白髪染め解説

【白髪染めで黒くなりすぎた時はどうするべき?】現役美容師が解説

お客様
お客様

白髪染めをしたら想像よりも髪が黒くなりすぎてしまいました。

悲しいです。何とかなりませんか?

ヘアカラーをされている方は1度は経験があるのではないでしょうか。

美容師
美容師

まずは何をして暗くなったのかを把握しておきましょう。

補正をする上で重要なことが、何をして黒く仕上がったのかを把握しておくということです。

 

美容院で染めた場合でもご自宅で染めた場合でも どんな種類の薬剤を使用したのかを把握しておきましょう。

例えば通常のカラーで染めたのか、ヘアマニキュアで染めたのかではできる対応が大きく異なります。

 

可能な限りわかるようにしておきましょう。

 

また、どのくらいの期間をかけて今の状態になったのかも判断する上で大切な事となります。

1回のカラーで黒くなってしまったのか、1年染め続けた結果で黒くなってしまったのかは情報として頂けると施術の進みがスムーズになります。

 

それを踏まえた上で白髪染めで黒くなりすぎた場合の対処法を解説していきます。

目次

【白髪染めで黒くなりすぎた】まずはどうするべき?

白髪染めで黒くなりすぎた際は状況の把握誰に依頼するのかを決める事が重要です。

特に状況の把握ができていないと補正をするプロセスが確立できません。方向性を決める上で非常に重要なポイントとなります。

状況を把握する

黒くなった原因がどんなものなのかを把握しておくことは非常に重要です。

 

例えば白髪染めをして黒くなったのか、ヘアマニキュアをして黒くなったのかでは対策が180度異なります。

 

『どこのメーカーのどの薬剤を使ったのか』まで把握する必要はありません。

白髪染めなのか、ヘアマニキュアなのか、カラートリートメントなのかなど使用した薬剤の種類を確認しましょう。

黒くなるまでにどのくらい染めたか?

薬剤の把握と同様に確認したいことは何回染めて黒くなってしまったのか?ということです。

例えば1回のカラーで黒くなったのか、1年間染めていて気がついたら黒くなったのかということです。

 

前者であれば短期でのリカバリーができますが、後者であれば中長期でプロセスを立てて補正をしていく必要があります。

誰に依頼するのか?

多くの美容院ではヘアカラー後は1週間程度のお直し期間を設けていると思います。

 

再度、同じ担当の方に依頼するのか別担当にお願いするのか。または別のお店に依頼をするのかを決めておきましょう。

 

どちらにせよ、まずは担当の方にお直しが可能なのかを確認しましょう。

無理にブリーチで補正などは真っ赤に仕上がることや明るすぎる仕上がりになることもあり得ますので、お任せできるのかは慎重に検討してください。

【白髪染めで黒くなりすぎた】自分で何とかしない

白髪染めで黒くなりすぎた時にご自身で何とかしようとするケースが中にはございます。

特にセルフカラーの失敗時に検索をしてブリーチをするといった事が多いように感じます。

 

これは絶対に控えましょう。

黒くなった髪をセルフで脱色しようとすると確実に色ムラができます。

 

極端に明るい部分と黒い部分が混在している場合は、まず短期での補正はできなくなります。

セルフカラーでの補正は履歴を複雑化させてしまうので初めから相談をしていただいた方が早期の解決ができると思います。

【白髪染めで黒くなりすぎた】明るくできるケースとできないケース

白髪染めをして黒くなってしまった場合に明るくできるケースとできないケースがあります。

カラーの種類ごとに詳細をまとめていきます。

アルカリカラー○

美容院でのカラー、市販のカラーの多くはアルカリカラーに該当します。

 

これはほとんどの場合は補正する事ができます。

染めていた期間や回数によっては赤みが強く出るので、明るさの補正後に色味の補正と順序立ててアプローチをすれば失敗をすることはありません。

ヘアマニキュア△

ヘアマニキュアの場合はアルカリカラーより難易度は上がります。

 

ブリーチ剤や脱染剤での補正ができず専用のマニキュア落としを使用します。

短期間での効果が出にくいので時間をかけて徐々に落としていく必要があります。

 

1回のカラーであれば短期間で色落ちが期待できますが、複数回繰り返している場合には半年〜1年ほどの補正期間が必要です。

カラートリートメント△

カラートリートメントもヘアマニキュアと同様のことが言えます。

 

ただカラートリートメントの場合は1回のカラーで真っ黒になるということは少ない印象があります。

何回も重ねて黒くなっている場合には補正には時間がかかるということをご理解ください。

ヘナ、ハーブカラー×

ヘナやハーブカラーで黒くなってしまった場合には明るくすることはできません。

根本的に明るくできる方法がないので時間の経過とともに自然褪色を促していく必要があります。

 

実際に明るく補正させていただいたことを例に挙げると自然褪色を促しながら毛先の明るさに合わせてアルカリカラーでリタッチを行いました。

1年ほど継続していただいてご納得いただける明るさまで補正をすることができました。

 

短期的にというよりも長期的な補正が必要です。

【白髪染めで黒くなりすぎた時はどうするべき?】現役美容師が解説 まとめ

白髪染めの仕上がりがイメージしていたよりも黒く仕上がってしまった場合はどうするべきか悩まれてしまうと思います。

 

その場合でもまずは落ち着いて

  • 状況の把握
  • 誰に補正を依頼するのか

を考えましょう。

 

そして黒くなってしまった原因に合わせた対処方法を行うことで明るさを取り戻していくことができます。

状態によってはすぐに改善することは難しい場合もありますが、そのようなケースでも時間をかけていくことで綺麗な仕上がりを作ることができます。

 

お悩みの方はまずご相談ください。

 

ジアミンアレルギーになり、染められなくなってしまった方や

ノンジアミンカラー で染めているけれど思い通りにならないと

お悩みの方は是非1度ご相談ください。