「7月に入ると髪がパサつく」「梅雨明けにはもう、髪がボロボロ…」そんな経験はありませんか?
実は、7月は1年の中で最も髪がダメージを受けやすい季節。
紫外線・汗・湿気・塩素・冷房といった“夏の5大トラブル”が一気に押し寄せるからです。
この記事では、美容師の視点から、7月に髪が最も傷む理由とその対策をQ&A形式でわかりやすくお伝えします。
目次
7月に髪が最も傷む5つの理由とその対策
Q:なぜ7月は髪が1年で最も傷みやすいの?
A:7月は以下の5つのダメージ要因が一気に重なるため、髪にとって最も過酷な季節と言われています。
- 紫外線:顔や腕と同様に髪も日焼けし、キューティクルが損傷します。
- 汗・皮脂:頭皮の皮脂バランスが乱れやすく、かゆみや臭いの原因になります。
- 湿気:髪が広がりやすく、うねりやすくなるためスタイルが崩れやすくなります。
- 塩水・塩素:海水やプールの塩素が髪に残ると乾燥とゴワつきの原因になります。
- 冷房による乾燥:クーラーの風に長時間さらされると、髪と頭皮の水分が奪われパサつきが進行します。
このような5大要因により、7月は1年で最もヘアケアの重要度が高まる時期です。
ここからは、美容師の視点で厳選した「7月の髪ダメージを防ぐための5つの具体的な対策」を順にご紹介していきます。
1. 紫外線対策:髪も日焼けします
Q:髪も日焼けするの?顔だけじゃないの?
A:はい、髪も紫外線の影響を受けます。キューティクルが破壊されると、パサつきやツヤの低下、カラー退色の原因に。
対策:
- 日傘や帽子で紫外線を遮る
- UVカット成分配合のヘアスプレーを使用
- 髪をまとめて露出を減らす
2. 汗・皮脂対策:頭皮の汚れは早めにオフ
Q:汗をかいたまま放置するとどうなる?
A:頭皮の皮脂や汗をそのままにしておくと、毛穴づまりやかゆみ・臭いの原因に。
対策:
- 38℃程度のぬるま湯で1分半の予洗い
- 頭皮を中心に丁寧なシャンプー
- 洗髪後は地肌からしっかりドライヤーで乾かす
3. 湿気対策:広がり・うねりを抑えるには
Q:湿気で髪が広がるのはなぜ?
A:空気中の水分が髪内部に入り込み、くせやうねりが強くなってしまうからです。
対策:
- 保湿力のあるトリートメントを使用
- アウトバストリートメントでコーティング
- 髪を完全に乾かしてから外出する
4. 塩水・塩素対策:夏レジャー後の正しいケア
Q:海やプールのあとって何に注意すべき?
A:塩分や塩素が髪に残るとキューティクルが開き、乾燥やダメージが進行します。
対策:
- 遊泳後はすぐに真水で洗い流す
- 洗髪後はトリートメントで補修
- 帰宅後は必ずドライヤーで乾かす
5. 冷房による乾燥対策:室内でも油断しない
Q:冷房って髪にも悪いの?
A:クーラーの風が直接あたると、頭皮や髪の水分が奪われ、パサつきやすくなります。
対策:
- 冷風が直接当たらない位置に座る
- 保湿力の高いシャンプー・トリートメントを選ぶ
- 就寝時はナイトキャップや髪をまとめて乾燥対策を
よくある質問とまとめ(FAQ形式)
Q:7月の髪トラブルを防ぐには何から始めればいい?
A:まずは紫外線・汗・冷房など、自分がよく接する環境に合わせて1つずつ対策を始めるのがおすすめです。
Q:普段のケアで気をつけたいことは?
A:毎日のシャンプー・ドライ・紫外線カットの3点を「意識的にやる」だけでもかなり変わります。
Q:ヘアサロンでのケアも必要?
A:夏前後に1回、プロによる集中トリートメントや頭皮ケアを受けると、夏のダメージを最小限に抑えられます。
7月は髪にとって最も過酷な季節。だからこそ、正しい知識と対策で、夏の終わりも“ツヤ髪”でいきましょう。