こんにちは。
埼玉県さいたま市にてジアミンアレルギーの方へのヘアカラーを専門に施術をしている美容室『Safe Beau』です。
どれが自分に適しているのかわかりません。
ノンジアミンカラー とはカラーのカテゴリーの名前で実は大きく分けて5つの種類に分類されます。
この記事ではノンジアミンカラー にはどんな種類や特徴があるのか?また、どんな人に適していて仕上がりはどのようになるのか?についてまとめました。
これからノンジアミンカラー を取り入れる方、既にノンジアミンカラー で染めているけれど仕上がりが思い通りにいかない方は参考になると思います。
目次
ノンジアミンカラー にはどんな種類があるの?
初めてノンジアミンカラー を知った方は『ノンジアミンカラー といったカラー剤がある』と認識されている傾向にあります。
しかし実際にはノンジアミンカラー というカラー剤が存在するのではなく、ジアミンを含まないカラー剤のことをノンジアミンカラー と呼びます。
- アルカリカラー
- 塩基性カラー
- ヘアマニキュア
- ヘナ
- 脱色剤(ブリーチ剤)
現状でノンジアミンカラー の仕上がりに満足を感じられていない方は別のノンジアミンカラー に切り替えることで悩みが解消される場合もあります。
アルカリカラー
一般的なヘアカラーといえばアルカリカラーに分類されます。
アルカリカラーからジアミンを抜いたものがノンジアミンタイプのアルカリカラーです。(複雑でごめんなさい・・・)
ノンジアミンカラー の中で一番通常のヘアカラー剤に近いものと認識を持ちましょう。
塩基性カラー
ビビットな色合いから白髪染めまで幅広く色のバリエーションがあるのが塩基性カラーです。
クリームタイプのものが主流で色移りなく、地肌から染められることが最大のポイントです。
ヘアマニキュア
塩基性カラーと近い仕組みで染まるのがヘアマニキュアです。
地肌がダイレクトに染まってしまうので根元を開けて塗らなければいけない点と色持ちが2週間ほどしか保てない点がデメリットとしてあります。
ヘナ
ノンジアミンタイプでは唯一の植物性のカラー剤です。
主に白髪染めとして用いられることが多くあります。
脱色剤(ブリーチ剤)
アルカリカラーから色素成分を抜いたものが脱色剤です。
暗め〜明るめまで幅広く明度の調整ができます。ブリーチ剤もこのカテゴリーに割り振られます。
ノンジアミンカラー を選ぶ上でのリスク
ノンジアミンカラー =安全と認識されがちですが必ずしもそうではありません。
使い方を誤ったり、ケアを怠ることでリスクが高くなることもあります。
ノンジアミンカラー を取り扱う上でどのようなリスクがあるのかを理解した上で染めていきましょう。
明るくする際に発生する刺激
該当するノンジアミンカラー
- アルカリカラー
- 脱色剤(ブリーチ)
黒髪を脱色して明るくする際には刺激を感じることもあります。
普段からピリピリと刺激を感じやすい方はノンジアミンカラー であっても注意が必要です。
染める前の頭皮保護やゼロテクでの薬剤塗布などでリスクを抑えることができます。
アレルギーが起こる可能性
該当するノンジアミンカラー
- アルカリカラー
- カラートリートメント
- ヘアマニキュア
- ヘナ
ノンジアミンカラー なのでジアミンアレルギーを発生させることはありません。
しかし染料に対するアレルギーはどのカラー剤も持ち合わせています。
牛乳や小麦粉など体に取り込むことができる成分でもアレルギーのリスクがあるように比較的安全とされている上記のノンジアミンカラー の染料でもアレルギー反応が起こることはあります。
染める際の保護や染めた後のケア、自宅でのケアでのバリア機能の維持などを取り組むことで予防を行っていきましょう。
また長くヘアカラーと付き合っていくためにも適切な周期で染めていくことも大切なのでプランニングはしっかりと行いましょう。
