ヘアカラーによって引き起こされるアレルギーはジアミンアレルギーが一般的です。
ジアミンアレルギーを発症すると強い痒みや かぶれなどの症状を引き起こします。
そして、アレルギー反応がさらに強く過剰に出てしまうことをアナキラフィシーショックと言います。
アナキラフィシーショックの症状は非常に危険な状態です。
このような症状が確認された場合には一刻も早く病院での診断を受けるべきです。市販薬などで自分で対応することは不可能です。
この記事ではヘアカラーによるアナキラフィシーショックの症状や対応について解説をしていきます。
目次
【ヘアカラーでアナキラフィシー?】アレルギーの症状とは
ヘアカラーを行うことでアレルギーが起こる事があります。
ジアミンという成分が引き起こすジアミンアレルギーが一般的に知られております。
アレルギーの症状は軽度のものと重度のものに分ける事ができ、重度な症状はアナキラフィシーショックと呼ばれます。
軽度なアレルギー症状
- 頭皮の痒み
- 頭皮が赤く炎症を起こす
ヘアカラー後に上記のような症状を起こす場合はヘアカラーによるアレルギーの前兆、もしくはアレルギーの軽度な状態であるという事が言えます。
この状態では我慢をすればヘアカラーを継続することもできるでしょう。
しかし反応を繰り返すことでアレルギー反応が強くなりアナキラフィシーショックへと発展する可能性もあります。
ヘアカラーをやめる必要はありませんが、染め方をアレルギー対応のものへと切り替えていく必要があります。
\\ジアミンアレルギーでも染められる//
アナキラフィシーショックによる重度なアレルギー症状
- 頭皮の強い痒み
- 頭皮や耳、首が赤く炎症を起こし、液が滲み出てくる
- 目やまぶた、耳などが腫れる
- 息苦しさを感じる
- 血圧が低下し、体調不良を感じる
ヘアカラーへの耐性が極端に弱い方やアレルギーを確認しながらも無理に染め続けた場合には上記のようなアナキラフィシーショックを引き起こします。
軽度なアレルギー症状と比べると緊急性があり、いち早く専門医による診断と治療が必要な状態です。
医師に相談をする場合はアレルギー科、皮膚科を受診しましょう。
また使用したカラー剤の成分を把握しておくとスムーズに伝える事ができます。
【ヘアカラーによるアナキラフィシーの症状】ジアミン以外のアレルギーも考えられる
ヘアカラーのアレルギー=ジアミンという認識が広く知れ渡っておりますが、一概にはそうとは言い切れません。
世の中で使用されている9割以上がジアミンを使用したヘアカラー剤のため
ジアミンアレルギーの方の割合が多いだけで、それ以外の方法で染めている方は
別成分が原因のアレルギーも考えられます。
例えばヘアマニキュアやカラートリートメント、ヘナといったカラー剤も例外ではありません。
これらはジアミンアレルギーの方でも使用できる安全とされてるノンジアミンカラー剤です。
しかし、該当の成分への耐性が弱い場合や長期的に使用した際にはアレルギーを発症する可能性も考えられます。
だからこそ、染める以上は適切な方法で適切な頻度を守って染めていく事が重要です。
10年、20年と染め続けるためには1回1回の染め方が重要となります。
【ヘアカラーによるアナキラフィシーの症状】アレルギーでも染めている方の実例
ケース:1 ノンジアミンカラーを使用して白髪を黒に近い色で染めた実例です。
ノンジアミンカラーでも通常のカラーと同様に白髪染めを行うことは可能です。
ケース:2 ノンジアミンカラーで明るく白髪染めを行った実例です。
脱色の工程と白髪染めの工程を2プロセスに分けることで綺麗な染まり上がりを実現しました。
ケース:3 ノンジアミンカラーでおしゃれ染めを行った実例です。
クリアな寒色系の色を目指してアプローチを行いました。
このようにノンジアミンカラーであっても通常のカラーに近い仕上がりを実現することは十分に可能です。
染めることを諦める必要はありません。
ご自身の現状でどんなものを使う事ができて、どんなものは使う事ができないのかを分析し 最適なノンジアミンカラーを選ぶことでイメージに近い仕上がりを作る事ができます。
【ヘアカラーによるアレルギー?】アナフィラキシーの症状とは? まとめ
ヘアカラーを行う以上はアレルギーのことやアナキラフィシーショックというリスクがあるということを認識しておく必要があります。
万が一、違和感を感じた場合にはすぐに医師への相談を心がけておきましょう。
また脅すわけではありませんが、アレルギーのリスクはジアミンだけではありません。
その他の染料をはじめとした様々な成分にリスクがあり、限界を越えればアナキラフィシーショックを起こすこともあり得ます。
だからこそヘアカラーとの付き合い方はとても重要です。
長く続けていくためにも適切な染め方を行えるように心がけて選択していきましょう。
ジアミンアレルギーになり、染められなくなってしまった方や
ノンジアミンカラー で染めているけれど思い通りにならないと
お悩みの方は是非1度ご相談ください。