- 若い時からヘアカラーを続けてきたけれど最近髪が薄くなってきた気がする
- 薄毛や抜け毛はどのように進行していきますか?
- 改善することはあるの?
このようなお悩みのお持ちの方に向けて記事を作成しました。
まず結論から言えばへカラーが原因で薄毛や抜け毛が発生することは十分にあります。むしろ半分くらいの女性の薄毛はヘアカラーによるものだと考えます。
ヘアカラーを繰り返すことで頭皮は老化し、機能が低下していきます。
今、この段階で気づけているのであれば回復する方法があるかもしれません。末期状態になる前に早めの対策を講じていきましょう。
目次
ヘアカラーが原因で薄毛や抜け毛は引き起こるの?
ヘアカラーが原因で薄毛や抜け毛などのヘアトラブルが起こることはすでに確認がされています。
実際に数十年間ヘアカラーを繰り返した方の多くは抜け毛や薄毛の症状に悩んでいます。特に白髪染めに移行し染める頻度が高くなったあたりから症状は悪化していきます。
反対に髪を染めていない方や若いうちにヘアカラーをやめてグレイヘアに移行されている方は髪が若々しく保たれていることがほとんどです。
薄毛や抜け毛の症状は『年齢を重ねることによる老化現象』と判断されがちですが、実は『ヘアカラーによる頭皮の老化現象』であることが大きな要因である場合が多いです。
ヘアカラーとの付き合い方を間違えると年齢を重ねた時には薄毛や抜け毛だけでなくジアミンアレルギーの発症や頭皮の慢性的な肌荒れなどの症状も引き起こします。
ヘアカラーによる薄毛や抜け毛はどのように進行していく?
ヘアカラーにより薄毛や抜け毛などがどのように進行していくのか?実は具体的な事例はありません。
そこで私が悩みを持たれているお客様と接することで個人的に感じている進行の順序を解説していきます。
- ヘアカラー後にフケやかゆみの症状が見られる
- 髪密度の低下により髪質が悪くなる(手触りのザラつき)
- 髪のボリュームやハリコシの低下を感じる
- 前髪やフェイスラインの髪が細くなり伸びなくなる
- 肌が荒れ始める
詳しく解説をしていきます。
ヘアカラー後にフケやかゆみの症状が見られる
ヘアカラーが終わった後に『今までは何も感じなかったのに最近はフケが出ていたりかゆみを感じるようになってきた』というのは頭皮のSOSのサインです。
長い期間続けてきたヘアカラーにより髪と同様に頭皮にもダメージは蓄積していきます。
ヘアカラーの回数が増えて受けるダメージが多くなれば必然的にこのような現象が引き起こります。
髪密度の低下により髪質が悪くなる(手触りのザラつき)
ヘアカラーを繰り返すことで髪の密度が低下し徐々に細くなっていきます。
また髪の表面にあるキューティクルの数も減っていくことから手触りがザラザラとして質感へと変わっていきます。
以前よりも髪が細くなったと感じることや引っかかりやすくなるといった現象は単に老化ではなくヘアカラーによるものである可能性もあります。
髪のボリュームやハリコシの低下を感じる
ヘアカラーを繰り返しにより頭皮が老化し始めると髪のボリュームの低下やハリコシの低下を感じるようになります。
わかりやすく言えばトップ(上の部分)の髪はペタっとしやすい方はこれに該当します。
頭皮の機能も大きく落ちてきているので放っておくと改善することが難しくなります。
抜け毛や薄毛の進行を改善することができる1つのボーダーラインとも言えます。
この段階まで進行している場合は早急にアルカリカラーをやめる必要があります。
ヘナや塩基性カラーなどを利用して一時的にでも頭皮の状態を整えることを優先しましょう。
前髪やフェイスラインの髪が細くなり伸びなくなる
前髪の内側や顔まわりの髪の毛が弱り出してきます。
具体的に言えば産毛のように細く短い髪が増えていき、前髪を伸ばすことができにくくなります。
短期的な改善は難しく長期的なプランを立てて改善を促していく必要があります。
前髪やトップのボリュームが気になる場合は一時的にでも前髪を作っておくことでボリュームが出て見えるようになります。
この状態の方はアルカリカラーを併用しての改善は見込めません。
白髪の量などにもよりますが頭皮や髪のことを優先したいのであればヘナに切り替える必要があります。
またヘットスパや自宅でのケアも合わせて改善を促していく必要があります。
肌が荒れ始める
それでもアルカリカラーを続けた場合には頭皮にひどくフケのようなものが現れたり、膿の発生などが見られるようになります。
また乾燥が原因で激しいかゆみを感じるようになります。
この状態になると多くの方は症状の辛さから染めること自体を諦めてしまうことがほとんどです。
できるのであればここまで進行する前に手を打てるようにしましょう。
ジアミンアレルギーの危険性も視野に
ヘアカラーを長く続けてる方の場合はジアミンアレルギーの発症についても可能性が疑われます。
特に日常的にかゆみなどを感じている方の場合はアレルギー発症のサインかもしれません。
何か違和感を感じた場合はすぐに報告ができるように観察をしておきましょう。
ヘアカラーによる薄毛や抜け毛はどのように改善するか?
ではどのように改善していくことがベストな選択なのでしょうか?
