何かいい解消法はありますか?
ヘアカラー後に頭痛やめまいなどを感じられる方は一定数いらっしゃいます。
原因は1つではなく様々考えられるので、その方々の状態に合わせて対策を行う必要があります。
まず大切なことは原因を突き止めていくことです。
そしてそれに合わせた対策を行なってどうすればヘアカラーと付き合っていくことができるか?を考えていくことです。
無理に続けていてはそれ自体がストレスとなり、頭痛やめまいを引き起こすという悪循環を作ってしまうので悩まれているのであれば早めの対策が必要だと思います。
目次
ヘアカラーの翌日に頭痛やめまいを感じる原因とは
ヘアカラー後に頭痛やめまいを感じられると言うお客様からのご相談は一定数あります。
その中で考えられる原因としては以下のようなものが考えられます。
- 揮発した薬剤の臭いを吸い込む
- ヘアカラー時の体調不良
- ヘアカラーによる精神的なストレス
- シャンプー台が合わない
これらはお悩みを持たれているお客様をカウンセリングした結果から導き出した原因です。
頭痛やめまいと言う症状は同じでも、それぞれの原因は異なります。
揮発した薬剤の臭いを吸い込む
ヘアカラー剤はダメージを抑制する効果として揮発という反応を起こします。
揮発とは薬剤が髪の毛について色を染めたのちダメージを残さないために空気中に抜け出していくことを言います。
この効果により髪のダメージを抑えることはできますが、ツンとした刺激臭が空気中に拡散してしまうので一気に吸い込んだ場合に頭痛やめまいを感じてしまうおそれがあります。
対策としてはマスクをつけた状態で施術を行い、揮発した薬剤を吸い込まないようにすることです。
しかしながら完全にブロックするということは難しいのです。
どうしても頭痛が改善されない場合には揮発の少ない(無い)薬剤に切り替えることも考える必要があります。
ヘアカラー時の体調不良
体調が優れていない状態でヘアカラーを行えば頭痛やめまいなどの症状を感じるリスクは高くなります。
過度に疲れている場合や寝不足が続いている場合なども同様のことが考えられます。
頭痛やめまいを感じやすいと自覚がある方は、体調が優れない時や疲れているにはヘアカラーを避けるように気をつけましょう。
ヘアカラーによる精神的なストレス
ヘアカラーに対して刺激を感じるかも?
ヘアカラーはよく無いことかな?
上記のようにヘアカラーに対してストレスを感じられている方もいらっしゃいます。
このような場合は染めている間にマイナスなイメージを抱かれがちで頭痛やめまいの原因を引き起こすことも考えられます。
対策としてはストレスを感じないような染め方に切り替えることは大切です。
例えば刺激を感じていることがストレスの根本なのであれば刺激を感じない染め方に切り替えたり、体への負担が心配なのであれば負担のかからないような染め方に切り替えるということです。
実際に感じる負担を抑えることができれば、精神面でのストレスも軽減することができます。
シャンプー台が合わない
過去にあった例ではシャンプー台が合わずに頭痛やめまいが起こってしまったという方もいらっしゃいました。
首の角度が合わずに圧迫されてしまうと寝違えたような違和感から頭痛やめまいに発展する可能性があります。
これに関してはフィットしたシャンプー台を使用しているお店を探す他ありません。
選ぶポイントとしてはベット式のフルフラットなシャンプー台であれば体から首までが一直線になるので圧迫が少なく、体への負担が最小限に抑えられると言われております。
ヘアカラーの翌日に頭痛やめまいを感じにくいカラー剤はどんなものがある?
上記で解説してきたように頭痛やめまいの原因は様々にあるので一概にこれがいい!ということはお伝えしにくいことが現状です。
ここではヘアカラーの刺激性と臭いにフォーカスしてご提案をしていきます。
- ヘナカラー
- 塩基性カラー
- ノンジアミンカラー
- ヘアカラー
上から順番に負荷が少ないものとなります。
臭いや刺激性の有無は脱色力(明るくする力)に左右されますが、ヘナカラーや塩基性カラーはそれがありません。
反対に脱色力は穏やかなもののノンジミンカラーに関しては多少の作用は持っているので頭痛やめまいの原因は0%だとは言い切れません。
この辺りはお客様の症状や状況、仕上がりのイメージに合わせてご提案が変わってくるのでカウンセリング次第といったところではあります。
ヘアカラーの翌日に頭痛やめまいが起こる原因とは?対応策を現役美容師が解説 まとめ
頭痛やめまいの原因は薬剤の問題であってり体の体調の問題であったり、美容院の環境の問題であったり様々考えられます。
一概にこうしたら全て解決というわけではなく、一つ一つの問題と向き合っていく中で対策をして解決していくことが多くあります。
重要なことは不安なまま施術を行うのではなく、不安要素を解決した(解決の見込みがある)状態で施術を行うことです。
頭痛やめまいに悩まれている方でも染める方法は必ずあります。
お悩みの方は是非1度ご相談ください。