ジアミンアレルギーを発症した後からノンジアミンカラーに切り替えて髪を染めてきました。
ただ、ノンジアミンカラーで染めるようになってから髪がとても傷んだように感じます。
ノンジアミンカラーは髪へのダメージが大きいのでしょうか?
基本的にはノンジアミンカラーも通常のカラーもダメージは同じようなものです。
大きな差はないと思います。
例えばカラー以外の施術を取り入れたり染め方を変えていたり、ホームケアの変化があったりなどを見直してみましょう。
ヘアカラーであればブリーチを使用したハイトーンカラーやハイライトなどを行えばダメージがかかることは考えられます。
ただノンジアミンカラーが極端に負担がかかるとは思えません。
私の見解ではジアミンを使用したカラーリングに比べてダメージは少ないとさえ思っております。
まずは原因の追及を行い、それに対しての改善を行うことが効果的だと思います。
目次
【ノンジアミンカラーで髪の毛が傷んだ?】まずは状態の確認
早速、ご来店時の状態の確認です。
お客様の施術履歴をまとめると以下の通りです。
- 1ヶ月ペースで全体カラー
- 半年ペースで縮毛矯正をかけている
- 毎日コテかアイロンで巻いている
通常のカラーで染めていたときはカラーは1ヶ月に1回のリタッチ、3ヶ月〜半年に1回全体を染めていました。
ノンジアミンカラーに切り替えてからは色持ちが悪いからと1ヶ月に1回、毎回全体カラーを行っていました。
上記のことから原因はカラーの頻度にあると考えました。
【ノンジアミンカラーで髪の毛が傷んだ?】カラーの頻度はダメージに直結する
カラーの頻度以外にも時期的なものやホームケアにも原因がある可能性もあります。
ただ、お話を聞いていく中で改善するべき点はカラーの頻度にあると考えました。
最近では【傷まないカラー】や【ダメージが修復するトリートメント】といったメニューが増えてきております。
ただ大前提をお伝えさせていただきますとカラーを行なって痛まないということはありませんし、1度ダメージを受けた髪がもとに戻ることはありません。
だからこそ1回1回のヘアカラーをどのように行うか?重要となります。
ノンジアミンカラーでも基本はリタッチカラー
ヘアマニキュアやカラートリートメントを除けばノンジアミンカラーであっても色持ちを持続させることはできます。
またノンジアミンカラーであっても毎回毛先まで染めていれば髪には大きな負担となります。
例えば今回のお客様もご来店時の状態を見て毛先の色は持続しているように見えました。
お客様自身も気になるのは根本の伸びてきた黒髪の部分ということでした。
このような状態であればリタッチカラーがベストな選択だと思います。
髪質改善はダメージを受けた髪を補修するものではない
SafeBeauでも髪質改善を行いますが、髪質改善の本質はダメージを受けた髪の毛を補修するものではありません。
リタッチカラーの時はダメージを受けにくい強い髪を作ることが目的であり
フルカラーの時はカラーのダメージを少しでも減らして薬剤の残留を防ぐことが目的です。
カラーをして痛んだ→髪質改善で補修
と考えられがちですが
痛みにくい健康な髪を作りながらダメージを少しでも減らす
ことが髪質改善の目的です。
今回はリタッチカラーなので毛先には無駄な負担をかけずにダメージの節約と、次回以降のフルカラー時のダメージを減らせるように髪の強度を高めていきます。
\\SafeBeauのノンジアミンカラー//
【ノンジアミンカラーで髪が痛んだ?】仕上がりの状態を確認
改めまして今回はリタッチカラーと毛先の髪質改善を行いました。
縮毛矯正や日々の熱の負担もあり固くタンパク変性を起こしていらっしゃったので、優しく硬さをとりながら髪の内側と表面の強度を高めるように補修をしていきました。
今回はリタッチカラーのみですが綺麗な色合いを保つことができていると思います。
個人的には1ヶ月に1度のリタッチカラーを基本とし、4〜6ヶ月のペースでフルカラーの周期をお薦めさせていただきました。
縮毛矯正の兼ね合いもあるので、できるだけヘアカラーのダメージは抑えていけることが理想的です。
またリタッチカラーと髪質改善を積み重ねていくことで半年後には髪の状態が生まれ変わってくれると思います。
ノンジアミンカラーを始めてから髪がとても痛みました。その理由とは まとめ
ノンジアミンカラーは極端に髪に負担をかけるものでもなければ、髪に優しいものでもありません。
基本的には通常のヘアカラーと同じようなダメージを発生させます。
正しく理解をして付き合っていけば特別に髪が痛むことはありません。
しかし、誤った知識や施術を重ねていけばノンジアミンカラーであっても大きく髪を痛めてしまう原因にもなりかねません。
ジアミンアレルギーの発症をきっかけに、髪のことも頭皮のことも見直して良い方向に改善していくことができると良いですね。
ジアミンアレルギーになり、染められなくなってしまった方や
ノンジアミンカラー で染めているけれど思い通りにならないと
お悩みの方は是非1度ご相談ください。