ノンジアミンカラー/ジアミンアレルギー解説

ノンジアミンカラーは毎回同じ色に染まる?色ムラの原因と対策を美容師が解説

ノンジアミンカラーは毎回同じ色に染まる?色ムラの原因と対策を美容師が解説

【ノンジアミンカラーは毎回同じ色に染まるの?】

「前とちょっと違う色味に感じる…」
「思っていたより赤みが強い気がする…」

そんなお声を、ノンジアミンカラーを使い始めた方からいただくことがあります。

確かに、ジアミン系カラーに比べてノンジアミンは染料の定着が穏やかで、使用方法や髪の状態によって微妙な“色ブレ”が出るケースもあります。
しかし――
適切な設計と施術を行えば、毎回安定した発色を実現することは可能です。


目次

ノンジアミンカラーはなぜ色ブレしやすいのか?

ジアミンを含まないノンジアミンカラーは、主に「塩基性染料」や「HC染料」といった低刺激な色素で構成されています。これらの染料は、髪の内部に深く入り込むというよりも、髪の表面~浅い層に色を定着させていく仕組みです。

このため、下記のような変化があった場合に、仕上がりの色が異なって見えることがあります:

  • 髪の水分量や乾燥状態(湿気・紫外線によって変動)
  • カラーの塗布量や厚み、塗布ムラ
  • 放置時間や加温の有無
  • 前回のカラーの残留色素(特に暗めの色を使った場合)
  • ホームケア(シャンプーの種類や頻度、洗い方)

特に白髪が多い方や、毎回希望の色味がはっきりしている方にとっては、こうした違いが“色ブレ”として感じられやすくなります。


SafeBeauが大切にしている“安定した発色”の工夫

ノンジアミンカラーは、適当に塗っても綺麗に染まるわけではありません。だからこそ、私たちSafeBeauでは毎回のカラーで仕上がりを一定に保つために、以下のようなポイントを徹底しています。

1. 毛髪状態の丁寧なチェック

施術前には、必ず髪の水分量・ダメージの有無・前回の色の残り具合を確認。
これによって、薬剤の放置時間や配合を微調整します。

2. 仕上がりイメージに基づいた色味設計

カウンセリングでは「どんな色を目指すか」「明るさ・赤みの希望」「今回はどんな雰囲気にしたいか」を細かくお伺い。

ノンジアミンカラーの調色は繊細なので、
お客様の好みや髪の状態をもとに、再現性のあるレシピを設計しています。

3. 施術記録の蓄積と再現

SafeBeauでは、施術内容・薬剤配合・放置時間・塗布方法などを毎回詳細に記録。
次回来店時にはこれをもとに微調整し、「前回と同じ仕上がり」を目指せるようにしています。

施術者ごとにノウハウが分散しないよう、店舗内で情報を共有する体制も整えています。

4. 塗布技術と加温の最適化

ノンジアミンは「塗り方」が結果を左右するカラー。
地肌を守るゼロテク塗布を行いつつも、適切な厚み・位置に正確に塗布することで色ムラを防ぎます。

加温が必要な場合も、部位ごとに温度や時間を調整し、無理なく色素を定着させます。


それでも気になるときは?

万が一、前回と少し違う仕上がりになった場合は、原因を一緒に確認することができます。

「今回、少し赤みが強く感じた」
「いつもより少し暗く見える」

そんな時は遠慮なくお伝えください。
ご希望に応じて、次回以降のカラー設定に反映させたり、色味補正のご提案も可能です。


まとめ|ノンジアミンでも、毎回安定した仕上がりに

ノンジアミンカラーは、「やさしいけど不安定」というイメージを持たれがちですが、
技術と設計しだいで、十分に“再現性の高い仕上がり”を実現できます。

SafeBeauでは、肌へのやさしさと見た目の美しさ、どちらも諦めない施術を大切にしています。

「いつも通りの安心できる仕上がりにしたい」
そんな方にこそ、ノンジアミンカラーはおすすめです。