ノンジアミンカラー/ジアミンアレルギー解説

ジアミンアレルギーで蕁麻疹が出た場合の対処法と安全なカラー選び

ジアミンアレルギーで蕁麻疹が出た場合の対処法と安全なカラー選び

目次

ジアミンアレルギーで蕁麻疹が出ることはある?

はい、あります。
ジアミンアレルギーは、ヘアカラーに含まれるパラフェニレンジアミン(PPD)などの酸化染料に対するアレルギー反応です。
この反応により、皮膚だけでなく全身に蕁麻疹のような症状が出るケースがあります。

ジアミンアレルギーは軽度でも放置すると悪化しやすいアレルギーです。

詳しい症状や対処法、安全に染める方法は保存版ガイドで解説しています。

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どのような症状が出るのか?

初期症状(軽度)

  • 頭皮・生え際のかゆみ

  • 耳の後ろや首筋の赤み

  • 局所的なむくみ

中等度

  • 顔や首に蕁麻疹(ボコボコとした発疹)

  • まぶたや頬の腫れ

  • 全身にかゆみが広がる

重度

  • 水ぶくれや皮膚のただれ

  • 呼吸困難

  • 発熱・悪寒・倦怠感

  • アナフィラキシーショックの兆候


ジアミンアレルギーで蕁麻疹が出たときの対応

すぐにやるべきこと

  • カラー剤を洗い流す(頭皮に残さない)

  • 保冷剤や冷タオルで患部を冷やす

  • 掻きむしらないよう注意する

医療機関での治療例

  • 抗ヒスタミン薬(内服):アレグラ、ザイザル等

  • ステロイド外用薬:腫れ・赤みの抑制

  • ステロイド内服や点滴(症状が強い場合)

自己判断ではなく、皮膚科での受診が推奨されます。


蕁麻疹が治ってもジアミンを使ってはいけない理由

  • 体が一度アレルゲンを記憶すると、次回はより強く反応することが多い

  • 繰り返し使用することで、症状が悪化・全身化するリスクが高まる

  • 重度の場合、命に関わるケースも報告されている

【参考記事】
▶︎ ジアミンアレルギーを放置するとどうなる?症状悪化と命のリスク


代わりに使える安全なカラー剤とは?

ノンジアミン系のカラー選択肢

種類 特徴 注意点
ノンジアミン酸化染料 白髪染め対応。発色も安定 パッチテストは必須
ヘアマニキュア 頭皮に触れずに染められる 色持ちはやや短め
天然ヘナ(100%) ジアミン無配合。自然志向 市販品は成分要確認
カラートリートメント 自宅でも使用可能 徐々に色が入るタイプ

【参考記事】
▶︎ ノンジアミンカラーとはどんなもの?現役美容師が解説します


カラー前の予防策も重要です

  • 毎回パッチテストを行う(48時間確認)

  • 頭皮に薬剤が触れない塗布技術(ゼロテクなど)の活用

  • 担当美容師にアレルギー歴を伝える


よくある質問(FAQ)

Q1. 蕁麻疹が出ても、次回また染めていい?

いいえ。ジアミン系カラーは使用禁止と考えてください。次回の反応はさらに強くなる可能性があります。

Q2. 市販の白髪染めでも蕁麻疹が出ますか?

出ます。 市販の製品にもジアミンが多く含まれているため、同様のリスクがあります。

Q3. ノンジアミンカラーにも反応することはありますか?

→ まれにあります。成分によるアレルギーは個人差があるため、必ずパッチテストを行ってください。


まとめ:蕁麻疹が出たら「アレルギー進行のサイン」

ジアミンアレルギーによる蕁麻疹は、
「少しのかゆみだから大丈夫」では済まされない、身体からの明確な警告サインです。

今後も安心してカラーを楽しむために、

  • ジアミン入り製品は使用しない

  • 安全なノンジアミンカラーに切り替える

  • 毎回パッチテストを欠かさない

この3つを徹底しましょう。

動画でも解説をしております