カラートリートメントは「髪が傷まない」と言われており、メーカーからもそのような説明を受けることが多いです。
しかし既にダメージがある方や細毛・硬毛の方など髪の状態によっては思わぬダメージを感じることもあり得ます。
カラートリートメントはトリートメントではなくカラー剤です。
正しい理解を持って使っていくことが必要です。
ここでは、カラートリートメントのダメージの原因や、その対策について詳しく解説します。
目次
私が体感したカラートリートメントのダメージ
カラートリートメントは髪が痛まないと記載がありますし、作られているメーカーの方にお伺いをしてもダメージする根拠はないとご回答をいただきました。
ただ、私自身が使用すると髪の きしみや引っ掛かりを感じておりました。
私の髪質は次の通りです。
- ブリーチをしている
- 細毛・硬毛
- 鎖骨より長い
なぜダメージを感じてしまうのか。以下のように考えます。
アルカリによるダメージ
カラートリートメントはダメージしている髪に対して染まりやすい特性があります。
反対に健康な髪には染まりにくい特性があります。
カラートリートメントの多くは白髪染め用として作られており、根元の健康な部分を染めることが想定されています。
前途したように健康な根元に対しては染まりにくいという特性があります。
そこで、カラートリートメントにアルカリ剤を添加することで染まりをサポートしている商品もあります。
これ自体が悪いということではありませんが、アルカリに対して弱い髪質の方はダメージを感じる可能性があります。
物理的な負担も考えられる
髪に優しいカラートリートメントでも、染めている間にガシガシ引っ張ったり 無理にコーミングをしてしまうと切れ毛や枝毛などを引き起こします。
特に引っかかりやすい髪質の方は要注意です。
カラートリートメント前にブラッシングをして髪がほどけている状態から薬剤を塗り始めるようにしましょう。
毛先まで塗る際にクシを使う場合は、必ず目の荒いものを使って 無理に引っ張らないように注意をしましょう。
カラートリートメントを正しく使うことでダメージ回避
負担の少ないカラートリートメントといえど、誤った使い方をすることでダメージを発生させてしまうことがあります。
正しく扱えているか以下の2点を確認してみてください。
- 放置時間は適正範囲か
- ペースは適正範囲か
詳しく解説していきます。
放置時間は適正範囲か
カラートリートメントの放置時間は30分が目安です。
ご自宅で取り扱う場合に30分以上 放置してしまうケースが多いようですが、長くおきすぎると髪は痛みます。
また30分より短いと白い髪が染まりません。
短い分には髪を痛めることはありませんが、回数が増える原因にもなりますので1回でしっかりと染められることが理想です。
ペースは適正範囲か
カラートリートメントを1ヶ月の内、何回も繰り返していませんか。または毎日使っていませんか。
そのような方は注意が必要です。
これらは髪を痛める原因になり得ます。
負担が少ないからと言って頻度が多くなれば髪は痛みます。
1回の使用でしっかりと染めて、1ヶ月に1回を基本としましょう。
カラートリートメントのアレルギーにも注意が必要
髪のダメージには配慮が必要ですが、合わせてカラートリートメントのアレルギーにも注意が必要です。
1ヶ月の内に複数回繰り返して染めている場合や 1回あたりの放置時間が極端に長い場合には、アレルギー反応が起こることもあり得ます。
アレルギー反応は1度現れると2度と染めることができなくなります。
カラートリートメントと言われると安全なものと認識されますが、染料が入っているカラー剤です。
長く続けるためには正しい使い方で 正しい頻度で使いこなしていく必要があります。