美容院で白髪染めをしたのにすぐにとれて(落ちて)しまったりムラに仕上がってしまった経験があるという方も少なくはないはずです。
非常に悲しいことですがお店によっては使用する薬剤の差や技術の差は大きくあります。
染まりにくく、すぐとれてしまう方やムラになってしまった方でも髪入りを補正することは可能です。
悲観せずにご相談ください。
目次
海外赴任中に白髪染めをしたらすぐにとれて色ムラになってしまった
本日は海外と日本で仕事を掛け持っているお客様が帰国のタイミングでご来店をいただきました。
実はお客様は海外の美容院で染めたところ白髪が染まっておらず色ムラになってしまったということでご相談をいただきました。
今回はしっかりと染め直して補正を行なっていきます。
今回のお悩みをまとめます。
- 海外で2度ほど白髪染めを行なった
- てっぺん以外は暗い(根元だけが明るい?)
- 赤っぽく見える
海外に在住のお客様を何名か帰国時に担当させていただいておりますが、カラーのトラブルはよくあるそうです。
前回と同じが通用しないのが海外でのヘアカラーなんだとお客様から教えられたこともあります。。。
白髪染めがすぐにとれてムラになってしまった髪色を補正する実例
お客様の背術実例を解説していきます。
染める前の状態
ラインで事前に現状の把握と方向性を定めながら、実際にご来店戴きました。
状態を見ていきましょう。
お客様がおっしゃられているように全体を通して色のムラが感じられます。
特に内側の部分に関しては写真からでも認識ができますね。
事前にやり取りをしていた情報を元にカウンセリングを行います。
オンラインだと細かい状況を把握することは難しいので、実際にご来店をいただいた上で詳細にお話を進めていきます。
仕上がりイメージ
まずはお客様からのご要望から確認していきます。
- なるべく海外では染めたくない
- 赤っぽくならないように
- 自然な髪入りにしたい
- 白髪は染めたい
これを元にどのように改善していくのかをお伝えさせていただきました。
僕からの提案
それらを踏まえた上でお客様に最適な提案を行なっていきます。
- 帰国のペース(3ヶ月)で染めればいいように自毛に近い7レベル仕上げ
- アッショベースの白髪染めで染めていく
- ケアアイテムと1dayカラーアイテムの提案
お客様のご要望と僕の考えをすり合わせた後は実際にカラーを行なっていきます。
髪の毛はもちろんですが、頭皮に刺激を感じやすいということでしたので 頭皮に対してもケアを行なっていきます。
塗り方には細心の注意を行います。
仕上がり
赤みも感じにくく綺麗に染まってくれました。
白髪の部分もしっかりとカバーでき、すっきりとされたご様子でした。
白髪染めですぐにとれることや色ムラにならない為に日本と海外の白髪染めの差を理解しましょう
一概には言えないのであくまでも目安程度に捉えてください。
日本 | 海外 | |
---|---|---|
薬剤の強さ | 優しい | 強い |
日本人への慣れ | あり | 人による |
免許の有無 | 必須 | 国による |
薬剤の強さ
日本と海外では使用が認められている薬剤の強さが違います。
日本は規制が厳しく、世界的に見ると優しい薬剤使用しか認められていません。
対して海外の薬剤は上限がかなり高く設定されているために強い薬剤を使用されると
必要以上に明るくなりすぎたり、髪のダメージが大きくなります。
日本人への慣れ
どれだけ日本人の髪質に慣れているかは実は重要なことです。
普段外国人の髪に慣れている型の場合、日本人の髪に使用する際の薬剤設定がズレていたりカットもうまく切れないなんてこともあります。
実際、あまり経験はないですが 僕もいきなり外人の方の髪を切って染めるのは難しいと思います。
それくらい慣れているか いないかでは差が生まれてしまいます。
免許の有無
日本では髪を切る際は美容師免許は必須です。
しかし、国によっては髪を切ることに免許が必要ないところもあります。
免許があるから うまいというわけではありませんが、薬剤を扱う上で必要最低限の知識があるのかは重要なことです。
ある程度までの色ムラは補正可能
極端な色の差を生まないためにも極力リタッチカラーで染めることをオススメします。
- 根元が暗い
- 根元が明るい
- 白髪が染まっていない
この辺りの色ムラに関しては比較的簡単に補正することができます。
逆に毛先に極端な色の差ができたり、髪に過度なダメージが発生してしまう修正することができない可能性もあります。
そうならないためにも、信用のないお店ではまずはリタッチカラーで様子を伺うことをオススメします。
信頼関係が築けてきたら全体カラーをお願いしてみてもいいかもしれませんね。
すぐにとれる?白髪染めでムラになってしまった髪色を補正する実例 まとめ
限度はありますが、ある程度までの色の差は基本的に補正をすることができます。
(状態によっては2度染めなどの提案となることもあります。)
ただし、状態によっては補正ができない可能性もあるので まずはトラブルにならないように染めることをオススメします。
海外で染める際は値段では選ばずに、信用で選ぶようにしましょう。