そんな悩みを抱えている方は、実は非常に多くいらっしゃいます。
特に白髪染めやカラーを定期的にされている方ほど、頭皮には大きな負担がかかっています。にもかかわらず、「何となく放置」してしまっている人がほとんど。その結果、髪のハリ・コシが失われたり、将来的なアレルギーのリスクを高めたりすることもあるのです。
この記事では、美容師の現場経験をもとに、
・なぜ頭皮ケアが必要なのか
・どんなケアをすればいいのか
・毎日取り入れられる具体的な方法
をわかりやすく解説していきます。
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目次
なぜ頭皮ケアが必要なのか?
ヘアカラーや白髪染めを続けていると、どうしても頭皮には少しずつダメージが蓄積されていきます。
たとえしみなくても、カラー剤に含まれる成分が肌のバリア機能を低下させ、乾燥・かゆみ・抜け毛・フケなどのトラブルにつながるケースも少なくありません。
特にジアミン系染料を含むカラー剤を使用している場合は、**「いつか突然アレルギーが出るリスク」**とも隣り合わせ。
そして一度アレルギーを発症してしまうと、従来のカラーが一切使えなくなり、「染めたいのに染められない」という深刻な状態に陥ることも。
だからこそ今、アレルギーを予防するための“土台づくり”としての頭皮ケアが、美容師のあいだで改めて注目されているのです。
では実際に、美容師が日常的に行っている頭皮ケアにはどんな内容があるのでしょうか?
次の章で、実践しやすい3つのステップをご紹介します。
髪の美しさは「土台」で決まる
スキンケアで言えば「頭皮」は“顔の皮膚”とつながっている重要なパーツ。乾燥や血行不良が続くと、白髪・薄毛・フケ・かゆみなどの悩みが表面化しやすくなります。
カラーや白髪染めが頭皮に与える影響
市販・サロン問わず、ヘアカラーには多少なりとも**アルカリ剤や酸化染料(例:ジアミン系)**が含まれています。繰り返し使用することで、以下のようなリスクが蓄積します。
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頭皮のバリア機能が低下する
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かゆみ・赤み・フケが出やすくなる
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ジアミンアレルギーを発症するリスクが高まる
実際の現場では…
美容室では「最近、カラーの後に頭皮がヒリヒリする」「カラーすると乾燥が気になるようになった」といった声が年々増加中。
多くの方が「今はまだ大丈夫」と思いがちですが、本当は未然に防げることばかりなんです。
美容師が実践する頭皮ケアの3ステップ
美容師の視点から「自分の頭皮にもお客様の頭皮にも」やさしいケアとして取り入れているのが、以下の3ステップです。
ステップ① ホホバオイルでの頭皮クレンジング
乾いた頭皮にホホバオイルをなじませ、指の腹で優しくマッサージ。
【ポイント】
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頭皮の皮脂バランスを整える
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毛穴に詰まった汚れを浮かせる
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肌に負担をかけずに保湿できる
週1~2回でOK。シャンプー前に行うことで、地肌環境が劇的に改善します。
ステップ② セラミド入り保湿ローション
洗髪後にキュレル頭皮保湿ローションなどを使い、頭皮に潤いを補給。
【ポイント】
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乾燥によるかゆみ・フケを予防
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頭皮のバリア機能をサポート
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カラー後のダメージ緩和にも効果的
カラー後1週間は毎日、それ以降は2~3日に1回を目安に。
ステップ③ マッサージブラシで血行促進
無印良品などで購入できるシリコン製頭皮ブラシを使用。
【ポイント】
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頭皮のコリをほぐす
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髪の成長に必要な血流を促進
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リフトアップ効果やリフレッシュにも◎
朝のスタイリング時や入浴中に1日2~3分でも十分。
頭皮ケアを始めた人が実感している変化とは?
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髪にハリ・コシが出た
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白髪の増加ペースが遅くなった
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カラーの刺激が気にならなくなった
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抜け毛が減った
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「老け見え」しなくなったと言われた
どれも、日々の積み重ねによって得られる結果です。
頭皮ケアは“発症前の備え”にもなる
ここで強くお伝えしたいのは、
ジアミンアレルギーなどの頭皮トラブルは、発症してからでは対応に限界があるということ。
でも、「まだ大丈夫」な今のうちなら、以下のような予防ができます。
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カラーの頻度を見直す
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ノンジアミンカラーを選ぶ
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頭皮ケアを習慣化してバリア機能を保つ
SafeBeauでは、アレルギー対応のヘアカラーや予防策の実践例も数多く公開しています。
まとめ
頭皮ケアは「肌が弱い人」「トラブルが出てからやるもの」ではありません。
むしろ、今トラブルが出ていない人ほど、先回りして取り入れる価値があるのです。
あなたの髪がこれからもずっと元気で、美しくあり続けるために——
まずは今日から、できるところから始めてみてください。
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