毎月染めていますがヘアカラーの度にしみてしまいストレスを感じてしまいます。
何かいい対策はありますか?
前提としてヘアカラー中にしみると言うことは頭皮がSOSを出していると言うことです。
通常の場合であればしみない事が普通な状態です。
無理をして染めているとジアミンアレルギーや頭皮の機能低下につながる危険性があるのでいち早く対策をして、しみない染め方に切り替える必要があります。
特別なことはしなくともヘアカラー時にしみることなく染めていくことは十分に可能だと思っております。
この記事では私自身が実際にヘアカラー時にしみないようにするために、どのような工夫をしているのか?を解説していきます。
目次
ヘアカラーでしみるに対してできる対策の3本柱+1
私自身はヘアカラーのしみる症状への対策として3つの対策+1をご提案しております。
実際に施術時に取り入れてヘアカラーを行っておりますが、多くの方が刺激を感じずに染めることをご体感されております。
具体的な対策は次のとおりです。
- 頭皮への前処理
- 薬剤の塗り方に気をつける
- 薬剤の残留を除去する
これらに配慮することで、しみる症状の大半は解消する事ができます。
しみることについては一定のご相談をいただいており、悩まれている方が意外にも多くいらっしゃることに驚いております。
と、言いますのもヘアカラーでしみると言うことは普通ではなく異常事態です。
頭皮がSOS信号を出している状態とも言えます。
そのまま放っておくとジアミンアレルギーの発症に発展する恐れや抜け毛や白髪の増加など頭皮の機能低下につながる恐れがあります。
最悪の場合はヘアカラー剤に対して拒否反応を起こして一切のヘアカラーを行う事ができなくなる可能性もあります。
まだ染める事ができる今のうちに頭皮のSOS信号に耳を傾けて、できる対策から始めてみてください。
ヘアカラーのしみる対策:頭皮への前処理
ヘアカラーによる刺激の1番の要因は頭皮の油分が減少していることにあります。
頭皮には皮脂膜と呼ばれる脂(あぶら)が常時存在します。
この皮脂膜が多い状態であればしみにくい状態にありますが、様々な理由から徐々に減少していってしまいます。
- 乾燥
- 加齢
- 洗浄力の強いシャンプーで洗う
などなど
少なくなったままの状態で染めてしまうと しみる症状を感じてしまうリスクが高くなるので、ヘアカラー前に皮脂膜を人工的に補うための対策が頭皮への前処理です。
人の皮脂膜に近い状態のオイルをヘアカラー前の頭皮につけておくことで、カラー剤と頭皮の間に1枚の膜の壁を作る事ができます。
ダイレクトに接触をするよりも大幅にしみる症状を緩和する効果があり、負担を大きく軽減する事ができます。
もちろん皮脂膜があっても髪は染まりますので、オイルをつけて前処理をしても変わりない染まり上がりが実現されます。
ヘアカラーのしみる対策:薬剤の塗り方
薬剤の塗り方一つでも しみる症状に差が生まれます。
例えば頭皮にべったりと薬剤を塗った場合と頭皮から離して塗った状態ではべったりと塗ったほうがしみやすいと言うことはイメージされやすいと思います。
特に白髪染めの施術時にはべったりと塗られてしまう傾向にありますが、この塗り方1つでもしみる症状に対策を行う事ができます。
しっかりと染まるの?とご不安に感じられる方もいらっしゃいますが、個人的に施術をしている印象では染まります。
もしご不安な場合は白髪が多い部分や特に気になる一部分のみべったりと塗ってそれ以外は頭皮から離して塗るような対策を行うことも可能です。
ヘアカラーのしみる対策:薬剤の残留を除去する
施術後に薬剤を流してシャンプーをすればカラー剤の成分は全て落ちると思っていませんか?
これは誤った認識で、実際にはシャンプーと合わせて酵素や酸などの成分を使用しなければ薬剤の残留を除去することはできません。
施術後に髪や頭皮に残したままの状態にしてしまうと、2週間ほどは残留しダメージやかゆみなどのトラブルを引き起こします。
そうならないために重要なことはヘアカラー後の早いタイミングでしっかりと薬剤の除去を行うことです。
自宅で残留薬剤の除去ができるシャンプーとトリートメントもご用意しております。
頭皮のバリア機能を高めることでヘアカラーのしみる症状をケアできる
最後の+1の対策は美容院でできるケアとご自宅でできるケアがあります。
頭皮が持つ免疫機能や皮脂膜を適正に保つことで頭皮のバリア機能を高める事ができます。
美容院でできることとしてはヘッドスパです。
特にヘアカラー後は頭皮にストレスが大きくかかっている状態です。
頭皮に栄養を与えながらマッサージで血流を上げることでリラックス効果が高まり頭皮状態の向上に期待が持てます。
ご自宅でも頭皮用のオイルを使用したマッサージや頭皮用の化粧水を使用した保湿対策は健康維持に有効です。
また洗浄力がマイルドなシャンプー剤を選ぶことで頭皮の負担を軽減する事ができます。
【ヘアカラーでしみる方必見!】頭皮への刺激を軽減させながら染める方法を解説 まとめ
ヘアカラーでしみる症状を感じている方は非常に危険な状態です。
このまま無理をして継続いけば頭皮にとって良くない結果に発展する恐れがあるので対策を取られることをご提案いたします。
- 頭皮への前処理
- 薬剤の塗り方に気をつける
- 薬剤の残留を除去する
- バリア機能を高める
今回解説した上記の3+1の対策を取り入れることで負担を軽減する事ができ、ヘアカラー後にしみる症状を感じる事なく染めていく事が可能となります。
しみる事なく髪を染める事ができたらストレスフリーにヘアカラーを楽しむ事ができます。
長く健康的に染め続けていくためにも1回1回の染め方にこだわりを持ってみてください。