白髪染め解説

【黒染めは白髪染めと普通のカラーどちらが有効?】使い分けが大切です

お客様
お客様
黒染めは白髪染め用か普通のカラーどちらの方が良いのでしょうか? 出来れば色持ちさせたいです。 カラーする際は市販じゃなく美容院でやって頂く予定です。
美容師
美容師

黒染めに白髪染めを使用するかは どのくらい持たせたいかによって異なります。

白髪染めを使用した方が良い場合もありますし、普通のカラーを使用した方が良い場合もあります。

黒染めを行う際には下記のようなイメージを持っております。

  • 白髪染めを使用すると色の持続性が高く、明るくなるまでに時間がかかる
  • 普通のカラーを使用すると色の持続性が悪い反面、早いタイミングで明るくできる

どちらが正解ということはなく、黒染め以降にどうしていきたいのかによって選択が異なります。

 

それぞれ詳しく解説をしていきます。

この記事の要約

黒染めに白髪染めを使うと 色素が深くなり、色持ちが良く、濃い黒に仕上がります。 

一方、普通のカラーを使うと 自然な黒さで、途中で色が明るく戻りますが、色持ちは白髪染めに比べて劣ります。

黒染めを行う場合は、美容室でプロにお願いするのが最適です。髪質や希望に応じて白髪染めか普通のカラーを選びましょう。

目次

黒染めをする際に白髪染めを使用する

黒染めに白髪染めを使うことで次のような特性があります。

  • 髪の中に色素がしっかりと定着する
  • 深みのある黒に仕上がる
  • 色の持続性が高い

黒染めに白髪染めを使う際は長い期間持続させたく、すぐに色を変える予定がないという方にはおすすめです。

メリット

普通のカラーと比較した際に色素の量が多く、濃い仕上がりを作ることができます。

また髪の深部にまで色素が到達することで持続性が高いということが白髪染めの特性です。

デメリット

今月黒く染めて、来月明るく補正をしたいと言った場合には白髪染めは不向きです。

髪の深部に色素が残るという反面、深部の色素を完全に取り切ることは難しいです。

 

ブリーチなどで明るくした場合でも深部の赤い色素は残る傾向にあり、カラーチェンジに影響します。

黒染めをする際に普通のカラーを使用した方がいい場合

黒染めに普通のカラーを使用することで次のような特性があります。

  • 自然な黒さに仕上がる
  • 比較的早いタイミングで明るく退色する

黒染めはしたいけれど、自然な黒髪に仕上げたいという方の場合には普通のカラーが有効です。

メリット

黒と言っても赤系の黒から青系の黒というように幅広くあります。

普通のカラーの方が色のコントロールが柔軟にでき、幅広く要望を叶えることができます。

デメリット

ただし、色の持続性は白髪染めに大きく劣ります。

髪の深部まで色素が行き届いていない分、色が抜けやすいという特性があります。

 

一時的に黒くするものの、短期間で明るく補正をする場合には普通のカラーの方が有効とも言えます。

黒染めは自宅で行う?美容室で行う?

黒染めや黒染めを明るくすると言った一連の流れは絶対に美容室で行うべきです。

 

どちらの施術も技術力が求められ、難易度が高いです。

またどんな薬剤でどの程度の深さで黒染めをするのかはとても重要なことです。

 

市販でも実施することはできると思いますが、ここはプロにお願いをしておく場面だと思います。

【黒染めは白髪染めと普通のカラーどちらが有効?】時と場合によります まとめ

黒染めをする際に白髪染めか普通のカラーかを選ぶポイントは、髪質や染める目的、そして色持ちの持続期間によって異なります。

 

すぐに明るくする予定があるのに白髪染めを選択したり

長い期間、黒色が続いてほしいのに普通のカラーを選択すると

イメージとの相違が生まれます。

 

また無駄に染める必要が発生し、ヘアダメージにも影響があります。

 

ご自身のご要望を美容師さんに伝えて適切な方法を選んでみてください。