- 季節によって髪が抜けやすくなることはありますか?
- 時期によって抜け毛対策は変えるべきでしょうか?
- 抜け毛を減らすためにえ切ることを知りたいです。
結論から言えば抜け毛は季節によって左右されることがあります。ただし特定の時期に限らず1年中そのリスクはあります。
抜け毛には日常的な抜け毛と季節性のものと2つに分かれます。
何気なく生活をしている中でも50〜100本程度は抜けていると言われております。
普段の抜け毛に加えて季節性の影響が起こることで一時的に抜け毛の量が増えたように見えることで特定の時期になると抜け毛が増えたと感じるようです。
実際に気にしてみていると日常の中でも髪の毛が抜けていることを実感できるはずです。
この記事では季節ごとにどのような原因で髪が抜けるのか?それに対する改善方法を解説していきます。
目次
季節に関係なく髪のサイクルで抜け毛は一年中起こるもの
普段過ごしている中でも髪の毛は1日に50〜100本ほどが抜けていると言われております。
この数字に驚かれる方も少なくはありませんが成長から抜けるまでのヘアサイクルの期間で考えると問題はない範囲です。この程度の抜け毛は自然な脱毛なので問題ありません。
これ以上に多い場合は何らかのことが原因で抜けすぎている場合もあるので注意が必要です。
一般的に1回の入浴で排水溝が詰まるくらい抜けている場合が目安となります。
ただし抜け毛にはヘアサイクル以外にも季節性の要因が考えられるので短期間だけの判断ではなく数ヶ月の範囲で観察が必要です。
基本的な抜け毛への対策
- シャンプーの見直し
- 頭皮の抗酸化ケア
- 頭皮の保湿
上から優先順位が高い順に並んでいます。
シャンプーは毎日行うものなので優先度が高くまず取り組むべきケアです。基本的には負担の少ないアミノ酸系を選ぶべきですが肌や髪質によっても異なるので気になる方は相談をしてください。
また頭皮の抗酸化ケアはアンチエイジングケアの役割を果たします。天然のオイルを使用して頭皮のマッサージをすることで保湿、保油、クレンジングと様々な効果を得ることができます。
そして最後に頭皮の化粧水で保湿をすることです。お顔同様に頭皮も皮膚の一部です。そのままにすると乾燥が進んでしまいバリア機能が低下してしまいます。
乾燥しがちなお風呂上がりにしっかりと保水するようにしましょう。
美容院で定期的にヘッドスパを取り入れることも効果的です!
もちろん全て取り入れることがベストですが続けられなくては意味がありません。
まずはできる範囲で1つずつ取り入れて継続をしていきましょう。
春夏秋冬の季節にまつわる抜け毛
日常的に起こる抜け毛に対して季節ごとに起こる抜け毛のことを季節性の抜け毛と言います。
季節性の抜け毛には大きく分けて2つの原因があります。
- 肌トラブル
- 季節に適応するため
各季節の環境の変化により肌に負担がかかることで抜け毛の原因を引き起こすことが考えられています。
これらは原因に合わせた改善方法や対策を各季節に合わせて行なう必要があります。
人の動物的本能が働いて暑さや寒さに応じて髪の毛を変化させることで準備をしていきます。
その準備の一環で髪の毛をわざと抜けるように体は反応をします。季節の変わり目に一時的に抜け毛を実感することがあるのはこの影響が大きいと考えられます。
春に起こりやすい抜け毛と対策
春に抜け毛が起こりやすくなる原因は次の通りです。
- 冬毛が生え変わるタイミング
- 花粉により肌が敏感になる
寒い時期が徐々に暖かくなると髪にも変化が起こります。
髪の役割の1つに体温調整をするものがあるので暖かくなるとその機能は弱まります。
その影響で一時的に抜け毛は増えると考えられます。
また花粉も抜け毛の原因となります。花粉といえば目や鼻の粘膜に影響を与えることは認知されていますが、実は皮膚にも影響を与えています。
頭皮も同じ皮膚なのでかゆみや炎症を引き起こし抜け毛を発生させる可能性は十分に考えられます。
春に抜け毛を実感している方々の意見
髪がよく抜ける。
