「ジアミンアレルギーでもハイライトはできるの?」
そんな疑問を抱えてこの記事にたどり着いた方へ。
結論からお伝えします。
ジアミンアレルギーの方でも、ハイライトは可能です。
ただし、条件や注意点があります。間違った理解や施術方法を選ぶと、アレルギー反応のリスクが高まり、結果的にカラーを楽しむどころではなくなってしまうことも。
本記事では、美容師目線で以下の内容をわかりやすく解説します。
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ハイライトの基本と施術工程
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なぜジアミンアレルギーでもハイライトが可能なのか
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安全なカラー選びとオンカラーの注意点
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白髪ぼかしとしての活用は本当に向いているのか
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自分にハイライトが向いているかの判断基準
最後まで読んでいただければ、「ジアミンアレルギーでも髪を明るくしたい」というあなたの希望が叶うかもしれません。
\動画でも解説をしております/
ジアミンアレルギーについて症状や原因、治療法をまとめた保存版ガイドはこちらをご覧ください。
目次
ハイライトとは?ブリーチを使って髪に立体感を出す技術
ハイライトとは、髪全体の一部を明るく染め、立体感・動き・軽さを演出するカラー技術です。
ベースの髪色よりも明るくすることで、顔色をパッと明るく見せたり、白髪を目立たなくしたりと、さまざまな効果が得られます。
また、最近では「白髪ぼかしハイライト」としても人気が高まっています。
しかし、ここで気になるのが「使用する薬剤」。
ハイライトにはブリーチ(脱色剤)を使うことが多く、ここにジアミンが含まれているのか?という点がカギになります。
【結論】ハイライトはジアミンアレルギーでも可能な理由
多くの方が不安に思う「ブリーチ=危険」というイメージ。
ですが実は、ブリーチ剤にはジアミンが含まれていません。
したがって、ブリーチ単体ではジアミンアレルギーの方も使用可能とされています。
詳しくは下記の記事でも解説していますので、あわせてご確認ください。
👉 ジアミンアレルギーの方がブリーチを選択する際のメリットとデメリット
ではなぜ注意が必要なのか?
ハイライト施術は**「ブリーチ → オンカラー(上から色をかぶせる工程)」の2段階で行うのが一般的です。
この2回目の「オンカラー」**に使用するカラー剤が問題となります。
オンカラーには何を使う?ジアミンアレルギーの方が選ぶべきカラー剤とは
ハイライト後のオンカラーでは、色味を調整するために**酸化染毛剤(=ジアミン入りカラー)**が使われることが多いですが、ジアミンアレルギーの方にはNG。
代わりに使用できるのが、以下のようなノンジアミンカラーです:
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ヘアマニキュア
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塩基性カラー
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カラートリートメント
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ノンジアミンタイプの酸化染料
ジアミンが入っていない染料でも、ブリーチ後の明るいベースに色をかぶせることは可能です。
ただし、染料の種類によっては発色や持続性、色落ちのスピードが異なるため、目的に応じた選択が重要になります。
オンカラーに使う染料によっては思うような色味が出にくいこともありますので、美容師との事前相談は必須です。
明るくした髪は戻せない?ハイライト施術のリスクと覚悟
ハイライトは一度ブリーチで明るくするため、元の髪色に戻すのは非常に困難です。
「似合わなかったら暗く戻せばいいや」という気持ちでハイライトを入れると、後悔してしまう可能性も。
特にノンジアミンカラーでは濃く暗く染める手段が限られるため、トーンダウンが難しいケースが多いです。
✅ 明るくすることは簡単。暗く戻すのは難しい。
この原則を理解した上で、ハイライトに挑戦するかどうかを考えましょう。
ハイライトで白髪ぼかしはできる?万能ではない理由と代替案
近年、「白髪ぼかしハイライト」が注目されています。
明るいハイライトを白髪とミックスすることで、白髪を目立たなくさせるという技術ですが、すべての人に合うわけではありません。
例えば:
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白髪の密度が高い方はかえって目立つ
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ハイライトと白髪のコントラストが逆に強調される
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白髪染めの頻度が減るどころか増えるケースもある
こうした理由から、ハイライト=白髪ぼかしに最適とは限らないのです。
👉 白髪ぼかしで失敗しない方法|美容師が教える自然に見える染め方とケアのコツ
こちらの記事も参考に、自分に合った白髪対策を検討しましょう。
まとめ:ハイライトは可能だが「自分に合っているか」の見極めが大切
ジアミンアレルギーの方でも、ハイライトは十分に可能です。
特にブリーチはジアミンを含まないため、安全に使用できる染料です。
しかし、問題はオンカラーやその後の色味のコントロール。
ノンジアミンカラーでの色味表現には限界があり、暗く戻すことができないという点も注意が必要です。
また、白髪ぼかし目的でハイライトを選ぶ場合も、髪質や白髪量、ライフスタイルに合わせた判断が不可欠。
「ジアミンアレルギーだからできない」ではなく、
「どんなやり方なら安全に楽しめるのか」を美容師と一緒に探すことが大切です。
✅ 関連リンクまとめ
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