薄毛や抜け毛の悩みを抱えながらも、白髪染めを続けている方は多いのではないでしょうか。
特に市販の白髪染めは手軽で便利ですが、一瞬の使用による頭皮や髪への負担が気になります。
ここで注目されているのが、自然由来の成分で髪を染める「ヘナ」です。
今回は、市販の白髪染めからヘナに切り替えるということについて解説をしていきます。
目次
白髪染めの何が薄毛を引き起こすのか
白髪染めには過酸化水素水という成分が使われております。
ヘアカラーは2剤が1剤を酸化させることで白髪を染めております。
この2剤の正体が過酸化水素水で薄毛の原因を作る成分と言われております。
老化と酸化
老化防止成分としてアンチエイジングというものが注目されております。
肌の老化=酸化と言われており、酸化を防ぐ効果がアンチエイジングケア(抗酸化)となります。
頭皮で言えば酸化することで肌機能が低下し抜け毛や髪が細くなる、白髪の増加といった現象につながります。
ヘアカラーは酸化をさせることで白髪を染める作用が働くので、繰り返すごとに肌が老化していくと言われています。
白髪染めとうまく付き合うには
しかしながら、白髪染めも取り組み方によっては酸化を最小限に抑えることもできます。
- 白髪染め前に頭皮を保護する
- 過酸化水素水の濃度を下げる
- 薬剤と頭皮の接触率を下げる
- 白髪染め後は過酸化水素水を除去する
上記を実践することで、長期的に継続しても肌の老化を防ぐことができます。
ただし、これらはご自宅で行うことは難しく美容室で行う必要があります。
ヘナをご希望であれば通常の白髪染めカラーと交互に実施することで明るさを保ちながら肌の負担を抑えるということも選択が可能です。
ヘナ染めに切り替えるということ
では、なぜヘナで染めると薄毛のリスクを下げることができるのでしょうか。
それは過酸化水素水を使用することなく白髪を染めることができる為です。
ヘナは化学的な成分が使用されておりません。もちろん過酸化水素水も配合されておりません。
それ故に肌を酸化させることなく白髪染めを行うことができます。
ただしヘナは髪を明るく染めることができません。そのため、白髪が多い方には適した薬剤ですが少ない方は暗く染まり上がる傾向にあります。
白い髪にはヘナの色が入り、黒い髪はそのまま仕上がるということもヘナ染めの特性の一つと言えます。
ヘナは1回で染める?2回で染める?
一般的にヘナ染めはオレンジの色を持つヘナと青い色を持つインディゴの2つを組み合わせて、もしくは単体で行います。
- ヘナのみで染める オレンジ色
- ヘナとインディゴを混ぜて染める 薄い茶色〜茶色
- ヘナで染めた後にインディゴで染める 濃い茶色
上記のように染め方によって仕上がりの色合いが異なります。
ご自宅でのカラーは1回染めが主流
白髪染めとして使用する場合にはヘナで染めた後に再度インディゴで染め直す2度染めと呼ばれる手法が一般的です。
しかし手間と時間がかかるためにご自宅で行うにはハードルが高くなります。
その為、ヘナを単品で使う。もしくはヘナとインディゴを混ぜて染めるということが一般的です。
ヘナでもアレルギーになる可能性はある
ヘナ=自然で安全なものと認識されておりますが、誤った染め方をすれば髪や頭皮トラブルを招くこともあります。
特にご自宅で行う際には染める頻度に注意が必要です。
手軽さが故にペースが乱れて短期間で繰り返してしまうという事例もありますが、肌のアレルギー反応が起こりやすくなります。
1度アレルギーを発症すれば美容室でもご自宅でもヘナを使用することができなくなります。
また肌の負担が大きくなれば白髪染めカラーと同様に薄毛のトラブルを引き起こします。
基本的には4週間に1度のペースで頭皮の様子を見ながら実施していく必要があります。
【市販の白髪染めで薄毛が気になる】ヘナへの切り替えは有効? まとめ
ヘナ染めは過酸化水素水を使わないため、髪や頭皮への負担が少なく、薄毛や抜け毛が気になる方にはおすすめです。
ただし、ヘナだけではオレンジ色になり、黒くしたい場合はインディゴを使う必要があります。
2度染め(ヘナの後にインディゴ)でしっかり染めることができますが、時間と手間がかかります。
ヘナとインディゴが混合された製品は便利ですが、染まりがやや薄くなることがあります。
また、ヘナでもアレルギーのリスクがあるため、4週間に1回程度の頻度で行うことが推奨されます。
染め方にご不安を感じられているようであれば美容室とご自宅で併用して実施をすることも可能です。
悩まれている方は是非1度ご相談ください。