ほら、春って毛の生え替わりの時期だから…orz— nalu (@nalusn2) April 5, 2012
冬から春に季節が移行すると髪の役割にも変化が起こります。
https://twitter.com/tishanuko/status/310719512330784770?s=20
花粉症を実感している方の場合は頭皮にも影響を与えます。
春の抜け毛対策
髪の生え代わりに対しては特別な対処は必要ありません。通年を通してのケアを継続しましょう。
花粉症に対しては入浴前のブラッシングとお出かけ前のスタイリングに気をつけましょう。
髪についた花粉はお湯に触れると非常に落ちにくくなる性質があります。そのため入浴前の乾いた状態でブラッシングをしないと髪の毛から花粉は落ちません。
また花粉がつかないように対策することも重要です。
ダウンスタイルよりはまとめ髪、ワックスなどのセット剤はなるべく控えて、可能であれば帽子をかぶるなどなるべく空気に触れにくい状態を作る意識をしてみてください。
髪にも使える花粉ブロックスプレーなども効果的です。
夏に起こりやすい抜け毛と対策
夏に抜け毛が起こりやすくなる原因は次の通りです。
- 紫外線
- 体の冷え
- 汗による汚れ
- シャワーの塩素
体の外側からの刺激が増え、体の内側の機能が低下しやすいことから頭皮にとって負担のかかりやすい時期でもあります。
特に紫外線は肌同様に頭皮の機能低下を引き起こし、抜け毛や薄毛の原因となります。
このような状態の場合は回復させるために体の内側からたくさんの栄養を送ることで改善されますが、夏は疲れやすく体の機能自体も低下してしまいます。
そのため十分に頭皮へと栄養が行き渡りにくくなってしまうことが夏の抜け毛の大きな要因となります。
夏に抜け毛を実感している方々の意見
https://twitter.com/umiko_mitsu/status/1165204354699128832?s=20
夏は体が疲れやすく機能が衰えている状態です。
最近やたら髪抜ける_(:3」∠)_
床が私の髪だらけじゃ。換毛期?
夏毛抜ける?
猫なの?(´・ω・`)— 林めぐみ (@megumeimusic) August 30, 2018
疲れ、栄養不足、秋への準備など夏終わりの抜け毛の原因は様々です。
夏の抜け毛対策
夏の抜け毛対策はいかに体を冷やしすぎないか、また栄養をしっかりと確保することができているかがポイントになります。
冷たい飲み物を取り入れがちですが、夜の時間帯や朝の時間帯などの気温が比較的落ち着いている時間帯は常温の飲み物を取り入れて体を冷やしすぎないようにしましょう。
冷房で手先、足先などが冷えすぎると血流が悪くなり体の循環が悪くなります。日中の暑い時間帯を外しては冷えすぎには注意して過ごすようにしましょう。
また夏時期は疲れを感じやすく栄養不足になりやすい時期です。水分ばかりにならずにバランスのとれた食事を心がけましょう。
栄養の不足しがちな夏時期はサプリメントの取り入れも有効です。
他にも紫外線や塩素、汗の汚れなど頭皮自体への負担も大きくかかる時期です。
頭皮のオイルケアを意識的に行うことで抗酸化、抗炎症、クレンジングとトラブルを回避することができます。
秋に起こりやすい抜け毛と対策
夏に抜け毛が起こりやすくなる原因は次の通りです。
- 夏のダメージを引きずっている
- 気温の変化
- 日照時間の変化
- 寒い時期に向けた準備
秋は気温、日照時間など著しく環境が変わる時期でもあります。
環境が変わることで自律神経が乱れ女性ホルモンのバランスバランスが崩れやすくなり抜け毛を引き起こします。
また前半は夏のダメージが回復しきらずに体の状態は不安定となり、頭皮も十分に機能しきりません。
気温が下がることで徐々に寒い時期に向けた髪の準備をするため夏毛から冬毛への生え変わりも引き起こると言われております。
秋に抜け毛を実感している方々の意見
最近すっげえ髪が抜ける…ハゲてる?秋だからだよね
— カホ (@kakapoppip) September 25, 2013
