ノンジアミンカラーの種類によっては白髪を染めることができないタイプのものも数多く存在します。
白髪が染まるタイプのノンジアミンカラーに切り替えることでお悩みを解決できると思います!
このように黒髪部分も白髪部分も合わせて染めていくことも可能なんです。
詳しく解説をしていきます。
目次
ノンジアミンカラーで白髪を染める前
前回のカラーから2〜3ヶ月ほどが経過しております。
白髪の割合としては50%前後になります。
ノンジアミンカラーでできる限り明るく白髪を染めたい
今回はできる限り暗くならないようにというご要望で相談をいただきました。
相談した結果で今よりはやや暗く10レベルくらいの仕上がりで了承いただき仕上げていきました。
白髪をカバーするということであれば10レベルくらいが一つのボーダーラインとなります。
その理由は後ほど解説していきます。
ノンジアミンカラーで白髪を染めた後
全体が統一されて綺麗に染まり上がりました。
ノンジアミンカラーの特性で髪にツヤも蘇ります。
ノンジアミンカラー『ヘルバ』では白髪が染められない?
以前のサロンではノンジアミンカラーのヘルバを使用されていたそうです。
ヘルバに関しては以前このブログでも紹介したことがあります。
確かにヘルバは明るくすることが得意なノンジアミンカラーで白髪を染めることは苦手な分類になります。
単体で考えると白髪はほぼ染められません。
ノンジアミンカラーで白髪染めのアプローチ方法
今回のケースでは白髪が全体に出て来ているために根元から毛先までの全体のカラーが必要です。
ただ部分的にアプローチ方法が異なるので、注意が必要です。
根元部分へのアプローチ
オレンジの線よりも上の部分です。
ここの部分は黒髪があること1度明るくする必要があります。
明るくするタイプのノンジアミンカラーと白髪を染めてくれるタイプのノンジアミンカラーを掛け合わせていきます。
毛先部分へのアプローチ
オレンジの線よりも下の部分です。
ここの部分はすでに明るくなっており、今回の仕上がり設定の10レベルよりも明るい状態です。
そのため白髪を染めてくれるタイプのノンジアミンカラーのみで染めていきます。
このように場所ごとに求める仕上がりを把握して必要な要素を持ったノンジアミンカラーを選定していきます。
無駄な要素の選択をしてしまうと染まらなかったりムラになったりと失敗の原因となるので注意が必要です。
ノンジアミンカラーでの白髪染めは10レベルがボーダーライン
ノンジアミンカラーで白髪を染める際には下の四角で囲われた範囲が目安となります。
10レベルより明るい色の場合は薄染まりとなってしまいます。
その辺りはお客様の仕上がりのイメージにもよりますが、僕個人としては10レベル以内をオススメします
その理由はノンジアミンカラーの色持ちにあります。
ノンジアミンカラーで白髪を染める際は色落ちも考慮して伝える
ジアミン染料が配合されていない分、染まりの色持ちは悪いです。
その中でも色を薄く染めれば染めるほど抜けやすくなり、濃く染めれば染めるほど抜けにくくなります。
1ヶ月以内の頻度で染める方の場合は抜けきる前に色を補うことができますが、2〜3ヶ月ペースで染められている場合は染めたてはある程度暗めをオススメしています。
それでも2週間後くらいを目安に1トーンほどは明るくなると思います。
逆に染め上がりから理想に近い明るめの仕上がりだと2週間後にはさらに抜けている状態となってしまうので注意が必要です。
その辺りも含めてカウンセリングで説明させていただきます。
ノンジアミンカラーごの色持ちをアップさせる自宅でのケア
自宅でもケアを意識すると色を保ちやすくなるので紹介していきます。
- 髪は乾かしてから寝る
- シャンプーをマイルドなものに切り替える(染めるまでの期間が長い方はカラーシャンプーの使用も有効)
- トリートメントと流さないタイプのトリートメントで退色防止
3つ目のトリートメントと流さないタイプのトリートメントの使用は特にオススメです。
ノンジアミンカラーの多くは髪の表面に吸着するタイプのものが多く存在します。
日々トリートメントをしておくことで、髪の表面の色素を閉じ込めて退色を防ぐこともできます。
ここで紹介したことは簡単にできるので、是非取り入れて見てくださいね。
ノンジアミンカラーで白髪染めはできる? まとめ
ノンジアミンカラー=白髪が染まらないということはありません。
カラー剤の種類によっては染まらないものもありますが、染まるものも多くあります。
基本的に1種類のみだと染められる可能性はかなり狭くなってしまいます。
複数のノンジアミンカラーを組み合わせることで様々なご要望にも応えられるように幅が広がります。
自分のイメージとなかなか合わないという方はぜひ1度相談してみてください。