実例

【ヘナをやめたい】ヘアカラーで脱・ヘナ染めをした実例と注意点

髪や体にいい!そんな理由からヘナ染めを始められる方は多くいらっしゃいます。

しかしヘナは万能なカラー剤ではありません。

確かにヘナがもたらしてくれるメリットはとてもたくさんあります。その反面で明るくできないことや色が選べないなどの多くの制約もあります。

お客様
お客様
ヘナの魅力に惹かれて手を出してみたけれど自分には合わないかも

今回はこのようなお悩みを改善していきます。

目次

本日はヘナをやめたいというお客様からのご相談です。

実際にお客様からいただいたライン
実際にお客様からいただいたライン2

 

以前、勤めていたお店で担当させていただいていた経緯もあり今回ご依頼をいただきました。

事前に伺った内容をまとめます。

ヘナをやめたい。ヘアカラーで明るく染めることはできますか?

全体
右側
左側
後ろ
耳裏の気になる部分

ヘナ染めをやめたいという選択

将来を見据えてヘアカラーのやり方を考えられたことは非常に素晴らしいことです。

“今”の染め方が10年後、20年後の髪と頭皮を左右するのでこだわっていかなければいけません。

ただ今回のお話を聞いているとヘナ染めは向いていないと判断しました。

お客様の要望は明るさをある程度は保っていくことで、カラーの頻度は3ヶ月ペースです。

ヘナ染めでは明るくすることができずに、このくらいの白髪の比率だといずれは黒髪になります。

また3ヶ月後にはヘナの色素はほぼ抜けてしまうことも考えると根元と毛先の色の差は今以上に広がり根元のプリン状態が際立ってしまいます。

これらのことを説明させていただき、1度通常のカラーに戻すことを提案させていただきました。

ヘナをやめたとしても頭皮への負担を限りなく抑えて染める

通常のヘアカラーの中でも可能な限り頭皮への負担を減らせるような施術で染めていきます。

頭皮への事前ケア・中間ケア・事後ケアは欠かさずに行います。

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これだけでかなりのリスクを減らすことができるようになります。

カラー塗布後の状態

 

あと1番重要なのはどのように薬剤を塗るかです。

どんなにケアを徹底していても薬剤をべったりと塗るような施術では頭皮は極端にダメージを受けてしまいます。

根元と地肌のギリギリのところから薬剤を塗ることで大きな予防になります。

ご希望の方には完全に頭皮から離して塗る方法も対応しております。

時間を置いてシャンプーをして乾かしたら完成です。

ヘナをやめてヘアカラーで染めた仕上がり

全体
右側
左側
後ろ
耳裏(撮影ポイントが少しずれたかも・・・)

お客様のご要望通り綺麗に染まりました。

色々な面に配慮しながら染めているので、頭皮や髪への負担は最小限に抑えることができていると思います。

Before After

ヘナ染めをやめることは難しいことではない

ヘナ染めって特殊なものだと捉えられがちですよね。

よくヘナ染めを始めるともう通常のヘアカラーには戻れないと思い込んでいる方も思い込んでいる方も多いのですが、実はそんなことはありません。

今回の実例のようにヘナ染めをされている方でも通常のカラーに戻して明るさの調節をすることは可能です。

もし、ヘナ染めをやめたくて悩んでいる方はご相談ください。

逆に言えば、今は通常のカラーを行なっていてヘナ染めにしたいけど戻せなくなるのはちょっと・・・。と悩んでいる方は是非1度試してみるのもいいかもしれません。

ヘナ染めは万能ではない

今回のお客様は以前ヘナ専門のサロンで染められたそうですが、その対応にも疑問を覚えます。

特に初めてヘナ染めをされるお客様に多くあることが、ヘナの過大評価です。

美容師
美容師

×  ヘナ=万能な優しいカラー剤と捉えられがちですが、実際は真逆なんです。

○ ヘナ=できないことが多いけど優しいカラー剤が正しい認識です。

 

例えば今回のケースでは明るくすることはできないことや色持ちは良くないということを伝えた上で、それでもヘナ染めをしたいのか?ということを説明しなければいけなかったと思います。

お客様との仕上がりやできること・できないことの共有をした上で施術はスタートするべきだと思うんです。

白髪がある=ヘナの2度染め と機械的な施術はあってはいけないことだと思います。

今後ヘナ染めに移行するべき時の提案

いずれはヘナ染めに移行することも踏まえた上で提案もさせていただきました。

この時期には再度ヘナ染めを検討されてみてもいいかもしれません。

ヘナをやめる決断 まとめ

ヘナを扱う以上、施術を行う以上は何でもかんでもヘナ染めを提案すればいいというわけではありません。

お客様の現状やヘナ染めの必要がある場合にはもちろん提案しますが、それ以外の場合には別のメニューをオススメします。

ヘナはとてもいいものです。

しかし、特徴を理解して使用しないと欠点だけが目に止まってしまいます。

そのあたりの誤解を生まないように説明や仕上がりのイメージなどはしっかりと伝えるようにしています。

何か悩んでいることがあればなんでも相談してくださいね。

 

 

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