ヘナ染め解説

【自宅でヘナ染め】白髪の染まりとトリートメント効果を短時間で効率よく手に入れる方法

こんにちは 頭皮に優しい白髪染めを提案しております Safe Beauです。

ヘナ染めって自宅でも染めている方がちらほらといらっしゃいますよね。

お店でヘナをやっているとちょこちょこ相談や質問をいただく機会が多くあるんです。

本日は自宅でハナヘナ染めを愛用している方やこれからチャレンジしていきたい方に向けた記事です。

為になると思うので最後まで見ていってください!

目次

自宅でハナヘナの染まりとトリートメント効果を短時間でしっかりと出す方法

結論から言います。

ヘナを塗る前に練って置いて数時間後に塗る

これだけです。

この一手間をかけるだけで、何時間も時間を置かなくても白髪が染まるようになります。

なぜ、このようなことが起こるのか?実験の結果も交えて解説をしていきます。

練りたてのヘナは色素が滲み出ていない為に染まりにくい

粉末状のヘナとお湯を混ぜ合わせてペースト状に練ってから塗っていくのがヘナの一般的な塗り方になります。

この時に見た目では混ざっていてもヘナの成分とお湯が馴染んではいない状態になります。

(後ほど写真で解説が入ります。)

完全に馴染むまでには最低でも3時間ほどが必要になります。

ヘナの成分が馴染む前に塗ってしまうと長く時間を置かなければいけない、もしくは短時間では染まっていないという状態になります。

染める前にヘナを練っておき、寝かせてから髪に塗ることで短時間の時間放置でも染まりが良くなります。

お店でヘナ染めを行う際は30分ほどの置く時間ですが、白髪部分はしっかりと染まってくれています。

ヘナで白髪を染めた状態作り置いたハナヘナ ナチュラルで30分経過した状態

作り置いたヘナを使用すればヘナショックは起こらない

自宅でヘナ染めをしたら髪がキシキシになった・絡まって大変だったなどこのような体験をしたことはありませんか?

このような状況を『ヘナショック』と言います。

よくヘナ染めをしたら痛んだと思い込む方も多いですが、これは急激に油分がなくなることで引き起こります。

練りたてのヘナは髪の油分を取り過ぎてしまう

そもそもヘナは髪や頭皮の油分を取り切る習性があります。

この効果により、素髪効果や頭皮の汚れを落とすといった嬉しい効果が期待できます。

その反面で間違った使い方をするとヘナショックが起こり、扱いにくい質感になってしまうので注意が必要です。

ヘナショックを回避する方法

このヘナショックを回避するには2つの方法があります。

  • 3時間以上の時間を置く
  • 事前に作り置いたヘナを使用する

ヘナは練った直後〜3時間ほどを目安に油分の吸着効果が高く発揮されると言われています。

3時間の経過後は吸着した油分は髪に戻っていきます。

この特性によりヘナ染めは置けば置くほどに手触りが良くなると言われております。

ただ、4・5時間ヘナを塗ったまま時間を置くことって難しいですよね。

そのような方は事前にヘナを作り置く方法がオススメです。

ヘナに含まれる油分が完全に溶け出した状態であれば、ヘナショックも起こらずに短時間でヘナのトリートメント効果を得ることができます。

ヘナ=長時間を置くという考え方も間違いではありませんが、うまく使うことで効率よくヘナと付き合っていくことも可能なんです。

作り置きヘナと練りたてのヘナはどちらがしっかりと白髪を染めることができるか?

今回は実証のために簡単な実験を行いました。

100%白髪の人毛毛束を作り置きヘナと練りたてのヘナで塗って30分時間置くとどのくらの差が出るのか?というものです。

作り置きヘナと練りたてのヘナの比較

まずは見た目にどのくらいの差があるのかをご覧ください。

作り置きヘナと練りたてのヘナの比較

右側にあるのが練りたてのヘナです。

色素が滲み出ていない状態なので、青々とした緑色をしています。

左側は練ってから4時間が経過したヘナです。

完全に色素が滲み出ていて、茶色く発色が進んでいます。

よく見ると赤い液が出ているのがわかります。

自宅で作り置きヘナを用意する際はこの液が出ていることを1つの目安として考えてください。

ヘナ染め開始

こちらが白髪を想定した人毛の毛束です。

100%白髪の人毛毛束

ここに作り置きヘナと練りたてのヘナをそれぞれ塗布していきます。

作り置きヘナと練りたてのヘナを塗布した状態

同じヘナでも作り置きの有無で色が別物のように違いますね。

ここから30分が経過したものがこちらです。

練りたてのヘナも30分たつと少し色が濃くなりました。

30分が経過した状態

ヘナ染めの仕上がり

一度シャンプーをして乾かしたら完成です。

洗って乾かした状態

左側が染める前、真ん中が練りたてのヘナ、右側が作り置きのヘナです。

染まり上がりを見ても作り置きヘナが濃く染まっていることがわかります。

背景を変えて見ましょう。

左が練りたてヘナの仕上がり
右が作り置きヘナの仕上がり
左が練りたてヘナの仕上がり
右が作り置きヘナの仕上がり

比べて見ると作り置きのヘナに対して練りたてのヘナで染めた方が透け感があることが今回の実験で見て取れると思います。

つまり、練りたてヘナで染めた方は芯まで染まりきっていないということがわかります。

あと30分〜1時間ほど追加で時間を置くことで同じくらいの染まりになりと予想できます。

それに対してあらかじめ作り置いて置いたヘナは短時間で髪の芯まで染料が到達しているということです。

一般的にいうトリートメント効果も髪の芯まで染料が届いていれば、実際の髪の毛であれば感じることができます。

ヘナ染め前はあらかじめ作り置いたものの使用がおすすめ

今回の実験結果からもわかるようにヘナは塗る3時間前以上に作って置いて、ヘナの成分を十分に染み渡らせてから使うことで効果が短時間でしっかりと得られることがわかりました。

ちょっとした一手間を加えるだけで大きな変化があるんですね。

自宅でヘナ染めを行なっている方、やり始めようと思っている方は是非お試しください。

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