ノンジアミンカラー実例

【ノンジアミンカラーは色落ちしやすい?】黄色くなる髪色への対策

お客様
お客様

ヘアカラーへのアレルギーがあり、ノンジアミンカラーで染めています。

ただ・・・。すぐに色落ちして黄色っぽく抜けてしまうことが嫌です。

ノンジアミンカラーは色落ちしやすいものなのでしょうか?

ノンジアミンカラーが色落ちしやすいことは事実です。

これだけアレルギーになるリスクがあると言われていてもジアミンが使用され続けているということは、そういうことだと思っています。

美容師
美容師
ただ、染め方によってはノンジアミンカラーであっても色持ちをよくしていくこともできると思っています。

特に現状から考えると改善をする余地というものは残されていると思います。

 

実は髪質によって黄色っぽく色落ちしやすいというのは、ノンジアミンカラーや通常のカラー剤に関わらず共通してお悩みの方はいらっしゃいます。

 

つまりジアミンの有無以前に薬剤によるコントロールで改善ができる部分もあると考えております。

 

今回は黄色っぽく色落ちをしてしまうというお悩みをお持ちの方へのノンジアミンカラーによるアプローチ方法を解説していきます。

目次

【ノンジアミンカラーは色落ちしやすい?】いつも黄色っぽく色落ちしてしまう

まずは状態を確認していきます。

お客様からのヒヤリングを下記にまとめました。

  • 1ヶ月前にノンジアミンカラーをしたが毛先の黄色っぽさがそのまま仕上がってしまった
  • とても色落ちしやすい髪質なので暗めに染めたい
  • 根本の伸び具合よりも毛先の色落ち具合を目安にカラーをしているからダメージが気になってしまう

【ノンジアミンカラーは色落ちしやすい?】黄色っぽく抜けにくく染めるご提案

今回のケースでは中間部分と毛先部分に大きな色の差があることをおわかりいただけますでしょうか?

中間部分はベースのある状態で適度な赤みを感じます。対して毛先部分はベースが完全になくなり、黄色っぽい色合いを感じます。

 

このような状態の際に全体を同じ色で染めてしまうと前回までの仕上がりのように改善がされません。

では、どうすればいいのか?まずファーストプロセスがベースの統一です。

 

ベースが抜けて黄色っぽく見える部分にベースとなるブラウンの染料を重ねます。

中間と毛先のベースが整ったタイミングで全体を統一するように染めていきます。

  • 髪の毛の中心にベースがある状態→赤みを帯びた仕上がり
  • 髪の毛の中心にベースがない状態→黄色っぽく抜けた仕上がり

それぞれ状態が異なり、ベースが整っていないと仕上がりの色合いに差異が出てしまいます。

まずはベースの統一→希望の色合いに発展させていくという流れがノンジアミンカラーであっても必要なプロセスとなります。

【ノンジアミンカラーは色落ちしやすい?】仕上がりの状態

上記のようにベースの統一を行い、染まり上がりが下記となります。

 

毛先の黄色っぽさは大きく改善できていると思います。

中間から毛先部分のベースが統一されていと綺麗な仕上がりに見えますね。

【ノンジアミンカラーは色落ちしやすい?】これからのプランニング

次回以降のプランニングとしては次のようにお伝えをさせていただきました。

  • ここから、2〜3回ほどベースカラーが安定するまでは1ヶ月ペースで全体カラー
  • ホームケアは指定のシャンプートリートメントを使用していただく
  • ベースが落ち着いてきてからは1.5〜2ヶ月ペースでカラー
  • そのタイミングから毛先の褪色具合に合わせてリタッチカラーを挟んでもOK
  • ベースが落ち着いてきてからは色合いのチェンジも可能!
  • ただしあまりハイトーンはお勧めしません!

ヘアカラーの色については継続とケアが重要です。

特に今回のように色が落ちやすいというお悩みをお持ちの方は、正しい染め方の継続と色を落としにくいヘアケアが求められます。

 

今回の事例から分かるようにノンジアミンカラーだから色もちが悪いのではなく、誤ったアプローチ方法をとっているから色持ちが悪くなります。

それはジアミンが入った通常のカラーでも同じことが言えます。

 

反対にノンジアミンカラーであっても正しいアプローチ方法を知っていれば綺麗に持続性のあるカラーを実現することができます。

 

ノンジアミンカラーの色持ちに疑問をお持ちの方は是非1度ご相談ください。

 

ジアミンアレルギーになり、染められなくなってしまった方や

ノンジアミンカラー で染めているけれど思い通りにならないと

お悩みの方は是非1度ご相談ください。