こんにちは 頭皮に優しい白髪染めを提案しております Safe Beauです。
『ヘナ』ってとても魅力的な白髪染めだと思うんです。
頭皮にも負担をかけずに染められるし、髪も痛めないし、手触りはよくなります。
色や明るさに制限はあるものの、今のお客様のニーズにとてもマッチした毛染め剤だと思っています。
そんな魅力的なヘナですが、ここ最近立て続けに染めた後に痛んだ・手触りが悪くなった・きしんだなどの相談を頂きました。
原因がわかると改善するのはとっても簡単です。
ヘナの仕組みや特徴を理解してヘナ染めの際に活かしていきましょう。
目次
ヘナ染め後に起こる手触りの悪化やきしみはダメージによるものなのか?
まず、大前提としてヘナは髪や頭皮を痛めることはありません。
一般的に使用されるヘアカラー剤には明るくする際にダメージは発生しますが、ヘナには明るくする成分も化学的な染料も使用されておりません。
そのため、ヘナ染めを行ったからと言ってダメージが起こる心配はありません。
ヘナ染め後に起こる手触りの悪化やきしみの正体
ヘナには油分を吸着するという性質が備わっております。
この性質により白髪を染めながらも
・頭皮の汚れ落とし効果(クレイパック)
・髪の不要な油分を落としてくれる効果(すっぴん髪)
これらの嬉しい効果を得られると喜ばれています。
ただ、この際に一手間を加えないと手触りの悪化やきしみが強く出てしまう恐れがあります。
ヘナは髪の油分を落としてしまう
通常髪の表面には体から分泌される皮脂とトリートメントをはじめとするヘアケア剤による油が付いている状態です。
この皮脂と油分がバランスよく付いていると綺麗な艶や気持ちのいい指触りを感じることができます。
この状態の時にヘナ染めを行うと皮脂も油分もどちらも取り去ってしまいます。
そのまま仕上げてしまうと髪の表面がお肌で言うところのすっぴん状態のため、ヘナ染め前よりダメージしたかも?と感じてしまう原因です。
ヘナ染めによるすっぴん状態は悪いことなの?
ここまでの解説だとヘナによりバランスの良かった髪の油分を取り去ってしまうために、マイナスの効果なのでは?と疑問を持たれる方もいると思います。
結論から言うとヘナ染めによる油分の除去はとてもいい反応です。
髪の表面に付いている油分は定期的にリセットして新しく乗せなおす必要があります。
理想的に考えれば必要量だけの油分を乗せてシャンプーでリセットすると言うサイクルを毎日繰り返すことです。
しかし、近年のヘアケアブームにより過度に油分を補うことを推奨している商品がとても多く見受けられます。
ご来店されるお客様を見ていても髪の毛が油分で“重く”なっている方が圧倒的多数です。
日数が経ち劣化した油分に新鮮な油分を重ねることで、髪のダメージにもつながってしまいます。
そこで、ヘナを活用してリセットするタイミングを作ると言うのはいい習慣だと捉えております。
皆さんも1ヶ月落ちないファンデーションを肌に塗っているとしたらゾッとしますよね・・・。
ヘアケアに関するお話は長くなるので、ご来店の際にでもお尋ねください。
ヘナ染めの後に行う絶対にやっておきたい一手間
先に結論からお伝えすると『油分を補う』ことです。
ヘナの特性により油分がなくなることで手触りの悪さやきしみが生まれるので、染めた後に油分を補えば解決することはできます。
ただこの一手間をやっていない美容室がとても多く感じます。
それにより今回のようにヘナ染めをしたら痛んでしまったと疑問を抱く方が出てきてしまいます。
ヘナの特性を理解した上で正しい使い方をしていればそのようなトラブルが起こることはありません。
ヘナ染めの後はトリートメントでのケアが必須
油分を補うことができるのがトリートメントです。
僕のお店ではヘナ染めとトリートメントはセットで組み込まれています。
イメージで言えばヘナ染めの後にすっぴんの状態になっている髪に化粧水・乳液・美容液をプラスするイメージです。
すごく乗りがよくて普通よりもツヤツヤに仕上がります。
自宅で行う際はヘアマスクなどの1週間に1度の集中ケアのようなものを使用してあげることで代用は可能です。
参考にして見てください。
まとめ
- ヘナ染めで髪が痛むことはない
- ヘナ染めを行うと髪の油分がなくなり、すっぴんの状態になる
- ヘナ染め後は髪の油分を補うことで手触りの悪化やきしみ感を防ぐことができる
今回の記事で強調してお伝えしたいことはヘナでは髪は痛まないと言うことです。
もしダメージを感じている方はヘナの使用の仕方や特性の認識に誤りがある可能性があります。
正しく理解して使用すれば、これほど良い毛染め剤はないと思います。
ぜひ1度ヘナ染めを体感されて見てください。
今回の記事で言うヘナは100%ヘナのことをさすと認識してください。ケミカルヘナや塩基性・HC染料を含むヘナに関しては状況が大きく異なることがありますのでご注意ください。