ドラックストアでもノンジアミンカラー は販売されております。
例えばヘアマニキュアやカラートリートメントはよく知られているカラー剤ですが、これらもノンジアミンカラー に該当します。
また100%天然のものに限りますが、ヘナなどもノンジアミンカラー となります。
ノンジアミンカラー という商品があると認識をされている方もいらっしゃいます。
しかし実際には、特別な記載がなくジアミンを含まないカラー剤のことをまとめてノンジアミンカラー と言います。
なのでドラックストアでもいくつかの種類のノンジアミンカラー は取り扱われています。
ただしジアミンアレルギーの方には積極的に使ってください!とお勧めできないのが美容師目線での回答となります。
この記事ではドラックストアで手に入れる事ができるノンジアミンカラー と覚えておいて欲しい注意点などを解説していきます。
目次
ドラックストアではどんなノンジアミンカラー が手に入る?
ドラックストアで手に入れる事ができるノンジアミンカラー は以下の通りです。
- ヘアマニキュア
- トリートメントカラー
- 天然ヘナ
- オハグロ式カラー
取り扱いの有無はお店によって異なると思いますが大型店などの場合は大抵の取り扱いはあると思います。
ただし1つだけ覚えておいて欲しい点としては、ドラックストアで販売されているノンジアミンカラー はいずれも明るく染めることはできません。
また、ノンジアミンカラー をご自身で染めた場合は美容院で明るく修正するにはある程度の期間が必要となります。
上記のデメリットは理解した上で使用するようにしてください。
当店でジアミンアレルギーの方に向けて刺激リスクの少ないように処方したトリートメントカラーを製作・販売しております。
よろしければ合わせてご検討ください。
ヘアマニキュア
髪の毛をコーティングするように染めてくれる事ができる白髪染めです。
頭皮や肌につけると長期間、着色が残ってしまうので専用のクシを使用して頭皮から離して薬剤を塗ります。
色は長くは持ちませんが、染めたてはしっかりと染まります。
トリートメントカラー
ヘアマニキュアと同様に髪をコーティングするように染まると同時に、髪の中にも染料が行き渡りダブルで白髪を染める事ができます。
しっかりと染めるのであれば乾いた状態で地肌付近からたっぷりと塗り込み20〜30分ほど時間をおく必要があります。
ヘアマニキュアよりも手軽にできるのでお勧めです。
天然ヘナ
植物が持つ自然の色素で髪を染める事ができます。
ノンジアミンカラー の中では最も刺激が少なく安全性が高いと言われているので、敏感肌の方にはお勧めです。
ただし色の種類は少なく限定的な色合いとなります。
オハグロ式カラー
ヘアカラーのように1剤と2剤に分かれており、1剤を塗って時間をおいたのちに2剤を重ねて塗布します。
オハグロ式はカラーは真っ黒に染める事ができる反面、1度暗くなった場合はブリーチ剤などを使用したとしても明るく染め直すことはできません。
長期的に真っ黒でOKという方は良いですが、それ意外の方は使用を避けるようにしましょう。
ドラックストアで販売しているノンジアミンカラー を使用するリスク
ノンジアミンカラー を個人で使用する場合には、次のような点を理解しておく必要があります。
- 個人で使用する場合には色の綺麗さは求めない
- ノンジアミンカラー であってもアレルギーや刺激が出る可能性はある
順番に解説をしていきます。
市販のカラー剤に仕上がりのクオリティーは求めてはいけない
市販のノンジアミンカラー を使用している方の場合は、美容院で染めることを依頼されたとしても色のクオリティーは約束できません。
例えば明るくする事ができなかったり、部分的に白髪の染まりが異なるなど100点の仕上がりを作ることはできません。
美容院とセルフカラーを併用するということは手軽さや低コストで済むというメリットが得られます。
その反面で仕上がりのクオリティーに関しては劣ってしまうということは理解しておきましょう。
特に髪の明るさは大きく影響される部分でもあるので、明るい髪色を持続させたいのであれば美容院オンリーで施術を依頼する必要があります。
ノンジアミンカラー であってもアレルギーや刺激が出る可能性はある
ノンジアミンカラー =安全と捉えられがちですが、必ずしもそうではありません。
例えば敏感肌の方であればノンジアミンカラー であっても刺激を感じてしまうことはあるでしょう。
またアレルギー体質の方は使用している防腐剤や香料、界面活性剤などジアミン以外のアレルギー反応にも気を配らなければいけません。
市販品を個人で使用する場合、この辺りの判断が疎かになりがちです。
不安な場合やノンジアミンカラー で刺激を感じた場合には事前にパッチテストをするなど何らかの対策が必要となります。
ジアミンアレルギーの方は後がない状況です
ジアミンアレルギーを発症されている方や既に刺激を感じられている方だからこそノンジアミンカラー を使用することを検討されていると思います。
上記のような方が正しい判断をせずに無理をした状態で我慢をしながらノンジアミンカラー を継続しているケースもありますが、これは非常に危険な状態です。
仮に肌が拒否反応を起こしてノンジアミンカラー すら使用できない状態になれば、今後一切のヘアカラーができなくなる可能性も否めません。
実際にこのような状態になってからご相談をいただくこともありますが、その状態ではできる提案はありません。
ノンジアミンカラー であっても1回1回の頭皮がうける負担を減らして、頭皮のストレスケアも併用していかなければ長期的に継続していくことは難しいでしょう。
後がない状況だからこそ、今まで以上に慎重に負担をかけずにヘアカラーと付き合っていく意識を持ちましょう。
ドラックストアで購入する際は本当にノンジアミンカラー かを確認しよう
ドラックストアでノンジアミンカラー を選ぶときには、その商品が本当にノンジアミンカラー なのかを確認しましょう。
販売されているカラー剤には必ず裏面に成分表記の記載があるはずです。
その中に『ジアミン』とうい表記の有無が明記されているので、購入前には確認をしましょう。
オーガニックカラーやハーブカラー、天然成分でできたカラーなどは微量でもジアミンが使用されている可能性があります。
ジアミンアレルギーの方はジアミン の配合量に関わらず1%でも含まれていれば反応は起こります。
自分の身を守るためにも面倒臭がらずに裏面の表記を確認し、ジアミンが含まれているのかを見極めましょう。
ドラックストアにあるノンジアミンカラー はどんなものがある?使用時の注意点とは まとめ
最近はドラックストアに置いてあるものも含めて市販品の取り扱いのバリエーションが増えてきていると思います。
下手をすれば美容院でしか取り扱う事ができないものもおいてある場合もあります。
その反面で、それらを知識がない状態で扱うのは危険であるということも言えます。
特にジアミンアレルギーを発症されている方の場合は、髪を染めること自体にそれなりのリスクが付きまとうということは理解しておいていただきたいです。
ノンジアミンカラー を使用してでも髪を染めたいというのであれば、現状の頭皮の状態に配慮をして最大限のケアを取り入れて長く健康な頭皮を維持できるように取り組みましょう。
もし、自分では難しそうだと判断するのであれば美容院に任せたほうがリスクが少なくヘアカラーと付き合っていく事ができると思います。
何かお力になれる事があれば、お気軽にご相談ください。