秋は頭皮にとって1年で最も過酷な時期です。負担が大きく現れているものだと思われます。
秋ってなんでこんな髪が抜けるの。羅生門にでも呪われてるの。
— しらかわヨミ (@4rakawa) October 6, 2013
夏の疲れによる後遺症と冬に向けての準備をしている状態です。
秋の抜け毛対策
秋の抜け毛対策は自律神経を整えることを意識しましょう。リラックスをして体を休めることが重要です。
読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋という言葉が表しているようにゆっくりと過ごす時間、旬なものを取り入れる食生活、適度な運動を取り入れることで体は徐々に回復していきます。
また負担が大きい頭皮も労ってあげましょう。ヘットスパやちょっといいヘアケアなど頭皮に対してプラスのヘアケアも有効です。
冬に起こりやすい抜け毛と対策
冬に抜け毛が起こりやすくなる原因は次の通りです。
- 冷えによる血流の低下
- 乾燥による頭皮機能の低下
冬の抜け毛は乾燥と血行不良によるものの影響が大きくあります。
乾燥して頭皮の水分量が低下することでバリア機能が正常に働かなくなります。するとヘアカラーや紫外線、ホコリなどが頭皮に負担をかけてしまいます。
本来であればターンオーバー(頭皮の新陳代謝)ですぐに負担を減らすことができますが、バリア機能が低下しているとターンオーバーの周期も長くなり負担が目に見えて現れるようになります。
また冷えて血流が悪くなることは抜け毛の大きな要因となります。
頭皮への栄養は全て血液によって運ばれていきます。血流が落ちるということは栄養が行き渡りにくくなるということです。
細くなったり消滅した血管を戻すことは難しいのでできる限り血流が低下しないように維持することが重要です。
冬に抜け毛を実感している方々の意見
ごっそり髪が抜ける。
冬だからなのか…シャンプーする度、大丈夫か?と気になるが、小さいときからスゴく髪が多いので、薄くはならない。
でも前髪の分け目から短い毛がピンピン出てるのが、セツナイ。
— かぼちゃ (@Dote3pampkin) November 22, 2019
寒い時期でも抜け毛は引き起こります。特に前髪部分の抜け毛は今ではなく将来の薄毛に影響するので注意が必要です。(血管が細くなりやすい)
最近髪がよく抜ける(´・ω・`)
冬は抜け毛がたくさん出るんだよね…— こーなこ (@Hina82100) December 29, 2016
冬の頭皮ケアは冷やさない、乾燥させないことが重要です。
冬の抜け毛対策
冬時期の抜け毛対策で重要なことは2つです。
- 頭皮・体を冷やさないこと
- 頭皮を乾燥させないこと
外出する際には防止などで防寒をするようにしましょう。また頭皮だけでなく体全体も暖かく保つことは重要です。
入浴をすることや厚着をすること、体を温める根菜などを食事に取り入れることも効果的です。
また頭皮の乾燥対策も健康な髪を維持する上で非常に重要です。
頭皮を保湿、保油するためのオイルケア、頭皮を保湿するための化粧水を日々のケアに取り入れて対策を試みましょう。
冬時期はシャンプー自体も保湿力の高いものに入れ替えてみてもいいかもしれません。
【春夏秋冬の季節にまつわる抜け毛】気をつけるべきこと、改善する方法 まとめ
- 抜け毛には通常のものと季節性のものがある
- 基本の頭皮ケアは変わらないが季節に応じて対策を変えていく必要がある
- 季節性の抜け毛は時期が過ぎると改善されるが、長期的に繰り返すことで薄毛などにつながるので油断は大敵
抜け毛は1日に50〜100本ほどは抜けると言われていますが,、そこに季節性の要素が加わることで200本前後まで増えることもあります。
季節性の抜け毛が薄毛に発展したり悪影響を与えることはありませんが、負担が蓄積していくと大きなトラブルのきっかけになることは十分に考えられます。
抜け毛が気になり始めたら頭皮のことも気にかけてあげるようにしましょう。