ジアミンアレルギーって年齢が上の方もしくは白髪染め世代の方の悩みだと思っていませんか?
実はそんなことはありません。
ジアミンアレルギーは20代でも30代でもヘアカラーをされている方は誰にでも起こりうるものです。
ヘアカラーを行なっている以上は若い世代の方々も油断をしていてはいけません。
やはり、毎回のヘアカラーのやり方と日々の積み重ねが大切です。
目次
20代でジアミンアレルギーを発症 ノンジアミンカラーでおしゃれ染めはできるの?
さて、本日ご相談いただいたのは20代でジアミンアレルギーを発症されたお客様です。
カラーをやり始めてから5年ほどで発症をされたことになります。
高校を卒業したあとから染めはじめたそうです。
始めは美容室と自宅で半々くらいの割合。
次第に美容室でしかヘアカラーはしていませんでした。
ある時、いつもと何事も変わりなくヘアカラーを終えたその夜から様子がおかしくなったそうです。
今までに経験したことのないかゆみに襲われ、引いてきた頃には赤く炎症が起きたそうです。
さすがにただことではないと思い、病院に行き『ジアミンアレルギー』の存在を知ったそうです。
ジアミンアレルギーはいつ発症するかわかりません
若いから。白髪染めは使用していないから。ということは実は関係ありません。
ジアミンを含むカラー剤を使用して髪を染めている限り、誰にでもリスクはあります。
なので、リスクを少しでも抑えるために予防は必ず必須です。
- カラー前の頭皮保護
- カラー剤の塗り方
- カラー後のケア
長い将来、ヘアカラーを続けていくためにもヘアカラーのやり方についても注意していかなくてはなりません。
ジアミンアレルギーの方をノンジアミンカラーのおしゃれ染めで染める
ジアミンアレルギーを発症してしまった以上は、通常のカラー剤は使うことはできません。
カラーをしないという選択かジアミンを含まないノンジアミンカラーで染めていくという選択のどちらかです。
今回のお客様はそれでもヘアカラーは続けて行きたいというご要望をいただいたので、ノンジアミンカラーで施術を行なって行きます。
まずは現状の確認です。
前回美容室で染めてから2半ヶ月が経過している状態です。
3cm前後根元の黒い部分が伸びてきました。
白髪などは特にありません。
今回は毛先の色はそのままに、根元部分を毛先の明るさに合わせるように染めて行きます。
ノンジアミンカラーでのアプローチ方法
今回は明るくするノンジアミンカラーと色を入れていくノンジアミンカラーを混ぜ合わせて行きます。
白髪染めの際はこの2つの工程を分けて塗って行くことが多いですが、白髪はないので同時進行でも問題ありません。
注意すべき点は明るくする成分が配合しているという点です。
もちろん、ジアミンは配合されていないのでジアミンアレルギーの心配はありませんが明るくする際に刺激が出てしまうことはあります。
特にジアミンアレルギーを発症されている方は頭皮が敏感になっている可能性があるので注意が必要です。
最初にも記載した3点。
カラー前の保護、頭皮にが見えるように塗っていく、カラー後に薬剤を残さないなどのケアは徹底していく必要があります。
塗り終わってから15分ほどお時間を置いてから流してシャンプーをして行きます。
ノンジアミンカラーで染めた後の仕上がり
伸びていた根元もしっかりと繋がりましたね。
前回までのカラーの色合いと同じようにノンジアミンカラーでも設定することができます。
数日後、症状があったかなどを確認させていただきました。
安心して任せられたのでよかったです。
今回は異常などはなかったようです。
ひとまず安心ですね。
これからも継続して染めていけるように取り組んで行きましょう!
おしゃれ染め世代のお客様こそジアミンアレルギーやノンジアミンカラーについて知って欲しい
ヘアカラーを行なっている全ての方に理解して欲しいことですが、特に若い方にはしっかりと理解して欲しいと思います。
なぜなら、今後、50年60年とヘアカラーを繰り返していくからです。
今のまま無理なカラーをしていて、続けていくことはできますか??
将来、健康な髪の毛や健康な頭皮は維持できますか??
ジアミンアレルギーも、頭皮や髪のダメージも受けてしまってからでは、できることはありません。
いかに若いうちから負担をかけずにアレルギー予防をしながら年齢を重ねていくかが大切なポイントになります。
将来、健康な状態でいられるように今からできることを取り組んで行きましょう!
相談いただければいくらでもお手伝いさせていただきます。
もちろん、ジアミンアレルギーを発症されてしまった方の力にもなれますので、なんでもご相談ください。