白髪染め解説

【敏感肌とアレルギー持ちで染められない】どんな白髪染めが有効?

お客様
お客様
アレルギー、皮膚のトラブルをお持ちの方 白髪染め(ヘアカラー)はどうされてますか? 美容師さんから詳しい方にご意見をいただきたいです。 私は元々、敏感肌でアレルギー持ちでもありますが、なんとか定期的にヘアカラーをしてきました。主に白髪染めのリタッチです (刺激が少なめのヘアカラーを美容院にて) コロナ禍の中で、カラートリートメントが良いと聞いたことがあり、いろいろな種類を何度か試したことがありますが、どれもかえって刺激がありました(頭痛が起こったことも) 私には向いていませんでした。 実はこの度、顔に強い炎症が起きてしまう皮膚疾患に罹患し、現在も治療中で、もう何ヶ月もヘアカラーをお休みしています(泣) とはいえ、さすがに白髪が気になるようになりました。 刺激にならず、白髪が染めれる方法がありましたら、ぜひ教えてください。 どのような方法があるか知りたいです。 できれば、スプレーやファンデ状の白髪隠しやマスカラタイプではなく、染まると嬉しいです
美容師
美容師
実は誰もが安全に刺激を感じるカラー剤は存在しません。人それぞれ得意・不得意があるように頭皮にも耐えられる・耐えられない成分が存在します。まずはご自身の体質にはどのカラー剤が合っているのかを探していくことから始めてみましょう。

アレルギーや敏感肌にお悩みをお持ちの方とって、白髪染めの選択は非常に難しい問題です。

 

1番大切なことはご自身が何が使えるのか、何が使えないのかをきちんと理解をしておくということです。

理解した上で使用をしていれば かぶれや刺激のリスクを軽減することができます。

 

今回の記事では ご相談者様がカラートリートメントが使えない状況にあり、他にどの白髪染めが選択肢となるかについて考え、今後ヘアカラーを続けていくためのアドバイスをまとめました。

目次

何が使えて何が使えないかを整理する

まず初めに行うべきは何が使えて何が使えないかを整理することです。

ご相談者様の場合はカラートリートメントが使えないことが確定しております。

 

そのほかで言えば下記のカラー剤は使うことができる可能性があります。

  • ジアミンカラー
  • ノンジアミンアルカリカラー
  • ヘアマニキュア
  • ヘナ

どの白髪染めも万人に安全で刺激がないとは言い切れません。

多くの方は問題がなく使えるカラー剤でも、ご相談者様には刺激を強く感じられる場合があります。逆も然りです。

 

パッチテストを用いて、自分の体には何が刺激がなく最適なのかを見極めることから始めてみましょう。

アレルギー反応は繰り返すごとに強くなる

アレルギーの反応は繰り返すごとに強くなります。

また刺激を繰り返すごとに そのほかのヘアカラー剤の拒否反応が強くなるということもあり得ます。

 

例えばAのカラー剤は使える状況でBのカラー剤に切り替えます。

しかしBのカラー剤でアレルギー反応が起こり、以前は使えていたAのカラー剤に切り替えたところAのカラー剤でもアレルギー反応が出てしまったということは珍しいことではありません。

 

だからこそ、既にヘアカラーのアレルギーをお持ちの方は1回1回のヘアカラー に慎重になる必要があります。

ご自宅でのヘアカラーはお勧めすることができません。

 

ご提示したようにアレルギーの方が使うことができるカラー剤は限られております。

長く染め続けることを考えれば、現状で使える薬剤とは大切に付き合っていく必要があります。

頭皮のバリア機能を高める

敏感肌の方はどの薬剤を使用するかということも大切ですが、頭皮環境を向上させてバリア機能を高めておくということも重要な要素です。

 

頭皮には自然に分泌される皮脂が存在しておりますが、敏感肌の方は皮脂の分泌量が少ない傾向にあります。

この皮脂を適正量に整えておくことで刺激に強い頭皮を作ることができます。

 

具体的には週に1〜3回ほど、シャンプーの前にホホバオイルを浸透させることです。

そうすることで頭皮の皮脂量が増えてバリア機能が高まり、ヘアカラーの刺激にも抵抗することができます。

【敏感肌とアレルギー持ちで染められない】どんな白髪染めが有効? まとめ

白髪染めを安全に続けていくためには、まず自分に合った薬剤を見極めることが大切です。

アレルギー反応は繰り返すたびに悪化する可能性があり、常に慎重な判断が求められます。

パッチテストを行い、使える薬剤を理解にしつつ 頭皮のバリア機能を高めるケアを取り入れることで、長期的にヘアカラーを継続することが可能になります。