悩まれている方が取り組むべきは3つです。
- ヘアカラーをやめる
- 頭皮環境を整える
- 自宅でのケアの見直し
これらをできるだけ早く取り組めば取り組むことで薄毛や抜け毛の症状を予防することができます。
ヘアカラーをやめる
頭皮に負担のかかるヘアカラーはやめてしまうことが改善の第一歩です。
この記事で言う頭皮に負担のかかるヘアカラーとは酸化剤やジアミンを配合しているアルカリカラーです。
それ以外のヘナや塩基性カラーなどは負担がなく使用することができるので積極的に取り入れるようにしましょう。
ただしヘナも塩基性カラーも髪の毛を明るく染めることができません。
白髪の割合が多い方は問題ありませんが黒髪の割合が多く残る方はアルカリカラーの使用も視野に入れなければいけません。
\\ジアミンアレルギーでも染められる//
アルカリカラーを使用する場合に気をつけるべきこと
髪を明るく染める必要のある方(黒髪の割合が多い方)はアルカリカラーを使用する必要があります。
その場合は正しい使い方をすることでリスクを最小限に抑えながら染めることができます。
- 染める前の頭皮保護と染めた後のケア
- カラー剤を頭皮にべったりとつけないように塗る
- 染める頻度に気をつける
これらを毎回徹底する事がリスクを下げる大きな要因となります。
頭皮環境を整える
頭皮環境を整えるためには天然のオイルを使用した抗酸化ケアや血流を改善するためのヘッドスパが有効です。
抗酸化ケア
頭皮はヘアカラーをはじめとする様々な『酸化作用』によって老化し機能が低下していきます。
この老化を食い止めることが薄毛や抜け毛ケアの第一歩となります。1番有効なのは抗酸化作用の高い天然のオイルを使用した頭皮ケアです。
SafeBeauではホホバオイルの使用をしております。
既に酸化してしまい老化が進んだ頭皮の状態であっても酸化を食い止め改善を促すことが期待できます。
ヘッドスパ
頭皮の機能が低下していくと血流が著しく低下します。頭皮をぐっと掴んで前後に3cm動かない方は頭皮の血流が低下している可能性があります。
特に頭頂部〜前髪のあたりは皮膚がつっぱりやすく血管も細いため血流が悪くなりがちです。
ヘッドスパを併用してマッサージを行うことでより高い改善効果を得ることができます。
自宅でのケアの見直し
自宅では予算や意気込みに合わせて次の優先順位でケアを取り入れて見ましょう。
- シャンプーの見直し
- 頭皮の抗酸化ケア
- 頭皮の保湿
全て取り入れることがベストですが、まずは長く続けられなければ意味がありません。
できることから始めていきましょう。
シャンプーの見直し
シャンプーは毎日使用するものなので最優先で見直すべきものです。洗浄力の強いものは避けて優しい洗い上がりのものを使用しましょう。
また正しい洗い方を行うことも非常に重要です。
頭皮の抗酸化ケア
天然オイルを使用した抗酸化ケアを自宅でも行うことでより高い効果を得られます。
お化粧を落とすことにクレンジングオイルを使うように定期的にオイルで皮脂よごれをクレンジングすることで頭皮の環境も守ることができます。
週に1〜2回ほどシャンプー前に頭皮の抗酸化ケアを行うことは頭皮の老化防止に非常に効果的です。
頭皮の保湿
頭皮も顔も同じ『肌』ですがなぜか頭皮の保湿は意識されません。
顔の保湿と同じように頭皮にも化粧水を使用して保湿を行うように意識しましょう。
頭皮の保湿を行うことで乾燥を防ぎ、バリア機能が正常化していきます。
バリア機能が正常化すれば様々な刺激から頭皮を守る力が強く働くようになります。
美容院でヘアカラーをしたって薄毛や抜け毛ケアにはならない
ハッキリといえば美容院でヘアカラーをしたところで大したケアにはなりません。理由は正しい知識を持ってヘアカラーを行える美容院が少ないからです。
正確にいえば『正しい知識を持ってヘアカラーを行わないことが普通』だからです。
- 染める前の頭皮保護と染めた後のケア
- カラー剤を頭皮にべったりとつけないように塗る
- 染める頻度に気をつける
少なくともSafeBeauではこれらのことはどのお客様でも当たり前に行なっておりますが95%以上の美容院では全てのケアは行われていないことが現状です。
お店によってはヘアカラー=薄毛・抜け毛の原因だと理解していないことも多々あります。
美容院で染めることが正解ではなく『ヘアカラーに正しい知識を持って接してくれる美容院』で染めることが本当の意味での改善につながります。
ヘアカラーで薄毛や抜け毛はどのように進行する?回復する事はある? まとめ
- ヘアカラーが原因で薄毛や抜け毛を引き起こすことは十分にあり得る
- かゆみやフケから始まり髪質の低下や頭皮の状態の悪化と進行していく
- 適切なケアを行えば改善することもできる
- 薄毛や抜け毛を予防するためにはヘアカラーとの付き合い方を考える必要がある
何事もそうですが異常を感じながらも無理して続けていると、いつかは限界は訪れます。
ヘアカラーで薄毛なんて
将来のことなんてわからない・・・。
今、薄毛や抜け毛に悩む方たちも10年前はそう思っていたことでしょう。
症状が進めば進むほど改善は難しくなり、時間もかかります。
何事もない今だからこそ、無理なく予防をしながら年齢を重ねても健康な髪と頭皮を維持できるように取り組むべきなのではないでしょうか?