ノンジアミンカラー実例

ノンジアミンカラーで染めると赤くなる?対策と解消法を解説します。

さいたま市南浦和の白髪染め専門美容院safe beauのノンジアミンカラーを解説したブログ

ここ最近ヘアカラーにより引き起こるジアミンアレルギーの増加が問題になっています。

ジアミンアレルギーは1度発症してしまうと完治することはありません。

そんな方でも染めることができる唯一の方法がジアミンを使用していない『ノンジアミンカラー』によるヘアカラーです。

ただ、ノンジアミンカラーにはデメリットも存在します。

今回はそんなノンジアミンカラーのデメリットについてのお話です。

 

目次

ノンジアミンカラーで染めると赤くなるのはなぜ?

ノンジアミンカラーの弱点は赤っぽい仕上がりになってしまうと言う点です。

ノンジアミンカラーは赤系の色味(暖色系)の色を作ることは特ですが、青系の色味(寒色系)の色味を作ることは苦手です。

もちろん、ノンジアミンカラーにも青の色は存在しますが、通常のカラー剤に比べれば発色は極めて弱い(薄い)です。

ノンジアミンカラーで染める際には 通常のヘアカラーよりも工夫をしなければ赤みを抑えることはできません。

ノンジアミンカラーで染めるたら赤くなってしまいました

全体的に白髪が伸びてきている状態です。

白髪の比率は6割〜7割ほどです。

ジアミンアレルギーを発症してから長い期間が経ち、ノンジアミンカラーも長く続けてこられています。

僕が担当してからは3回目になります。

過去2回の施術時も赤みを抑えるように染めてきているので、初めの頃よりは赤みは和らいできていると思います。

ノンジアミンカラーで白髪染めで赤みを抑える方法をご紹介!

全体

ノンジアミンカラーで白髪染めで赤みを抑える方法をご紹介!

左側

ノンジアミンカラーで白髪染めで赤みを抑える方法をご紹介!

右側

ノンジアミンカラーで白髪染めで赤みを抑える方法をご紹介!

後ろ

ノンジアミンカラーで赤くならないように染めていくポイント

ノンジアミンカラーで赤みを抑えるポイントは次の2つです。

  • 白髪を染める際の赤みを少なくする
  • 青の染料を補い赤みを抑える

順番に解説をしていきます。

白髪を染める際の赤みを少なくする

白髪染めの赤みを少なくすることは、すぐに効果が現れるわけではありません。

ノンジアミンカラーは毎回の色の積み重ねが重要になるので、その都度 極力赤みを抑えながら染めていく必要があります。

つまり予防の意味合いが高くあります。

通常、白髪染めは赤系の色素を多く持っています。

これはノンジアミンカラーも通常のカラーも同様です。

白髪を染めるのには赤い色素は必要不可欠ということです

ただし、100%赤みがないと染まらないと言うわけでもありません。

髪質や白髪の量にもよりますが、赤みの色素を60%〜90%ほどに設定して、
10%〜40%を青みの色素にすることも可能です。

白髪が染まるギリギリの色素量を見極めて、余った分の赤い色素を青い色素に置き換えます。

このように根元部分を染めていくことで、その場でははっきりとは感じにくいですが抜けていた時の感じ方に変化が生まれます

青の染料を補い赤みを抑える

先ほどの手法は将来的な予防の要素が強いですが、こちらはすぐに効果が期待できます。

今までのカラーの繰り返しにより、赤みが残った部分に対し青の色素を補っていきます。

そうすることで赤みを感じにくくなります。

根元部分には白髪を染める要素があるために赤みは必須になりますが、毛先はすでに白髪が染まっているため赤みは必要ありません。

青の色素のみで染めていきます。

ただしノンジアミンカラーの場合はその性質上、青の染料はそこまで強くありません。

赤みを完全に抑えるには繰り返す必要があるため、時間がかかってしまいます。

赤みを抑えて染めていくことのできるオススメのノンジアミンカラー

ジアミンアレルギーの方で赤みを抑えたいと言う方には『インディゴ』と言う植物性のハーブカラーをオススメしています。

インディゴといえば、ヘナカラーで染めた際のオレンジ色を打ち消す際にも使用されています。

ノンジアミンカラーで白髪染めで赤みを抑える方法をご紹介!ヘナ染め→インディゴで染めた状態

1度目に染めた後にビビットなオレンジだった状態が、インディゴを塗ることで自然なブラウンへと変化しています。

インディゴは青の色素単体でできているために青みを強く持っていると言うことでも有名です。

そして100%天然の植物を粉末にしたものなので、もちろんジアミンは含んでおりません。

ジアミンアレルギーを発症している方でも問題なく使用していくことができます。

このインディゴを活用して赤みを消していきます。

赤みを抑えたノンジアミンカラーの白髪染め

根元の薬剤は塩基性染料と酸化染料を掛け合わせたものをベースに果糖を加えております。

毛先はインディゴをベースに髪の水分量を調節するトリートメントをミックスしました。

ノンジアミンカラーで白髪染めで赤みを抑える方法をご紹介!2種類のノンジアミンカラー+果糖
ノンジアミンカラーで白髪染めで赤みを抑える方法をご紹介!赤みを抑えてくれるハーブトリートメント

これらを塗っていきます。

カラー前の頭皮保護、そしてカラー剤は頭皮にべったりとつかないようにジャストタッチ。

これらはノンジアミンカラーであっても必須です。

ノンジアミンカラー=ノーリスクと言うわけではありません。

刺激やかゆみを感じる方もいらっしゃいます。

何より頭皮への負担を考慮して染めていくことが重要です。

仕上がり

撮影した後に気づいたのですが、なぜかエフェクトをかけたかのような写真になってしまいました。

加工したように見えますが、おそらく僕の指紋です。。。

根元の白髪はしっかりと染まり、全体の雰囲気も赤みが消えたように感じました。

今までの蓄積した赤みが強く残っているので、完全に消し去ることは難しいですが繰り返すことで徐々に緩和されていきます。

 

ノンジアミンカラーで白髪染めで赤みを抑える方法をご紹介!

全体

ノンジアミンカラーで白髪染めで赤みを抑える方法をご紹介!

左側

ノンジアミンカラーで白髪染めで赤みを抑える方法をご紹介!

右側

ノンジアミンカラーで白髪染めで赤みを抑える方法をご紹介!

後ろ

 

 

ノンジアミンカラーは赤みが出てしまい、アッシュっぽくはできないと言われる方が多くいらっしゃいます。

確かにその通りですが、その中でも赤みを抑えることは可能です。

白髪染め自体の赤みを抑え、全体に青みの色素を補充する。

この2点で劇的にとまではいきませんが、アッシュっぽい仕上がりに近づけていきことも可能です。

同じように悩まれている方はぜひ参考にしてみてください!

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