「長年ヘアカラーをしてきたけど、最近急にかぶれるようになった…」
このようなお悩みを抱えてご来店される方が増えています。中でもよくあるのが、
- 額や耳まわりが染めた翌日に赤くなる
- 頭皮がかゆくなって湿疹が出る
- カラーのたびにピリピリした刺激を感じるようになった
といった“初めてのアレルギー反応”です。
この現象の多くは、「感作型アレルギー」が関係しています。
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目次
感作とは?なぜ今まで大丈夫だったのに反応が出るのか
感作とは、アレルゲン(アレルギーの原因物質)に繰り返しさらされることで、体が過敏に反応するようになる状態のことです。
ジアミン系染料(例:パラフェニレンジアミン=PPD)などは、長期間使用することで徐々に体内に蓄積され、アレルギー感受性が高まっていきます。
感作の進行例
- 初回〜数年間:何の異常もなく使用できる
- 数年後:軽いかゆみや赤みが出る(この時点で感作が進行中)
- 数回後:ある日突然、強いかぶれや湿疹が出現
つまり、「以前は大丈夫だったのに、突然ダメになった」ように見えても、体の中では長年の蓄積が起きていたのです。
このため、1回でもかぶれが出た場合は「次回も同じ反応が起きる」と考えるべきであり、場合によってはより重篤な症状につながることもあります。
アレルギー症状の重症化リスク
感作された状態でジアミン入りのカラーを繰り返すと、以下のような重篤な症状を引き起こす可能性があります。
- 顔や首にまで赤みが広がる
- 目の周囲が腫れる
- 呼吸が苦しくなる
- 病院で点滴や薬物治療が必要になる
これは「アナフィラキシーショック」と呼ばれる状態に近く、命に関わるリスクすらあります。
SafeBeauでの予防策と提案
当サロンでは、こうしたアレルギーリスクを避けるため、次のような対策を徹底しています。
1. パッチテストの徹底
初めての方や敏感肌の方には必ず事前パッチテストをご提案。
2. ノンジアミンカラーのご提案
ジアミン無配合の低刺激カラーを中心にご用意。
3. ゼロテク施術(頭皮につけない塗布)
薬剤が地肌に触れないよう、ゼロテク技術で安全に塗布。
4. アフターケアのアドバイス
退色を防ぐシャンプーやトリートメント、頭皮保護ケアをご案内。
今は症状が出ていなくても油断は禁物
「今回はかぶれなかったから、まだ大丈夫かも…」
そう思って繰り返してしまうことで、アレルギーはより深刻化します。
症状がない=安全 ではなく、無症状でも感作は進行している可能性があるのです。
早めに予防へ切り替えることが、将来の選択肢を守ることにつながります。
まとめ|安心してカラーを楽しむために
ヘアカラーによるアレルギーは、突然現れるものではありません。
長年の刺激の蓄積により、ある日限界を超えて発症します。
だからこそ、「今はまだ大丈夫」ではなく、「この先も安心して染め続けるにはどうするか?」を考えることが大切です。
SafeBeauでは、ノンジアミンカラーをはじめとする刺激を抑えた施術・商品・ケア方法をご提案しています。
ぜひお気軽にご相談ください。
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