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結論:ジアミンアレルギーを放置すると命に関わることもある
ヘアカラー後に現れるかゆみ・赤み・腫れなどの症状を放置すると、ジアミンアレルギーが重症化する可能性があります。
場合によっては呼吸困難や意識障害といったアナフィラキシーショックを引き起こすこともあるため、早期対応が重要です。
一度でも症状が出たら、以後はジアミンを避けるのが原則です。
放置すると重症化の危険も。全体像は保存版ガイドで確認してください。
ジアミンアレルギーとは何か?
ジアミンアレルギーは、ヘアカラー剤に含まれる酸化染料(主にパラフェニレンジアミン)によって誘発される即時型アレルギー反応です。
主な初期症状:
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頭皮のかゆみ・ヒリヒリ感
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顔や耳、首の赤み・かぶれ
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目の周りの腫れ
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水ぶくれやじんましん
放置によるリスク:症状が重症化する3つの段階
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軽度反応(初期)
→ 局所的なかゆみや赤み。対処次第で数日で回復可能。 -
中等度反応
→ 顔の広範囲が腫れる、水ぶくれが出る、日常生活に支障が出る。 -
重度反応(アナフィラキシー)
→ 呼吸困難・意識低下・命に関わる全身性アレルギー反応。
アレルギーの発症後にすべき対応
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速やかに皮膚科・アレルギー科を受診する
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症状が出た当日のヘアカラー剤を持参する
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処方された抗アレルギー薬を指示通りに使用する
▶参考記事:ジアミンアレルギーで処方される薬とは?初期対応と予防策
ヘアカラーを継続したい人への提案
アレルギーを発症した方も、完全に染めることを諦める必要はありません。
現在は「ノンジアミンカラー」という選択肢があり、ジアミンを含まない安全な染毛剤を使用できます。
ノンジアミンカラーの特徴:
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PPD・PTDなどの酸化染料不使用
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髪や頭皮への刺激が少ない
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白髪染めやトーンダウンにも対応可能
ただし、ジアミン以外の成分に反応する場合もあるため、パッチテストは毎回行うべきです。
▶参考記事:ノンジアミンカラーでもパッチテストは必要?注意点まとめ
予防策と今後のヘアカラーとの付き合い方
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初めて使うカラー剤は必ずパッチテストを実施
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「1度でも症状が出たカラー剤」は今後一切使用しない
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ジアミンフリーを明記した製品を選ぶ
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体調が悪い日・肌が荒れている日にはカラーを避ける
まとめ
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ジアミンアレルギーを放置すると、アナフィラキシーに至る可能性がある
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症状の程度によって対処のスピードと重症度が変わる
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ノンジアミンカラーで継続は可能だが、必ずパッチテストが必要
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医療機関の受診と、使用履歴の共有がリスク管理の基本
関連リンク(内部リンク維持)
\動画でも解説をしております/
