こんにちは。
埼玉県さいたま市にてジアミンアレルギーの方へのヘアカラーを専門に施術をしている美容室『Safe Beau』です。
この記事ではノンジアミンカラーで白髪を染めながら髪質改善を1年間かけて行ってきた結果をご紹介していきます。
近年は自宅で染めることができるようになり、また低価格で白髪を染めることができるお店も増えてきました。
しかしながらクオリティーを下げて白髪を染めていった結果がジアミンアレルギーをはじめ様々な頭皮トラブルの引き金となっていることも否めません。
美容室でできることは髪はもちろん、頭皮にも負担をかけずに白髪を染めること。
またジアミンアレルギーに悩む方を安全に染めることだと思っています。
今回の実例では1年間かけてノンジアミンカラーとダメージが発生しないノーリスクな髪質改善を掛け合わせた結果をご紹介していきます。
目次
結果:ノンジアミンカラーで白髪を染めながら髪質改善を1年間かけて行ってきた
このような感じに綺麗に仕上がりました。
髪が綺麗になるだけで周りからの評価も高くなり、自分でも髪だけには自信があるわ!とご謙遜しておっしゃられています。
Before
ここまでいい状態を積み重ねていくとご来店時から既に綺麗な状態です。
毛先の乱れも見られないので今回はこの状態を維持するように髪質改善でメンテナンスをしていきます。
もともとアトピーで肌が敏感な上にジアミンアレルギーも発症されていらっしゃるので、ノンジアミンカラーでできる限り刺激を抑えてお染めしていきます。
After
アイロンもブローもせずに手で乾かしただけの状態です。
毛先まで内部が詰まった状態なので程よい弾力もあり艶感を維持することができています。
根元の白髪はノンジアミンカラーでしっかりと染めていきました。
『髪を染めると痛む、年齢を重ねると髪に元気がなくなる』
また最近では市販のノンジアミンカラーで無理に染めてしまい大きなダメージを患うケースもありますが、美容院ではノンジアミンカラーであってもダメージを最小限に染めることができます。
ノンジアミンカラー+髪質改善を始めてから起こったメリット
ご来店時のお客様の施術履歴は次の通りでした。
- 年に2〜3回の縮毛矯正
- アルカリカラーによる月に1度のヘアカラー
- 美容室で一般的に行うトリートメント
これらを長い期間繰り返した結果が初回ご来店時の髪の状態を作り上げています。
ご来店時のお客様の要望としてはダメージを少なく、肌に優しい白髪染めをしたいというものでした。
そこから現在のノンジアミンカラー+毛先の髪質改善に切り替えた結果が次の通りです。
- 年に1回の全体縮毛矯正のみ
- アルカリカラーを低アルカリノンジアミンカラーに切り替え
- トリートメントを廃止
その結果が今回の仕上がりを作っています。
一回あたりのコストは上がっているものの、縮毛矯正の手間とコストを半分以下に抑えて効果を感じられないトリートメントにお金を払うこともなくなりました。
また髪質も向上し、今では周りの方から褒められるほどです。
ノンジアミンカラー=安全ではないということ
今回のように肌が弱い方はノンジアミンカラーを選択する傾向にありますが、必ずしもノンジアミンカラーが安全ではないということを忘れないでください。
今回使用したノンジアミンカラーには過酸化水素水やアルカリ剤など明るく染めるために必要な刺激性の高い成分を使用しております。
敏感な人はこれらの成分で痒みや痛みを感じることもあります。
私自身のファーストチョイスは『ヘナを使用しての白髪染め』でしたが、お客様のご希望で明るさは維持したいという要望があり断念しました。
そこで過酸化水素水とアルカリ剤の濃度を最小限に抑えた低アルカリノンジアミンカラーでお染めしております。
染め始めてからしばらく経ちますが今のところは目立ったトラブルは見られておりません。
ノンジアミンカラーで白髪を染めながら髪と頭皮を労わる
ノンジアミンカラーは使い方によってはとても優秀なヘアカラー剤です。
髪や頭皮への負担が少なく、ジアミンによる悪影響も最小限に抑えることができます。
その反面で市販のノンジアミンカラーを使用して髪の毛がボロボロになったケースや頭皮を痛めてしまったというトラブルもあるので自己判断での使用は控えた方がいいいと思います。
適材適所でうまく取り入れることで今回の実例のようにいい状態を維持することもできるので、仕上がりや髪のダメージが思うようにコントロールできない場合は1度ご相談ください。