ヘアカラーに含まれるジアミンによって発症すると言われているのがジアミンアレルギーです。ジアミンアレルギーは普段ヘアカラーを行なっている方なら誰でも例外はなく発症する可能性があります。
発症をしている状態で再度ジアミンに触れてしまうと痒みやかぶれなどの症状を引き起こしてしまうので注意が必要です。もしヘアカラー後に違和感を感じた経験のある方は1度検査などを受けてアレルギーの有無を確認することをお勧めします。
そうはいってもジアミンアレルギーの検査のやり方なんてわかりませんよね。そこでこの記事ではジアミンアレルギーの発症の有無を調べる方法をまとめました。
気になる方はぜひ参考にしてみてください。
目次
【パッチテスト】ジアミンアレルギーの検査方法
ジアミンアレルギーを発症しているのかどうかを見極める検査方法は1つしかありません。
それは『パッチテスト』と呼ばれる方法です。パッチテストとはヘアカラー剤を直接またはジアミンの成分を皮膚に直接つけて反応があるかないかを見極めるための検査方法です。
ジアミンアレルギーの反応が起こるまでの期間は48時間と言われています。この期間を観察期間として反応の有無を確認していきます。
【パッチテスト】ジアミンアレルギーの検査ができる場所
ジアミンアレルギーの検査は以下の2カ所で行うことができます。
- 病院
- 美容院
どちらでもパッチテストを行うことはできますが、やり方は様々で異なります。詳しく解説をしていきます。
病院
基本的にパッチテストが受けられる病院は『皮膚科』か『アレルギー科』になります。またパッチテスト自体を行わない病院もあるので事前に確認をしてから受診をしましょう。
病院では専用のキッドを使用するケースとヘアカラーを直接つけるケースがあります。費用は5000円〜7000円前後が一般的のようです。
専用キッドを使用する場合
専用のキッドを使用する場合は背中にジアミンの成分を含ませたものを貼り付けて48時間放置します。この期間はお風呂で洗うことができません。
48時間が経過後に病院へと再度受診し反応を見てもらいます。
ヘアカラー剤を直接塗布する場合
ヘアカラー剤を直接つける場合は腕の内側に塗布して同様に48時間放置します。同様に洗い流すことはできずに再度受診してジアミンアレルギーの有無を確認します。
ヘアカラーを直接つける場合は個人でヘアカラー剤を持ち込む必要があります。
美容院
専用のキッドは医療機関で取り扱うことができるアイテムなので基本的に美容院での取り扱いはヘアカラー剤を直接塗布して行うパッチテストのみとなります。
費用は無料〜3000円以内が一般的です。腕の内側に直接カラー剤を塗布して反応の有無を見ていきます。
【パッチテスト】専用キッドと直接塗布はどちらがジアミンアレルギーの検査には適している?
どちらもジアミンアレルギーの有無ははっきりと判断することができます。
専用キッドの場合はあくまでもジアミンアレルギーの反応のみを見るものになります。その他にも数十種類のアレルギー検査が含まれているので同時に行うことができます。
直接塗布の場合はジアミン以外にも過酸化水素水やアルカリによる刺激の有無まで調べることができます。より何が原因で刺激が起こっているのかを把握することができると言えます。
より正確に反応を見るためには直接塗布がおすすめです。
選べるのであれば希望を伝えるようにしましょう。
【パッチテスト】ジアミンアレルギーの検査診断が出た後は染めることはできない?
ジアミンアレルギーの反応が確認されたらヘアカラーを行うことは2度とできません。無理に行うと重症化していくので気をつけましょう。
でも落胆する必要はありません。ジアミンアレルギーを発症してしまった方向けにジアミンを使用していないノンジアミンカラーという専用のヘアカラー剤があります。
今後もノンジアミンカラーに移行していく場合に限りジアミンアレルギーに悩む方でもヘアカラーを楽しむことができます。
\\ジアミンアレルギーでも染められる//
【検査結果でジアミンアレルギーと診断】ノンジアミンカラー ではどんな仕上がりになる?
ケース:1 ノンジアミンカラーを使用して白髪を黒に近い色で染めた実例です。
ノンジアミンカラーでも通常のカラーと同様に白髪染めを行うことは可能です。
ケース:2 ノンジアミンカラーで明るく白髪染めを行った実例です。
脱色の工程と白髪染めの工程を2プロセスに分けることで綺麗な染まり上がりを実現しました。
ケース:3 ノンジアミンカラーでおしゃれ染めを行った実例です。
クリアな寒色系の色を目指してアプローチを行いました。
このようにノンジアミンカラーであっても通常のカラーに近い仕上がりを実現することは十分に可能です。
染めることを諦める必要はありません。
ご自身の現状でどんなものを使う事ができて、どんなものは使う事ができないのかを分析し 最適なノンジアミンカラーを選ぶことでイメージに近い仕上がりを作る事ができます。
【パッチテスト】ジアミンアレルギーの検査方法まとめ
ジアミンアレルギーの検査方法や実施できる場所などが確認いただけたと思います。まずは発症の有無を理解することが今後の方向性を決める上でも重要になるので怖がらずに確認をしてきましょう。
最後にジアミンアレルギーの検査方法についておさらいをしていきましょう。
- ジアミンアレルギーの検査は専用キッドか直接ヘアカラーを塗布するパッチテストで行うことができる
- 病院と美容院で行うことができるが実施していないこともあるので事前に確認は必要
- 費用は病院では5000円〜7000円、美容院では無料〜3000円が相場
万が一ジアミンアレルギーであることが確認できても染める方法は残されているので今後はどのようにヘアカラーと向き合っていくのかを考えて見てください。
ジアミンアレルギーの方でも使用することができる2種類のノンジアミンカラーを取り扱っております。
ジアミンアレルギーになり、染められなくなってしまった方や
ノンジアミンカラー で染めているけれど思い通りにならないと
お悩みの方は是非1度ご相談ください。