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【注意】ヘアカラーで頭痛やめまいがする原因とは?美容師が教える対策と安全な染め方

【注意】ヘアカラーで頭痛やめまいがする原因とは?美容師が教える対策と安全な染め方

美容師
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ヘアカラー後に頭痛やめまい…それ、放っておいて大丈夫?

「カラーの後、なんだかフラフラする」
「染めてからずっと頭が重い」
「シャンプー中に気分が悪くなった」

そんな経験、ありませんか?

実はこのような症状は、ヘアカラーの副作用や環境の影響によって起こることがあるのです。
この記事では、現役美容師の視点から「ヘアカラーで頭痛やめまいが起こる原因とその対策」について徹底解説します。

動画でも解説をしております


目次

【原因①】カラー剤の揮発性成分による刺激

一般的な酸化染毛剤(いわゆるアルカリカラー)には、ジアミン系成分(PPDなど)やアンモニアといった揮発性の化学成分が含まれています。

●これらの成分が揮発するとどうなる?

  • 空気中に広がって鼻や喉から吸引される

  • 換気が不十分なサロンや自宅では、空気がこもりやすい

  • 頭痛・吐き気・倦怠感などの体調不良が起こるケースも

とくに閉め切った空間や体調不良時は、この影響を強く受けやすくなります。


【原因②】体調不良・睡眠不足・ストレスなどの“内的要因”

ヘアカラーは肌や呼吸器に刺激を与える施術です。
そのため、普段は平気でも以下のような条件が重なると症状が出ることがあります。

  • 睡眠不足の日

  • 空腹や脱水状態

  • 風邪気味、ホルモンバランスの乱れ

  • 緊張やストレスによる自律神経の不調

これらは**“アレルギーではない体調不良”**として現れることが多く、「一過性だから大丈夫」と放置してしまいがちですが、繰り返すことでリスクは高まります


【原因③】美容院での首の圧迫「美容院症候群」

実は、シャンプー台での首の角度や圧迫が、頭痛やめまいの原因になることがあります。

これを「美容院症候群(Beauty Parlour Stroke Syndrome)」と呼びます。

●起こりやすい条件

  • 長時間、首を後ろに反らせる姿勢が続いた

  • ロングヘアで髪が濡れて重くなった

  • 血管が圧迫されて脳への血流が低下した

この状態が重度になると、めまいや一時的な視界異常、最悪の場合は脳梗塞のリスクもゼロではありません。


【対策】ヘアカラーで頭痛やめまいを起こさないためにできること

これまでご紹介したように、ヘアカラーによる頭痛やめまいは薬剤の刺激・身体の状態・環境要因が重なることで起きやすくなります。

でも安心してください。
ちょっとした工夫や事前の準備で、これらの不調はかなり防ぐことができます。

ここからは、今日から実践できる具体的な対策をご紹介します。
ご自身の体調や生活環境に合わせて、できることから取り入れてみてください。

①カラー前は「体調チェック」をルーティンに

  • 風邪気味、寝不足、ストレス過多の日は施術を見送る

  • 生理前・生理中など体調が変化しやすい時期は特に注意

「なんか今日は不安だな」と感じたら、無理に染めない勇気も必要です。

②施術中はマスク+換気で揮発成分をシャットアウト

  • 不織布マスクの着用(可能なら活性炭入りマスクも◎)

  • サロンでは窓を開けたり、空気清浄機を併用

  • 自宅カラーの場合は、浴室ではなくリビングなど広い空間で行う

③首の負担を減らす設備・姿勢を選ぶ

  • フルフラット型シャンプー台のある美容室を選ぶ

  • ネックピローを導入しているサロンがおすすめ

  • シャンプー中に違和感があれば遠慮せず伝える


【それでも不安な方へ】“臭いが少ないカラー”という選択肢もある

「毎回頭痛や気分不良があって不安…」
「でも白髪が気になるから染めたい…」

そんな方には、以下のような低刺激・臭いの少ないカラー剤を選ぶのも有効です。

種類 特徴 向いている人
塩基性カラー(カラートリートメント) 揮発成分ゼロ・臭い少なめ 頭皮が敏感な方、色持ちにこだわらない方
ノンジアミンカラー PPDなどのアレルゲンを含まない アレルギーが心配な方
ヘナ・インディゴ系 植物由来・臭いも自然 自然派志向の方、頻繁に染める方

【まとめ】体調とカラー剤、両方を見直して“安心できる染め方”を

ヘアカラーは、オシャレや若々しさを保つために欠かせない存在。
しかし、体調や薬剤の影響を軽視すると、思わぬ体調不良を招くこともあります。

最後に大切なことをまとめます。

  • 揮発性成分による臭いの刺激は、体調により頭痛・めまいを起こすことがある

  • シャンプー台での首の圧迫も意外な落とし穴

  • 一度不調を感じたら「無理して染めない」「低刺激カラーに切り替える」のがベスト

症状が続く場合は、自己判断せず医療機関の受診をおすすめします。


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