以前自宅でアペティート社から出ているノンジアミンカラーを使用しましたが白髪が染まりませんでした。
アレルギーではないのですがカラー後に頭皮に違和感を感じることがあるのでノンジアミンカラーで染めてみたいのですが綺麗に染める方法はありますか?
アペティート社から販売されているノンジアミンカラーと言えばヘルバのことですね。
意地悪で言っているのではなく
- 使用上、リスクがある
- 染めることが非常に難しい
と言った理由から個人の方が使用できるカラー剤の範囲外だと認識している為です。
美容院で行う場合はノンジアミンカラーの中だとヘルバは簡単にしっかりと染まってくれる薬剤です。
特に今回のような通常のカラーに近い仕上がりのノンジアミンカラーというとヘルバを1番初めに検討するべきだと思いました。
ということで今回はアペティート社が販売しているノンジアミンカラーを使用したノンジアミンカラーの実例をご紹介していきます。
目次
【アペティート社のノンジアミンカラー】使用前の状態
まずは染める前の状態を確認していきます。
今回のお客様はジアミンアレルギーの予防としてノンジアミンカラーを希望されていらっしゃるのでアレルギーはありません。
- 基本的には月に1度のペースで通常の白髪染めをしている
- 不定期でホームカラーを実施
- ひどい訳ではないものの、白髪染めに刺激を感じている
刺激を感じながらもヘアカラーを続けられていらっしゃる方は非常に多くいらっしゃいます。
これは普通ではなく頭皮がSOS信号を出している状態です。
無理に染め続けるのではなく、刺激を感じないカラーの方法に切り替えていくことを検討してみてください。
【アペティート社のノンジアミンカラー】はホームカラーに向いている?
アペティート社から販売されているノンジアミンカラーをご自宅で使用されている方はチラホラと伺う事があります。
実際にAmazonなどでも販売されていて簡単に購入することもできる状態です。
ただ、このタイプのノンジアミンカラーは次のような理由からご自宅での使用は推奨しません。
- 染める事が難しくムラになる可能性も
- 刺激を感じるタイプのノンジアミンカラーでリスクがある
- 無理に使っていると長期的にみて使えなくなることもある
順番に解説をしていきます。
染める事が難しくムラになる可能性も
一般的にホームカラーで使いやすいトリートメントカラーやヘアマニキュアとは異なり、2剤式のカラー剤となります。
2剤式のカラー剤は黒髪を明るくすることと白髪を染める事ができる薬剤となっており、利便性が高い特徴があります。
その反面で塗る量を均一にすることや全体を適切に染める必要があり、セルフで行うことは難易度が高いカラー剤でもあります。
刺激を感じるタイプのノンジアミンカラーでリスクがある
ご自宅での使用を推奨しているカラートリートメントやヘアマニキュアと比較すると刺激を感じるリスクは非常に高くなります。
2剤式の過酸化水素水やアルカリ剤を使用した薬剤を使う場合には頭皮の保護や薬剤の除去といった専門的なケアが必要になります。
しかし自宅でこれらを行うことは難しく、痒みやかぶれといった症状が起こることも考えられます。
無理に使っていると長期的にみて使えなくなることもある
無理な使い方を繰り返していて、アペティート社のノンジアミンカラーに対してアレルギー症状を発症された方がいらっしゃいました。
ヘアカラーのアレルギー=ジアミンと認識されがちですが、カラートリートメント(塩基性染料)でもヘアマニキュア(酸性染料)でもアレルギーは起こります。
もちろんアペティート社のノンジアミンカラーも例外ではありません。
アレルギーを発症された後にご依頼をいただいたとしても、施術を行うことはできなくなってしまいます。
ですので、ご自宅で使用をするのではなくアペティート社のノンジアミンカラーはあくまでも美容院で使用する薬剤とお考えください。
【アペティート社のノンジアミンカラー】使用前の状態
冒頭で少し触れましたが、アペティート社のノンジアミンカラーは染まらないのか?と質問をされました。
個人的にお答えをすればしっかりと染めることができるカラー剤だと思います。
ノンジアミンカラーの中では最も通常のカラー剤の仕上がりに近く、綺麗に染め上げる事ができると思っております。
根本の白髪はしっかりと染まり、中間から毛先部分はダメージを最小限に抑えて統一するように染め上げました。
施術後に刺激の有無を伺いましたが、これまでで1番刺激を感じなかったと嬉しいお言葉もいただきました。
【ノンジアミンカラー使用実例】 アペティート社の白髪染めは染まらない?まとめ
今回の実例のようにアペティート社のノンジアミンカラーはしっかりと染まります。
ただし、染める方法としては少し難しく工夫が必要となります。
またご自宅で使用をするような薬剤ではないので注意をしましょう。
カラーを長く続けるためには1回1回の施術で髪はもちろん、頭皮のダメージを抑える事が重要です。
ノンジアミンカラーであっても例外ではありません。
無理に続けることでいつか染められない日が来てしまいます。
ノンジアミンカラーを使用されている方は後が無い状況です。
そうならないように次回のヘアカラーから染め方を見直してみてください。
ジアミンアレルギーになり、染められなくなってしまった方や
ノンジアミンカラー で染めているけれど思い通りにならないと
お悩みの方は是非1度ご相談ください。