白髪染め解説

【美容室で染めても毛先がすぐに明るくなる】原因と対処法を解説

お客様
お客様
ヘアカラーと白髪染めについて教えてください。 職場で髪の明るさの決まりがあってトーン7までです。私は普段ブラウンでトーン8〜9で染めていて1ヶ月もすれば毛先はかなり明るくなってしまっている状態です。 今後トーン7にして維持しなくてはなりませんが、金銭的に2〜3ヶ月に一度美容院へ通いたいです。 美容院へ通う頻度ではトーンが明るくなり過ぎてしまうので、その間トーンを抑えるためセルフでブラウン系白髪染めをしても大丈夫でしょうか?
美容師
美容師
美容室で色もちが良くなるように染めること。ホームケアで色を持続させるように取り組むことを意識してみてください。それだけでも色の持続性は大きく向上します。

髪を美しく整えるために カラーリングの色持ちを長く維持することは、多くの方が気にするポイントです。

 

特にトーンが明るくなりやすい髪の方にとって 脱色効果のあるヘアカラー剤は色落ちが早くなるという問題があります。

脱色効果のないカラー剤に置き換えるだけでも、その問題を解決し 色を長く持続させる方法があります。

 

この記事では、脱色効果のないカラー剤やホームケアのポイントについて詳しく解説します。

目次

脱色作用のないカラー剤で色もちを持続させる

ヘアカラー剤と一口に言っても種類はさまざまです。

 

一般的なヘアカラー剤は脱色作用のあるものが主流ですが、中には脱色作用を持たないものもあります。

髪色が明るくなりやすい方はこの脱色作用に大きく関係しており、脱色作用のないカラー剤を選ぶことがマストです。

 

一例を挙げますと香草カラーやハーブカラーと呼ばれるパウダー状のものがおすすめです。

脱色作用の有無

一般的なヘアカラーはトーンダウンの場合であっても、脱色を行い色を入れるという仕組みで成り立ちます。

毛先が明るくなりやすい方が脱色作用のある薬剤を使えば、色の褪色が早くなります。

 

反対に脱色作用のない薬剤を使用することで、色素が溜まっていき退色しにくい仕上がりを作ることができます。

色味よりもベースを優先

また使用する色の種類によっても色もちは異なります。

 

例えばアッシュやピンクなど色味を主体としたカラーリングは褪色が早くなります。

色の持続性を求めるのであればベースとなるブラウンを選択することで深みが出て色が持ちやすくなります。

 

色味を希望されている方でもブラウン+アッシュなど組み合わせて染めることを選んでみてください。

ご自宅でのケアで長く継続できるようにする

美容室で綺麗に染めることができたら、次に考えることは色落ちのしにくいホームケアです。

  • 色が落ちにくいシャンプーを使用する
  • おやすみ前には髪の毛が乾いている状態にする
  • コテやアイロンの熱は最小に
  • 紫外線との接触に配慮する

これらのヘアケアの基本をしっかりと行うことで、色が落ちにくい髪の状態を作ることができます。

 

また褪色に備えて定期的なカラーシャンプーを使用することも有効です。

週に1〜2回の利用で色が抜けた分を補うことができ、次に染める際の邪魔をしないので気軽に使うことができます。

ご自宅でのヘアカラーは継続することで、さらに明るくなるのでおすすめできない

褪色部分の対策としてご自宅でのヘアカラーはおすすめができません。

理由は次の通りです。

  • 脱色作用が強い
  • 髪が痛む
  • 色ムラや濃く染まりすぎる

前途したように明るくなりやすい髪質の方は脱色作用のある薬剤はなるべく避けることが無難です。

その反面、市販のヘアカラー剤は暗い色でも脱色作用が強く 一時的に暗くはなるものの色落ちした際はさらに明るくなります。

 

また髪へのダメージも大きく色を保つ機能が低下していきます。

 

どうしても緊急な予定がある場合などはヘアカラーではなく、市販でも手に入る脱色作用のないカラートリートメントで代用しましょう。

【美容室で染めても毛先がすぐに明るくなる】原因と対処法を解説

脱色作用のないカラー剤を使用することで 色の褪色を防ぎ、髪色の持続性を高めることができます。

 

香草カラーやハーブカラーなどのパウダー状のカラー剤は、色素をしっかりと髪に留るのですぐに明るくなりやすい方にはおすすです。

 

さらに、色持ちをよくするためにはホームケアも欠かせません。

シャンプー選びや日々の髪の扱い方に注意することで、色もちを長くすることが可能です。

 

セルフでのヘアカラーはおすすめしません。

どうしてもという場合でも美容師さんと相談しながら方向性を定めるようにしましょう。