ヘナ染め実例

ヘナで白髪を染めるとオレンジ色にしか染まりませんか?

こんにちは 頭皮に優しい白髪染めを提案しております Safe Beauです。

本日はジアミンアレルギーを発症されているお客様からご相談をいただきました。

お客様
お客様

ジアミンアレルギーの発症をきっかけにヘナカラーに切り替えようと思うのですが・・・。

ジアミンアレルギーを発症されたことをきっかけにヘアカラーについて見直される方が多くいらっしゃいます。

とても素敵な選択だと思いますし、長期的に『白髪染め』と付き合っていくには必須だと思います。

目次

ヘナカラーで白髪を染めるとオレンジ色になるのが嫌です!

雑誌を見てからヘナの存在を知り、近所の美容室でヘナのオーダーをされたそうです。

すると、そこの美容室ではヘナではオレンジに染めることしかできないと断られてしまったそうです。

代替えの香草カラー?で染めたところジアミンアレルギーの症状が起こってしまいました。

香草カラーはパウダーでできていることからよく(黒く)染まるヘナと認識されていることが多いですが、全くの別物です。

100歩譲ってアレルギーでない方なら問題ありませんが、アレルギーを発症されている方にへの使用はアウトです。

皆さんも気をつけてくださいね。

そんな経験があり、ネットで調べて僕のところに相談にいらしていただきました。

ヘナでオレンジ以外の白髪染めができるかの解説画像ヘナカラー前の状態
ヘナでオレンジ以外の白髪染めができるかの解説画像真上から撮影
ヘナでオレンジ以外の白髪染めができるかの解説画像右側から撮影
ヘナでオレンジ以外の白髪染めができるかの解説画像左側から撮影

ふむふむ、確かに前回染められている部分は黒く染まっているように見えます。

これはこれでジアミンアレルギー症状がない方にとっては問題ありません。
しかし、今回のようにアレルギー症状が出てしまう方にとっては続けていくことは困難です。

ジアミンを含まない天然100%のヘナで染めていきましょう!

ヘナでもオレンジにならずに白髪を染める方法はありますか??

結論からいうと、ジアミンを含まない天然のヘナでも自然なブラウンに染めることは可能です。

ヘナはオレンジの色素を持っていて白髪を染めることができます。

その仲間でインディゴという藍色(青)の色素を持っている植物性のカラー剤も存在します。

これらをうまく組み合わせることでヘナカラーでも自然なブラウンに仕上げることが可能になります。

ヘナとインディゴの関係性

ヘナでオレンジ以外の白髪染めができるかの解説画像

染まる仕組みと特徴を詳しく解説していきますね。

ヘナとインディゴは正確に言えば違う植物になります。

ヘナ

自然にオレンジの色素をもつヘナは白髪を染めることが得意分野です。

ただし、暗く染めることや鮮やかなオレンジの色に抵抗を持たれてしまいやすいです。

白髪を染めることだけに注目されがちですが、実は髪の毛を健康な状態に近づけてくれる天然のトリートメント効果も持ち合わせております。

ひどく傷んでしまい悩んでいる方や重い質感のトリートメントが苦手な方にはオススメです。

インディゴ

インディゴは自然に藍色の色素を持っています。

よくジーパンや藍染に使用されているので何となく聞き覚えがあると思います。

このインディゴは白髪を染めることが苦手です。

白髪部分に塗っても全くといって良い程染まりません。

明るい色を暗く染めることは得意分野です。
また、この暗くする効果によってオレンジを補色しながら自然なブラウンへと染め上げていきます。

実際にヘナとインディゴの染まり方を見ていきましょう

ここまでは難しく説明を並べてきましたが、百聞は一見に如かずということわざがあるように見た方がわかりやすいです。

一度、実例をご覧いただきたいと思います。

ヘナを使用した1度染め後の状態

ヘナでオレンジ以外の白髪染めができるかの解説画像ヘナで染めた後

髪の毛を濡らして、事前に準備した100%天然のヘナで染めた後の状態です。

噂には聞いていても、初めてヘナを体感される方はびっくりすると思います。

お客様
お客様

え!?私の髪の毛大丈夫かな・・・。

もちろん大丈夫ですよ!

仕上がりに関しては責任を持ちます。

インディゴを使用して2度染め後の状態

ヘナでオレンジ以外の白髪染めができるかの解説画像インディゴで染めた後

オレンジ感100%だった髪の毛もインディゴで補色することでここまで自然に変化します。

もちろん、悩みだった白髪もしっかりと染まってくれています。

ヘナでオレンジ以外の白髪染めができるかの解説画像全体
ヘナでオレンジ以外の白髪染めができるかの解説画像真上から撮影
ヘナでオレンジ以外の白髪染めができるかの解説画像右側から撮影
ヘナでオレンジ以外の白髪染めができるかの解説画像左側から撮影

ここまで染まってくれていれば、ジアミン入りのヘナと比べても遜色ないですね。

よーく見ると若干緑っぽく見えますが、これも1日ほどで消えてくれます。

仕上がりの段階では完全な発色までは達していなく、この後数時間をかけてさらに色が定着していきます。

そうすると緑っぽさは消え、自然なブラウンへと変化していきます。

天然のヘナ染めでも若干の明るさの調節も可能

色合いのコントロールができることをこのブログではお伝えしてきましたが、実は明るさのコントロールも可能なんです。

先ほどもお伝えしましたが、インディゴには髪を暗くする作用があります。

ヘナ後は鮮やかな明るいオレンジに染まっていましたが、そのあとに行うインディゴ染めの際に濃度を調節することで明るさを調節することも可能です。

あまり暗くしたくないと感じられた方は微調整で明るく仕上げることも可能です。

ただし、通常のカラーのように正確なコントロールは難しいです。

そこは自然なものを使用しているので勘弁してくださいね(笑)

まとめ

僕が染めているお客様からすれば、ヘナでも自然なブラウンに染まることは当たり前に感じていると思います。

しかし、まだまだオレンジにしか染まらないのでは?と思い込んでいる方が多くいるのが現状です。
お客様だけでなく、美容師さん自体でも勘違いしている方が多くいることにも驚きです。

以前に比べてヘナでも色の幅が増え、さらには明るさの調節までできる時代になりました。

今の時代のヘアカラーの需要では次のようなものが求められます。

  • 頭皮への負担をかけたくない
  • 科学的なものはなるべく避けたい
  • 長く続けていけるものを使用したい

 

そんな要望を全て叶えられる薬剤がヘナカラーです。

全ての方の要望に答えられるわけではありませんが、ある程度のクオリティーを我慢しても選択するメリットがあるものだと思っています。

今後さらに需要が増え、それがブームになっていくのではないか?と予想しています。

ヘナに関してさらに詳しく知りたい方はこちらも合わせてご覧ください。