道具の使い回しはNG
番外編ではありますがジアミンアレルギーの方の場合、少量のジアミンに触れただけでもアレルギー反応は起こります。
カラー時に使用するクロスやタオルなどはもちろん、カップやハケなどの器具についても専用のものを使い分ける必要性があります。
事故が起こらないためにもお店で染める前には必ず確認を行うようにしましょう。
タイプ別!自分にあったノンジアミンカラー の選び方
実際の実例を交えてどのようにノンジアミンカラー で染めていくのかをご紹介していきます。
白髪なし 明るく染める
使用薬剤
脱色剤+塩基性カラー
明るくする場合には脱色剤をベースに使用することを基本としております。
脱色剤で明るく染めた後に塩基性カラーで希望の色味で染めることで仕上がりの色合いを表現しております。
白髪なし 暗く染める
使用薬剤
脱色剤+塩基性カラー(アルカリカラー)
基本的にはリタッチ部分にのみ脱色剤を塗布し、毛先は塩基性カラーを塗布していきます。
毛先部分が金髪に抜けてしまいベースがない状態の場合はアルカリカラーを塗布することもあります。
ブリーチなどをされていて極端に明るい色の場合は1度目にベースを作るための薬剤を塗布し、1度流したのちに改めて希望の色を塗布していきます。
退色防止と髪を綺麗に見せるためにカラーシャンプーの使用も推奨させていただいております。
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白髪あり 明るく染める
使用薬剤
アルカリカラー(脱色剤)+塩基性カラー
明るく白髪を染める場合はアルカリカラーもしくは脱色剤で根元部分を明るくしたのちに白髪染め用の濃い色素の塩基性カラーを塗布していきます。
10レベルくらいまではアルカリカラーを使用し、それ以上の明るさの場合は脱色剤を使用しております。
ただし、あまり明るくしすぎると白髪の染まりが追いつかなくなるので11レベルが限度だと思います。
白髪あり 暗く染める
使用薬剤
アルカリカラー+塩基性カラー
暗く染める場合はアルカリカラーと塩基性カラーをブレンドして染めていきます。
明るさや白髪の量に応じて双方の濃度をコントロールして染めることで調整をしていきます。
白髪を黒髪に合わせて染める場合は塩基性カラー単品でアプローチすることもあります。
ただし塩基性カラー単品では根元の部分は染まりにくいので染まりやすいように調整は必須です。
白髪の割合が多い場合
使用薬剤
ヘナ
白髪の割合が多く、黒髪部分がほぼない方の場合はヘナで染めると自然に染まり上がります。
ヘナ=オレンジという認識は今もありますが、染め方を工夫すれば自然な茶色に染めることも可能です。
画像で見える緑色っぽさは発色の途中経過で24時間ほどをかけてブラウンに変化していきます。
刺激を受けやすい 優しく染める
使用薬剤
保護剤
オイル
酵素
番外編です。
ノンジアミンカラー でも刺激を受けやすい方の場合は別途対処が必要です。
染める前には頭皮の保護をしていきます。
薬剤はノンジアミンカラー であっても頭皮につかないように。
(例外もある)
染め終わった後にはオイルでカラーの成分を除去してから酵素を使って残留薬剤を落としていきます。
【ノンジアミンカラーを種類別に解説】あなたに最適な染め方はどれ? まとめ
ノンジアミンカラー と言ってもたくさんの種類があります。
単品で使うことはもちろん、それらを組み合わせて使うことでノンジアミンカラー であっても幅広い仕上がりを作ることが可能です。
また刺激やアレルギーなどの関係でノンジアミンカラー であっても染めることを諦めている方もいらっしゃるかもしれません。
そのような場合にはノンジアミンカラー の種類を変えることや染め方を見直すことで改善することができます。
現状でどうすることもできないという方は是非1度お気軽にご相談ください。