こんにちは 頭皮に優しい白髪染めを提案しております Safe Beauです。
前回、このような記事を書きました。
要約するとヘナは混ぜてからすぐに髪に塗るよりも作ってから時間を置いたものを使用するのがオススメです。
白髪への染まりが良くなる・染まるまでの時間短縮・ヘナショックを防ぐ(手触りの悪化)
作り空いたヘナを使用するだけでこれらの効果を得ることができます。
この記事ではヘナのことだけに触れていますが、『インディゴ』はどうなの?という疑問が湧いてきませんか?
そこで今回はインディゴも作り置いて熟成させることでヘナのようなメリットがあるのか?という点についてまとめていきます。
目次
インディゴは作り置くことで染まりが良くなるのか?
まずは前回と同様に検証をして目で確かめていきましょう。
検証開始
3分前くらいに混ぜたばかりのインディゴと混ぜてから3時間が経過したインディゴを用意しました。
ヘナと同様にこの段階で比べると作り置いた方が色が滲み出ているのか、濃いように感じます。
今回も真っ白な髪の毛を用意しました。
こちらに混ぜたてのインディゴと作り置きのインディゴをそれぞれたっぷりと塗布していきます。
右側 混ぜたての方は淡い緑色なのに対して左側 作り置きの方は濃い緑色をしています。
今回は1時間の置き時間で染まり上がりを比較していきます。
時間を置くと混ぜたて、作り置きそれぞれの色の濃さは同じように見えます。
1度流してシャンプーをしてみましょう。
シャンプー後
この時点で既に発色の差が出ています。
自然乾燥をするとさらに違いがわかります。
混ぜたてのインディゴは本来の染まり上がりのように緑っぽく染まっています。
作り置いたインディゴは薄いベージュのような感じでしょうか。
仕上がり
インディゴの発色は最長で2日間ほどかかると言われているので、48時間さらに置いておきます。
背景の色や照明の加減によって見え方は変わってくるので、3パターン場所を変えて撮影してみました。
インディゴは混ぜたてと作り置きのどちらが高い効果を得られるのか?
ここまで見ていただければ結果は一目瞭然ですが、混ぜた直後の方が強く発色していることがわかります。
ぱっと見は作り置いたインディゴの仕上がりもいいように見えますが、見方によっては白髪にうっすら色が入ったように見える程度しか染まっていません。
藍色の発色も弱いので2度染めやヘナと混ぜて使用した際にはインディゴとしての効果はかなり弱まるのだと予想できます。
なぜ、混ぜた手のインディゴの方が発色が良かったのか。
インディゴの染まる仕組み
その謎はインディゴの染まる仕組みを理解してもらえればわかってもらえると思います。
インディゴの中には異なる2つの色素成分があるとイメージしてください。
これを仮に『イン』と『ディゴ』としましょう。
混ぜたてのインディゴの場合はインとディゴは別々に別れている状態です。
それぞれが髪の毛の中に入り込んでいき、髪の毛の中でインとディゴが手を繋ぎます。
この手を繋ぐ過程がいわゆる『酸化』です。
髪の中で手を繋いだインとディゴはちょっとやそっとでは外に抜け出せなくなります。
これが正しいインディゴの染まりです。
作り置いたインディゴの発色
先ほどと同様に『イン』と『ディゴ』をイメージしてください。
作り置いた場合はインとディゴは髪の毛の中に入る前に手を繋いでしまいます。(酸化)
中で手を繋げば外には出られなくなりますが、外で手を繋いでしまうと中に入ることはできません。
つまり今回の検証結果でもわかったように染まらないということです。
インディゴの染まる仕組みがわかると納得できますね。
ハーバルブラウン・ハーバルマホガニーも作り置きはしない
今回の検証結果はインディゴを含むハーバルブラウンやハーバルマホガニーに関しても同様のことが言えます。
これらの商品を使用する際は、事前に作り置きはせずにその場で混ぜたものを使用するようにしましょう。
ハナヘナの商品の中で作り置くことで効果が高まるのはナチュラルのみです。
まとめ
ヘナとは違いインディゴは作り置いても染まる効果が高まることはありません。
むしろ、作り置くことで発色しない・染まらないなどの結果が出てしまうことがわかりました。
インディゴは必ず使用する直前に混ぜてから塗るようにしましょう。