ジアミンアレルギーを発症された方の中には、「もう染められないのでは…」と不安を抱える方が少なくありません。
そんな中でよくいただく質問が「カラーバターなら大丈夫ですか？」というものです。
今回は、ジアミンアレルギーとカラーバターの関係について、美容師の視点から詳しく解説していきます。
目次
カラーバターとは？
カラーバターは、ジアミン染料の代わりに塩基性染料を使用したカラ―アイテムです。
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色の幅が広く、ビビッドで鮮やかな発色が可能
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白髪染めとしても活用されている
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若い世代から大人世代まで楽しめる
といった特徴があります。ヘアカラーとしてのおしゃれ用途だけでなく、白髪をカバーしたい方にも人気です。
カラートリートメントとの違いは？
同じく塩基性染料を使用した「カラートリートメント」との違いを聞かれることも多いですが、実際はほとんど同じものと考えて問題ありません。
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粘度が硬めでしっかりとしたカラートリートメント
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柔らかめのテクスチャーで扱いやすいカラーバター
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白髪がしっかり染まるタイプ、ファッション感覚で楽しめるタイプ
このようにメーカーや商品ごとの違いはあるものの、仕上がりや使用感に大きな差はないといえます。
カラーバターのデメリット
カラーバターは「ジアミンを含まない」という大きなメリットがありますが、すべての希望を叶えられるわけではありません。
最大の弱点は、髪を明るくできないことです。
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ブリーチ毛や白髪には綺麗に発色する
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しかし黒髪部分はそのままで色の変化はない
そのため、黒髪が多い方は「染まらない」「イメージ通りの色が出ない」と感じることがあります。
髪を明るくしたい場合は？
黒髪を明るくするには、ノンジアミンアルカリカラーやライトナー、ブリーチといった脱色作用のある薬剤と併用する必要があります。
その上でカラーバターを重ねると、より理想的な仕上がりを実現できます。
カラーバターでもアレルギーはある？
「ジアミンが入っていないから安心」と思われがちですが、注意が必要です。
実は、塩基性染料そのものにもアレルギー反応を示す方がいます。
カラートリートメントでかぶれた経験がある方は、カラーバターでも同じ症状が出る可能性があります。
使用前には必ずパッチテストを行い、自分の体に合うか確認することが大切です。
まとめ
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カラーバターはジアミンを含まないため、ジアミンアレルギーの方でも選択肢の一つになり得る
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カラートリートメントとの違いはほとんどなく、同じカテゴリーと考えてよい
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黒髪を明るくはできないため、ブリーチやライトナーと組み合わせる必要がある
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塩基性染料でもアレルギーを起こすケースがあるため、必ずパッチテストを実施する
ジアミンアレルギーがあっても、正しい知識と方法を持てば「染める楽しみ」を続けることは可能です。
不安な方はぜひ専門の美容師に相談してみてくださいね。
