そこで、今後はカラー剤を使用したいと考えていますが、地毛が黒いため、染まりにくかったり、不自然になってしまわないか心配です。アドバイスをいただけると助かります。
白髪を日常的に行っている方の中には、シャンプータイプの白髪染めを試したことがある方も多いのではないでしょうか。
手軽に染められるイメージや毎日洗うだけで、白髪を黒髪にといった広告から利用者も多い白髪染めようのカラーシャンプーですが 個人的な見解では染まりにくいといった印象があります。
特に髪質が硬く、薬剤が浸透しにくい方は 白髪染めの難しさが高まる傾向があります。
その場合には無理にカラーシャンプーで染めるよりも通常のカラー剤を選択した方が理想通りの仕上がりを作ることができます。
このブログでは、シャンプーでの白髪染めの限界や硬い髪質の方に適した染め方について詳しく解説します。
目次
【カラーシャンプーの白髪染めは染まらない?】基本的にカラーシャンプーで白髪は染まらない

白髪染めができるカラーシャンプーというものもありますが、基本的には染まらないものと考えております。
白髪染めにおいて重要な要素の1つは白髪と密着させることですが、シャンプーは性質上 密着させることが難しい基材でできています。
そのため白髪染めには不向きということが言えます。
また毎日 使用することで少しずつ染まるという特性は、毎日ヘアカラーの染料と接触させなければいけないということに繋がります。
そうなればアレルギーの発症リスクは非常に高まり、長期的に継続することはできにくいと言えます。
ご自宅でできるものを選ぶとしても、カラートリートメントや通常の白髪染めの方が相性は良さそうです。
【カラーシャンプーの白髪染めは染まらない?】硬い髪質の白髪染めは美容室でも難しい

相談者様が体感されているように美容室であっても硬い髪の毛の白髪染めの難易度は高くあります。
硬い髪の毛=キューティクルの枚数が多く薬剤が浸透しずらい状態にあります。
そのためキューティクルを開かせて薬剤の浸透をサポートするアルカリの量を増やしてアプローチする必要があります。
また白髪染め=赤い色素が多いものが多く しっかりと染めようとすると不自然に見えやすくなります。
ダメージコントロールは慎重に
アルカリ量を増やす=髪へのダメージが大きくなるということにつながります。
硬い髪を染めるためにはアルカリ量は増やさなければいけませんが、増やし過ぎれば無駄なダメージにつながります。
根元と毛先の薬剤パワーを使い分けることや髪の保護をしっかりと行い、負担がかかりすぎないように配慮をすることが必要です。
また1回1回の白髪染めをしっかりと行い退色しずらいベースを作り、リタッチカラーを基本として進められるように施術をする必要があります。
不自然な色にならないためには寒色系の色で補色を
しっかりと白髪を染めようとすれば赤い色素が強くなり、不自然な仕上がりに見えやすくなります。
そういった場合には青や緑など寒色系の色を白髪染めと掛け合わせることで赤さを中和する必要があります。
あまりに寒色系の割合を増やせば、色素量が薄くなりすぎて白髪の染まりが甘く見えてしまうのでバランスの調整には気をつけましょう。
【カラーシャンプーの白髪染めは染まらない?】選ぶならトリートメントタイプがお勧め まとめ
白髪染めにおいては、カラーシャンプーだけでは十分な効果を得ることができせん。
特に硬い髪質の方には、通常の白髪染めやカラートリートメントの方が相性が良いと言えます。
美容室で染められる場合にはアルカリ量の調整や髪の保護など染まりとダメージケアのバランスを考えながら染めていくことが必要となります。
また赤い色素のコントロールするために、寒色系の色を使うことで自然な仕上がりを実現することも可能です。
白髪染めを効果的に行い、髪の健康と美しい仕上がりの両立を目指しましょう。