こんにちは。
埼玉県さいたま市にてジアミンアレルギーの方へのヘアカラーを専門に施術をしている美容室『Safe Beau』です。
この記事では『縮毛矯正をしていると毛先が暗く染まって沈んでしまう』というお悩みにお答えした実例をご紹介していきます。
ノンジアミンカラーの場合、薬剤の種類によってはダメージをしたところに強く染まるような染料があります。
そのようなものを使用すると毛先部分のみが暗く仕上がってしまう恐れがあります。
ただ、その性質を理解してうまくコントロールをすることで対処する事もできるのでこの記事で解説をしていきます。
目次
結論:縮毛矯正をかけた髪をノンジアミンカラーで染めても暗くならない
結論から言えば縮毛矯正をかけた髪をノンジアミンカラーで染めても暗く沈むことはありません。
過去の経験からトーンダウンに抵抗をもたれる方もいらっしゃいますが、薬剤の特性を理解して染めることで写真のようにきれいに色を落ち着かせつこともできます。
Before
染める前の状態を見ていきましょう。
前回染めてから約2ヶ月ほどが経過しています。
根元の黒い部分と毛先の明るい部分の差が見られます。
1番明るい毛先部分は11トーンくらいまで色落ちしている状態です。
After
染まり上がりの状態です。
全体的に綺麗にトーンダウンができました。
根元と毛先の色の差も均一に染まり上がっております。
毛先も暗くなりすぎるようなことはありません。
希望の明るさまで自然に落ち着きました。
縮毛矯正とノンジアミンカラー
縮毛矯正の履歴があるお客様をノンジアミンカラーで染める場合はこのように分けて考える必要があります。
新生部…新しく伸びてきた部分
既染部A…染めたことがあるが縮毛矯正はかけてない
既染部B…染めたことがあり縮毛矯正もかけている
新生部へのアプローチ方法
新生部は明るくする必要があります。
比較的パワーのあるノンジアミンカラーを塗布していきます。
既染部Aへのアプローチ方法
既染部Bと比較するとダメージが少ない部分に当たります。
ここはしっかりと暗くしておかなければ既染部Bが沈んで見えてしまいます。
トーンダウンの際は染料の濃いノンジアミンカラーで染めていきます。
既染部Bへのアプローチ方法
既染部Bは全体の中で最もダメージの負荷がある部分です。
ダメージしている場所にはカラーが浸透しやすく想像よりも暗くなり過ぎてしまいます。
既染部Bには既染部Aよりも薄いノンジアミンカラーで染めていきます。
またダメージを補正する目的で複合的なトリートメントも配合していきます。
これだけでも仕上がりが艶々になります。
染め方によっては極端に色落ちしやすくなることもある
暗くなりすぎるからと言って
- 薄い色で染めること
- 短時間で染めること
- トリートメントで保護しすぎること
などの対策をとると色が落ちやすい状態になり、染める頻度を高めなくてはいけない状態になります。
今回のケースでは?
今回のお客様のケースで考えると濃さはやや薄めて必要最低限のトリートメントを配合することで薬剤を調整しています。
ちなみにトリートメントで保護すると言うことはその分薬剤も薄くなると言うことなので注意が必要です。
薬剤を塗ってからはしっかりと30分の時間を置いているので時間が経過してもすぐに色落ちすることはないと思います。
ケアアイテムも取り入れよう
お店でのケアも大切ですが、それよりもご自宅でのケアはとても重要な役割を持ちます。
特に使用するシャンプーは洗浄力の強いものは負荷が大きいので優しいものを選ぶように心がけましょう。
ジアミンアレルギーの方でも使用することができるカラーシャンプーなどは抜けたお色を補いながら洗うことができるのでお勧めです。
シュワルツコフからでているグッバイイエローは色落ちした際の黄ばみを抑えてくれるので、すぐに黄色っぽくなる方は対策として試してみてください。
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縮毛矯正をしていると毛先が暗く染まることが悩みです まとめ
縮毛矯正をかけている髪の毛先部分は暗く染まりがちです。
特にかけてから数ヶ月が経過している場合にはダメージの差が出てくるので、意図せずとも暗く染まり過ぎてしまう可能性があります。
しっかりと対策をすれば極端な失敗はなくなりますので縮毛矯正をかけている方でも安心してノンジアミンカラー で染めてください。
ご相談はお気軽にお申し付けください。