10年ほど前にひどいジアミンアレルギーを発症して以来、私はずっとヘアマニキュアを使っていました。 でも、最近近くの美容院で「ノンジアミンカラー」というものを知り、試してみたのですが、やはりかぶれてしまいました。ヘアマニキュアも悪くはないですが、すぐに白髪が目立ってきてしまうので、もっと持ちの良い製品を探してネットで調べて、御店にご相談させていただきました。
御店のウェブサイトを拝見したところ、ノンジアミンカラーにもさまざまな種類があるようで…
私でもノンジアミンカラーをお願いすることは可能ですか。
どうぞよろしくお願いいたします。
白髪染めを選ぶ際にジアミンアレルギーを持つ方にとっては選択肢が限られてきます。
アレルギーが発症すると 頭皮にかぶれやかゆみが生じ、日常生活にも困難をきたすことがあります。
そこでヘアマニキュアやノンジアミンカラーが注目されています。
今回のご相談者様も、ジアミンアレルギーのために長年ヘアマニキュアを使ってきましたが より持ちが良い白髪染めを探してノンジアミンカラーを試したところかぶれてしまったそうです。
今回は、ジアミンアレルギーの方が選ぶべき白髪染めの選択肢や、その注意点について詳しくご紹介いたします。
目次
ジアミンアレルギーの影響でヘアマニキュアを選択
ご相談者様は10年前にジアミンアレルギーを発症し それ以来、白髪染めにヘアマニキュアを使用してきました。
ヘアマニキュアはノンジアミンカラーの一種で頭皮に優しくアレルギー反応が起きにくいことが特徴です。
そのためジアミンアレルギーを持つ方に適している白髪染めと言えます。
しかしながら ヘアマニキュアの欠点は染まった色が長持ちしないこと、頭皮から離して塗る必要があることです 。
ご相談者様はもっと長く持続する白髪染めを求めて、他の選択肢を考えているようです。
ノンジアミンカラーの試用とアレルギー反応
ご相談者様は近所の美容室で「ノンジアミンカラー」という選択肢を見つけました。
これを試してみたところ、残念ながらかぶれの症状が出てしまったとのことです。
ノンジアミンカラーはジアミンアレルギーの方にとっては染めることができる選択肢とされていますが、全ての方に適応するわけではありません。
今回のかぶれの原因として考えられるのは以下の3つです。
- ノンジアミンカラーの色素に対するアレルギー反応
ノンジアミンであっても、使用されている他の成分に対してアレルギーが出ることがあります。あります。 - 接触性皮膚炎の発症
頭皮に直接色素が付着することで、接触性皮膚炎が発生することがあります。ヘアマニキュアと同様に、頭皮に常に色素が付着しないように施術することが重要です。 - 器具やタオルからのジアミン残留物
施術に使われた道具やタオルにジアミンが残っていた場合、これが原因で反応が出た可能性も考えられます。
ノンジアミンカラー=安全というわけではなくかぶれの症状が起こる可能性は十分に考えられます。
ご不安な方はパッチテストから始めることも検討しましょう。
新しいノンジアミンカラーにに変えるべきか?ヘアマニキュアの継続が有効か?
結論:ご相談者様が現在使用しているヘアマニキュアからはアレルギー反応は起こっていないということから、無理にノンジアミンカラーにする変更はないと考えております。
ヘアカラーのアレルギー反応は、繰り返し使用することで症状が強く起こるリスクがあります。
頭皮が強い拒否反応を示すと、現在使用しているヘアマニキュアも使えなくなる可能性があり その結果、選択肢がさらに狭まる恐れもあります。
そのため、ヘアマニキュアが問題なく使えているのであれば、継続することは非常に有効だと思います。
例えノンジアミンカラーであっても無理に試してアレルギー反応を起こすことで、今の染められるという状況を悪くさせることがあるということも頭に入れておく必要があります。
今後のノンジアミンカラーの可能性
それでも新しいノンジアミンカラーの選択肢を検討したい場合は以下の方法があります。
- ノンジアミンカラー
アルカリカラーを用いたノンジアミンカラーは選択が可能です。ただし接触性皮膚炎を起こす可能性があるのでヘアマニキュアと同様に頭皮から離して薬剤を塗る必要があります。 - ヘナ染め
自然由来の成分であるヘナも 頭皮に優しい染め方として選ばれています。 ヘナは頭皮に直接塗るでき、アレルギー反応が少ないのが特徴です。
どちらも1回目から施術を行うことができますが 可能であれば事前にパッチテストを行い、反応のアレルギー有無を確認しておくと安心だと思います。
ノンジアミンカラーで染められているけれど より良い選択を試したい まとめ
ジアミン アレルギーを持つ方にとって、ヘアマニキュアやノンジアミンカラーは一見安全な選択肢のように思えます。
しかし、すべての製品がアレルギー反応を起こさないようにではありません。
ジアミンアレルギーの方が染めることを考える場合は、慎重な選択が必要です。
また現在問題なく使用できる染め方をがあるのであれば継続することも有効な選択肢の一つです。
新しく切り替える場合にはパッチテストを行い、アレルギー反応の有無を確認してから使用することをお勧めします。
今後もアレルギー対策をしながら、頭皮と髪に優しい方法で白髪染めを楽しんでください。