしまいます。
ある程度は暗くなっても白髪を染めた方がいいのか、もしくは暗くはしたくないから白髪を染めずに明るさを保つのかを考える必要があります。
ご自身の中で何を第一優先にするのか?を考えてお選びになってみてください。
今回は明るさを優先に考えたいという事でしたので、白髪を明るい髪色で目立たなくしていくという実例をご紹介していきます。
一つのプロセスとして参考にしてみてください。
目次
【ノンジアミンカラー 実例】白髪を染めるべきか悩んでいます
まずは染める前の状態をみていきましょう。
お客様のお悩みは次のとおりです。
- 白髪を染めるべきか悩んでいる
- いつも、ノンジアミンカラー で染めると暗くなる
- 明るく退色をしてきた今くらいの明るさがベスト
白髪の割合としては全体の5%未満というところでしょうか。
写真でも分かるとおりパッと見てもわかりません。特に顔まわりは定期的にカットしているそうで皆無です。
後はよーく見るとごく少数ある程度でした。
【ノンジアミンカラー 実例】白髪を染めるかの判断基準
上記で確認させていただいたようにパッと見て白髪がないのであれば、わざわざ白髪染めに移行する必要はないと判断しました。
特に仕上がりを明るく仕上げたいのであれば、白髪染めは避けるべきだとお伝えをさせていただきました。
白髪染めとおしゃれ染めの境界線は次のように考えておくと考えやすくなります。
白髪染めとおしゃれ染めの境界線
以下のカラーチャートを基準に考えます。
ここに記載をされている明るさの基準をもとに次のような指標をお客様にはお伝えをしております。
- 1番 黒染めをして真っ黒な状態
- 5〜6番 日本人の自毛くらい
- 7番以下 しっかりと白髪が染まる
- 8〜10番 明るい白髪染め(10番は薄染り)
- 11番〜 白髪は染まらない
- 20番 白髪
白髪染めとして適用が可能なのは1〜9番くらいまでで、10がギリギリ、11番以降はおしゃれ染めの領域として区分しております。
今回のお客様の場合は12番前後をご希望でしたので、無理に白髪を染めるよりも染めない選択で明るさを優先した方がいいと判断しました。
ノンジアミンカラー だと明るくする事ができない?
以前まで行われていたノンジアミンカラーだと白髪を染めずにおしゃれ染めでも8番くらいの仕上がりになっていたそうです。
そこから2ヶ月ほどでご来店時の色合いまで色が落ちてくるそうなのです。
今回のイメージとしては今くらい〜やや明るい仕上がりをご希望ということでしたのでワントーン明るいノンジアミンカラーでアプローチをしていきます。
白髪をぼかすのであれば12番以上の明るさが理想的ですので、そこに近づけるようにお染めさせていただきます。
【ノンジアミンカラー実例】明るく染めて白髪を馴染ませる仕上がり
仕上がりの状態です。Beforeでも写真では白髪が映らなかったので、Afterでもわかりません。
それでもお客様には鏡で白髪のある部分を指差しながら『この辺りにあります!』とお見せして、全然わからない!とご納得をいただけました。
白髪の量や現在のベースの明るさにもよりますが、場合によっては今回のように白髪を染めない選択があってもいいと思います。
一人一人に最適化したご提案を
お客様のご希望や髪質、髪色の制限の有無など状況はそれぞれ違います。
今回のように白髪があっても染めるだけが正解ではありません。
染める正解があれば、染めない正解もあると思っています。
特にノンジアミンカラーとなると大きく方向性を制限されると認識されがちですが、全くそんなことはありません。
なりたいイメージや抱かれているお悩みをお伝えいただければ最適なご提案をさせていただきます。
ジアミンアレルギーになり、染められなくなってしまった方や
ノンジアミンカラー で染めているけれど思い通りにならないと
お悩みの方は是非1度ご相談ください。