一緒に今後のプランを考えていきましょう!
ジアミンアレルギーを発症した瞬間はお先真っ暗な状態をイメージされてしまう方も少なくはないはずです。
これから染められないのだろうか?
このように悩まれる方からの相談も非常に多くいただきます。それでも大丈夫、必ずお客様方に適した染める方法は存在します。
本日はジアミンアレルギーを発症されたお客様の実例をご紹介していきます。
目次
ジアミンアレルギーの発症でノンジアミンカラーに切り替える
突然のジアミンアレルギーの発症だったそうです。
今回、ご紹介していくお客様はお子様を育てていらっしゃるママさんです。
少し前までは、ヘアカラーはお店でしっかりと行っていたそうです。
しかし最近は時間が取れずに自宅でヘアカラーをされていたそうです。
1年ほど自宅でのヘアカラーを繰り返していたある日。突然激しいかゆみに襲われたそうです。
このメーカーは合わないのかも??と他のメーカーに変えてみても症状は増さらに悪化。
困り果てて皮膚科を受診したところ、ジアミンアレルギーの診断をされたそうです。
ジアミンアレルギーは毎回のヘアカラーの積み重ねで発症します。
1回1回のカラーでどれだけ負担を減らすことができるかが、将来のアレルギーリスクを抑えるポイントです。
ノンジアミンカラーでアッシュの色に染めることはできますか?
実際にご来店をいただきました。
前回、染めた時から2ヶ月ほどが経過しているそうです。
元々はハイライトが入っているため、全体的には明るさを感じます。
白い部分は前側に集中し後ろには点在するほどにしかありません。
お客様のご希望のイメージ
お客様の仕上がりのイメージをまとめます。
- 明るさを保ちたい
- 白髪を染めたい
- アッシュ系に染めていきたい
このようなご要望です。
これらのご要望を元に施術のプロセスを考えていきます。
白髪を明るくアッシュに染める最適なノンジアミンカラーの提案
ノンジアミンカラーの特徴として、赤み系の色は豊富にあるのですが、アッシュ系の色を表現することは、とても難しいです。
特に酸化染料を含むノンジアミンカラーなどは完全に赤みが強く出てしまいます。
ノンジアミンカラーで白髪を明るくアッシュに染めていく
カラーの方法としては2つの工程に分けて進めていきます。
-
明るくする工程
- 色を入れる工程
それぞれを分けることで明るくしながらアッシュの色合いも表現することができるようになります。
方向性が決まれば早速施術に移っていきます。
まずは明るくする工程
髪を明るくするノンジアミンカラーで根元の黒い部分を染めていきます。
ここで注意しておかなければいけないことは刺激を感じる可能性があるということです。
明るくする薬剤には必ずアルカリ剤や過酸化水素水と言った成分が含まれています。
アレルギー反応がでる心配はありませんが、刺激を受ける可能性は十分にあります。
施術前には必ず保護対策と頭皮につかないようにカラー塗布を徹底して行っていきます。
毛先部分はハイライトを追加していきます。
前回染めた時はその直後から強い刺激があったそうで心配していましたが、問題はなさそうで一安心です。
明るくするだけなので7分ほど時間を置いて根元が明るくなったことを確認し1度シャンプーをしていきます。
次に色を入れる工程
その後、根元部分に白髪を染める色の濃いアッシュブラウンのノンジアミンカラーを塗っていきます。
毛先部分にはグレーアッシュに設定したノンジアミンカラーをそれぞれ塗布していきます。
全体を白髪染めで塗ってしまうと暗く見えすぎてしまうので、根元と毛先は薬剤を分けています。
色の定着をしっかりとさせるために温めながら25分ほど置いていきます。
時間になり、染まっていることを確認したら流してシャンプーをして完成です!
ノンジアミンカラーで白髪を明るくアッシュに染めた後の仕上がり
全体的には明るさを保ちながらも赤みを抑えて綺麗なアッシュグレーに染まりました。
白髪が気になっていた根元部分もしっかりと染まっています。
もちろん、黒髪部分も自然に明るくなっています。
ジアミンアレルギーを発症してもヘアカラーを諦める必要はありません。
確かに通常のカラーに比べて手間や時間はかかります。
それでもご要望に合わせてヘアカラーを楽しむことは十分に可能です。
もし、同じように悩まれている方がいらっしゃればお気軽にご相談ください。
忙しい中でもしっかりと次回の予約をいただきました。
また2ヶ月後にお待ちしておりますね。