ノンジアミンカラー実例

ヘナからノンジアミンカラーへの白髪染めに切り替え 使い分け方は?

ジアミンアレルギー の発症をきっかけにヘナ染めに切り替えた方も多いのではないでしょうか。

もちろんそれも一つの方法ですが、他にも刺激を感じない染め方はないかなと気になりますよね。

今回ご紹介する実例は普段ヘナカラーを使用しているお客様を塩基性タイプのノンジアミンカラー で染めるものです。

このような方には切り替える選択もオススメできます。

ノンジアミンカラーと一括りにしてもたくさんの種類があります。自分にあった最適なものを見つけられるといいですね。

目次

ヘナで染めていた髪の毛もノンジアミンカラーで染まるのか?

結論からいうとノンジアミンカラーでも白髪を染めることは可能です。今回のノンジアミンカラーは塩基性タイプのものを単品で染めました。

染める前後を比較して見ていきましょう。

染める前の状態

月に1度くらいのペースで自宅でヘナ染めをされています。

定期的にご来店を頂き、インディゴ染めのみお店で行なっております。

ヘナ染めで綺麗に染まっている状態を作れていますが、お出かけのご予定に合わせて今回は自然に染まっている状態をつくりたいという事でご相談を頂きました。

全体
トップ
右側
左側
後ろ

染めるプロセス

今回のお客様の場合はジアミンアレルギーを発症している訳ではないもものカラー剤に極端に刺激を感じてしまう症状をお持ちです。

おそらくカラー剤に含まれる明るくする作用を持つ成分が原因と考えられます。

今回は安全の為にノンジアミンカラー を選択していきますが、明るくする作用を持つ薬剤はNGです。

明るくする作用を持たずに白髪を染めることが出来る塩基性タイプのノンジアミンカラー で染めていきます。

塗り終わった状態

染めた後の状態

このような感じで綺麗に染まってくれます。

ヘナの2度染めと比較しても1度でしっかりと染めることができます。

全体(アイロン仕上げ)
トップ
右側
左側
後ろ

塩基性タイプのノンジアミンカラーとヘナはどちらがしっかりと染まる?

お客様からよくいただく質問ですが実際のところ比較するのは難しく人それぞれという回答が正しいものになります。

白髪の有無や希望の明るさ、染める頻度など総合的に判断して自分にあったものを選ぶようにしてみてください。

ノンジアミンカラー

ノンジアミンカラーは髪の表面の吸着することで髪を染めます。

色持ちは1ヶ月ほどで染めたてから徐々に色落ちをしていきます。

その代わり色を選べるメリットや1回の染めだけで髪を黒っぽい〜ダークブラウンに染めることも可能です。

ヘナ染め

ヘナは髪の中に色素が入り込み絡みつくようにして染まります。

ノンジアミンカラー と比べると色落ちがしづらく1ヶ月後も髪の中に色素は残ります。

色はオレンジか2度染めのブラウンが一般的で暗く・黒くすることは1度だけではできません。

結局どちらが優れているか

これらのポイントのようにどちらにもメリットがありデメリットがあります。

長い色持ちを考えるならヘナであり、染めたての色を優先したいのならノンジアミンカラー も優れていると思います。

ご予定やライフスタイルに合わせて使い分けることがおススメです。

併用することも可能?

今回のように普段ヘナ染めをしている髪をノンジアミンカラー で染めることやノンジアミンカラー で染めている髪をヘナ染めに切り替えることも問題はありません。

ただ、継続していて髪に強く色が残っている場合は根元と毛先の色に差が出る可能性があるので使用する前には確認が必須です。

ヘナとノンジアミンカラー 自宅でのメンテナンスに適しているのはどっち?

基本的に自宅で染めることを推奨しているのはヘナ染めのみです。

ヘナ染めであれば自宅で使用していてもムラになりにくく、また安全に使用することができます。

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塩基性タイプのノンジアミンカラー の場合はダメージの大きい所に濃く染まる性質があります。

その為、自宅で使用すると毛先だけ黒くなり根元は染まらないという失敗がよくあります。

またメーカーにより成分にかなりの差があり把握が難しいことも理由の一つです。

先日は塩基性カラーを加温して自宅で使用してチリチリになったという相談や髪の毛が切れたという相談を立て続けに頂きました。

このような状態になると治すことができません。

自宅で染めることを考えるのであれば天然のヘナを使用するようにしましょう。

ヘナからノンジアミンカラーに切り替えてみた結果 まとめ

ヘナ染めにメリットを感じて使用されている方でも予定やイメージを変えたい時には染める方法を変えてみるのも1つの手です。

たまにはヘナ以外の色を楽しみたい、お試しで暗く・黒くしてみたいという方は今回の事例のように塩基性タイプの使用もオススメです。

必ず同じものを使い続けないといけないということもありません。

なりたいイメージやライフスタイルなどを教えていただければ最適な染め方などもご提案させていただきます。

お悩みの方は是非お気軽にご相談ください。

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