コロナウイルスで自粛が余儀なくされています。
美容院は自粛要請から外れている(4/8現在)ので営業はしているものの、外出を控える流れから止むを得ずに自宅で白髪染めをせざるを得ない方もいらっしゃるかと思います。
自宅で白髪染めを使用する際にできれば使用を避けてほしいカラー剤があります。
また自宅で使用する場合でも使ってもリスクが少ないというカラー剤もあります。
この記事ではどんなカラー剤が良くてどんなカラー剤が悪いのか?ということを比較してご紹介をしていきます。
自宅で白髪染めをされて後悔をしないためにも、是非この記事を参考にしてください。
目次
自宅での白髪染めに選ぶべき種類とは?
先に結論を言えば自宅での白髪染めはカラートリートメントかヘナを選ぶ選択がベストだと言えます。
どちらもノンジアミンタイプでアレルギー発症の失敗がなく、色ムラのリスクも起こりにくいことが特徴です。
ただし、お店で染めるようにしっかりと染めるというよりは、あくまでも白髪をぼかして次回に染めるまでの繋ぎとしての立ち位置として捉えてください。
カラートリートメントとヘナの特徴を順番に解説をしていきます。
カラートリートメント
カラートリートメントは頭皮にも髪にも負担を与えることなく自宅でも安心して使用することのできるノンジアミンカラーの1つです。
白髪部分に自然に着色し、黒髪に馴染むように染まることが特徴です。
できる限りしっかり染めるためには次のポイントに気をつけて使用をしましょう。
- お風呂に入る前の乾いた状態で使用する
- 白髪の気になる部分にたっぷりと塗る
- 30分程度時間を置く
- 頭皮に残りやすいのでしっかりとすすぎ2回に分けてシャンプーをする
一般的なカラートリートメントを紹介するサイトでは入浴のついでにパパッと染められると記載がありますが厳密に言えばそれでは白髪は染まりません。
基本的には乾いた状態でしっかりと時間を置くことが重要です。
また地肌からたっぷりとカラートリートメントを塗り込みましょう。
家で白髪染め【表参道美容師】プロ直伝の失敗しないセルフカラー!より引用
それでも美容院で使用する白髪染めと比較すると薄く感じてしまうと思いますが、それがカラートリートメントの限界です。
市販品のものとは違いお店で実際に使用しているカラートリートメントと同等のものなのでしっかりと染めることができます。(ただし一般的な白髪染め、お店での仕上がりよりは劣ります。)
ヘナ
現状でヘナは偽物やジアミンを配合されているものが多くあるので注意が必要です。
個人的にはお店でも使用している『ハナヘナ』を推奨しております。
ヘナにもいくつかの種類がありますが青とオレンジのバランスが絶妙に調整されたハーバルブラウンの使用をお勧めしております。
ヘナの場合もカラートリートメントと同様の使用方法を意識してください。
- 乾いた状態、濡れた状態のどちらでも使用することができる
- 髪に塗るのではなく地肌にたっぷりと塗り込むイメージ
- 1時間程度時間を置く
- 頭皮に残りやすいのでしっかりとすすぎ2回に分けてシャンプーをする
作り方はお湯4:ヘナ1の割合が基本です。しっかりと混ぜてから使用しましょう。
乾いた状態の髪に塗るのであればお湯4.5:ヘナ1の割合など水分量を多く設定した方が塗りやすくなりますのでお好みで張栩生してください。
お店での購入、オンラインストアでの購入も可能です。
一時的な外出におすすめの白髪隠しアイテムも
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自粛期間にも止むを得ずに不意に外出をする機会もあります。
そんな時にあると安心できるのが1DAYカラーです。
その場でささっと塗ることで目立ってしまう白髪を隠すことができます。
頭皮が黒く染まることもなく、余程濡れたりしない限りは色も落ちにくいのに、夜の入浴時にいつも通りシャンプーをすると色を落とすことができるのでスタイリング剤の感覚で使用することができます。
くしタイプの物とファンデーションタイプのものがあるので使いやすい方をお選びください。
くしタイプはチラホラと目立つ白髪の改善に効果的で、ファンデーションタイプは白髪の量が多い方や部分的に白髪が密集している方におすすめです。
自宅での使用を控えるべき白髪染めカラー剤
自宅での使用を控えるべきカラー剤は次の2つです。
- アルカリカラー
- ヘアマニキュア
なぜこの2つの商品の使用をお勧めしないのかを解説します。
アルカリカラー
アルカリカラーはジアミンという成分を含んでおりアレルギーを発症するリスクがあります。
1度発症をすると2度と染めることができないので取り扱いには注意が必要です。
また頭皮や髪の毛へのダメージリスクや色ムラになりやすいこともお勧めしないポイントです。
長く白髪染めを続けていきたい方はできるだけ避けるようにしましょう。
ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは頭皮にも髪にも負担をかけずに染めることができジアミンを使用しておりません。
その点では安心して使用をすることができます。
しかしヘアマニキュアで染めると真っ黒になる事例が多く、その修正は超難しいです。
1度の失敗が半年から1年ほど続く可能性もあるのであまりお勧めすることはできません。
また頭皮に着くとしばらく色が残ってしまうこともデメリットの1つです。
過去にヘアマニキュアで失敗してしまったと言うご相談をいただいたことがありますが、約半年ほどの期間をかけて修正を行いました。
1度の失敗のリカバリーが長い期間必要となります。
実際に使った方はどのように感じた?
実際にアルカリカラーやヘアマニキュアを使って自宅で髪を染めて見た方の感想を集めて見ました。
アルカリカラー
久しぶりに自宅で白髪染めしたら、根元だけ明るい逆プリンになってしまった(´△`)↓
もっと暗い色にすればよかった…— tsutsunori★!! (@tsutsunori) April 19, 2020
https://twitter.com/benihime0606/status/1249234036037312514?s=20
ヘアマニキュア
https://twitter.com/sia6161/status/894295170711142400?s=20
緊急用の白髪染めとして考えよう
カラートリートメントもヘナも長期的に自宅で染めることは難しいと考えております。
あくまでも美容院と美容院の間の繋ぎ、もしくは美容院に行けない期間の緊急用の白髪染めとしての使用を想定してください。
取り返しのつかないリスク(肌トラブルや色ムラなど)を背負うよりは多少染まりが甘くてもごまかせるものを選ばれる方が理想的だと思います。
当サロンにご来店の方はコロナが落ち着くまでの期間に自宅で染めた場合で失敗しても必ず責任を持って修正はするので安心してください。