こんにちは 頭皮に優しい白髪染めを提案しております Safe Beauです。
ヘアマニキュアで白髪を染めたら暗くなりすぎたのでなんとかしたい!
お客様よりいただたお悩み相談です。
本日はその解決方法を実例を交えて解説していきます。
目次
ヘアマニキュアってどんなもの?
髪をコーティング(吸着)して色を染めるカラー剤です。
通常のカラー剤であれば髪の中に入り込むことで染まりますが、ヘアマニキュアは中まで入り込むことはできません。
主に白髪染め世代の方から人気があり、カラーをしながらハリコシが出ると人気です。
近年では市販品も販売されるようになり、自宅で使用している方も多くいらっしゃいます。
ジアミン染料を使用していないためにアレルギーをお持ちの方からの支持も多くあります。
そんなヘアマニキュアですが、デメリットもあります。
ヘアマニキュアを落とすことは難しい
それはカラーチェンジがしにくいと言う点です。
特に白髪染めで使用されているものは落ちません。
明るいカラー剤で染めたり、ブリーチ剤を使用しただけでは驚くほど変化が起こりません。
大阪の美容師さんが『ヘアマニキュアの色はブリーチで落とせるのか?』と言う記事を書いていて非常にわかりやすいです。
赤く染まっている方がヘアマニキュアを使用していて、その上にブリーチを塗ったそうですが一切変化がないです。
そのくらい落ちにくいんですね。
左側は通常のヘアカラーを使用していますが、明るくなっていますね。
これらを踏まえ、お客様にお伝えした上で本日は施術をスタートしていきます。
ヘアマニキュアを落とす前の状態
予約時にラインで伺っていたよりも明るい状態でしたが、油断は禁物です。
このまま、通常通りに染めてしまうと何も変化が起こらなくなってしまいます。
今の状態から1〜2トーンほど明るくなればOKと言うことでしたので、まずはヘアマニキュアを落としていきます。
ヘアマニキュアで暗く染まりすぎた部分を落とす
まずは事前準備が必要です。
髪の表面に付着している余分なものを特殊な薬剤で落としていきます。
お肌で言うメイクを落としたすっぴんの状態にします。
ヘアマニキュア自体も髪の毛との吸着を緩めて落ちやすくする準備段階です。
次が本題です。
いよいよ髪の表面に付着しているヘアマニキュアを落としていきます。
ネットによく出ているシャンプーで落とす・重曹で落とす・タバコの灰で落とすなどの根拠のないものではありません。
ベンジルアルコールやセタノールといったアルコールの力を使って落としていきます。
ベンジルアルコールやセタノールはヘアマニキュア自体にも配合されているものです。
染める際にはこれらの成分がキューティクルの内側にヘアマニキュアを運ぶことで染めています。
反対に落とす際にもキューティクルの内側に入り込んでいるヘアマニキュアの染料を落としてくれる効果があります。
ベンジルアルコールやセタノールをベースに薬剤を設定していきます。
ヘアマニキュアを落とす工程が終わればいつも通りヘアカラーに移っていきます。
ノンジアミンカラーで明るい白髪染め
今回ご相談をいただいているお客様はジアミンアレルギーを発症されていてヘアマニキュアを使用されていました。
もちろん、通常のカラー剤はNGですので、ノンジアミンカラーにて施術をしていきます。
明るく設定した白髪染めを根元に、毛先は赤みを抑えるためにインディゴベースのハーブトリートメントを塗っていきます。
もちろん頭皮への事前保護と事後ケア、薬剤への果糖配合は忘れずに行なっていきます。
これらに例外はありません。
20分ほどお時間を置いたら完成です!
ヘアマニキュアを落として明るい白髪染め 仕上がり
悩みの種だった白髪もしっかりと染まりました。
お色味も自然なブラウンに染まり上がっています。
全体も染める前に比べて明るさを取り戻せましたね。
施術中のストレスもなく快適に過ごしていただくことができました。
カラー後のアレルギー症状なども起こっていなかったようです。
次回予約もバッチリといただきました。
また来月にお待ちしております。
同じようにお悩みのお客様、是非ご相談ください!
実際にご来店が難しい方もお気軽にご連絡ください。
【追記】4ヶ月後の仕上がり
今回の仕上がりから4ヶ月の時を経て見違えるほどに綺麗な髪色になりました。
下記より続きをご覧ください。