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Q:ノンジアミンカラーなのに、なぜ染まらない?
A:ノンジアミンカラーには複数の種類があり、染まり方や目的が大きく異なるからです。
ノンジアミンカラー=1種類と思われがちですが、実際は以下のように分類されます。
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【アルカリタイプ】
→ 一般的なカラー剤と似た染まり方。明るさも出せる。
→ ただし、ジアミン類似成分による“交差アレルギー”の可能性あり。 -
【塩基性カラー・HC染料タイプ】
→ 髪表面に染まる低刺激カラー。白髪カバー目的にはやや弱い。
→ 色落ちは早いが、頭皮にやさしくアレルギー発症リスクは低い。 -
【酸性染毛料(マニキュア)】
→ 頭皮につけずに染める。地肌への負担が少ない。
→ 明るくできず、根元が染まりにくい点に注意。 -
【天然染料(ヘナ・インディゴ)】
→ 化学物質を極力避けたい人向け。
→ 明るくできない。色味が限定的。ケミカル混入品もあるので注意。
Q:ノンジアミンカラーなのに、なぜかゆくなる?
A:ノンジアミンでも“別の成分”によるアレルギーや刺激が原因のことがあります。
代表的な要因は以下の通り:
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ジアミン類似成分(例:トルイレン-2,5-ジアミン)による交差反応
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カラー後の酸化不足、残留物質による刺激
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塗布時の頭皮への圧迫や傷による炎症
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天然成分(ヘナ・インディゴなど)に対する植物アレルギー
Q:では、どうやって自分に合うノンジアミンカラーを選べばいいの?
A:目的と体質に応じた「絞り込み」が大切です。
以下を参考にしてください。
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明るく染めたい → アルカリタイプ(ただし刺激あり)
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刺激を避けたい → 塩基性カラー or マニキュア
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極力自然派志向 → ナチュラルヘナ(100%植物)
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地肌につけたくない → マニキュア or ゼロテク施術推奨
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白髪が多くてしっかり染めたい → 複合アプローチ(例:塩基性+インディゴなど)
Q:ノンジアミンカラーなら誰でも安心?
A:いいえ。ノンジアミン=“絶対安全”ではありません。
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稀にアレルギーを起こすケースあり
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施術ミスや放置時間の誤りで頭皮トラブルも発生
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色ムラ・色落ちなど、仕上がりへの不満も多数
だからこそ、ノンジアミン=安全神話に頼らず、正しい理解と施術が必要なのです。
Q:SafeBeauではどう対応している?
A:全5種類のノンジアミンカラーを使い分け、お客様の状態に合わせて最適な方法を提案しています。
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パッチテストやヒアリングでの体質確認
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ゼロテク(頭皮に薬剤をつけない技術)対応
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ノンジアミンでも「痒みや染まりムラが出ないように」独自のケア設計
Q:自分で染めるのは危険?
A:特にライトナーや天然染料は注意が必要です。
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手軽さだけで選ぶと、頭皮刺激や色ムラのリスク
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自然派をうたう商品にも化学染料入りがある
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修正が難しいケースも多く、美容師でも直せないことも
まとめ|“ノンジアミンカラーは1種類”ではありません
「染まらない」「かゆい」「すぐ色落ちする」…
こうした声が絶えない理由は、ノンジアミンという言葉だけで安心してしまう構造そのものにあります。
大切なのは、「ノンジアミン=複数の技術カテゴリ」であることを理解し、自分に合った選択をすること。
SafeBeauでは、その一歩を一緒に考えるお手伝いをしています。
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