お客様に質問をいただきました。
なりやすい人、、、。うん、確かにある気がする。
SafeBeauは年間で1000名以上のジアミンアレルギーの方がご来店される美容院です。
一般的な美容師さんに伺うと顧客様の中でお一人いらっしゃるかどうかと言われる程、
ジアミンアレルギーの方は少ないと言われております。
が、SafeBeauでは1日でジアミンアレルギーの方が5名様
ご来店をされることもあるくらいご相談を多くいただいております。
このような状況下でサロンワーク(美容室内でのお仕事)を行なっていて
ジアミンアレルギーの方とよくお話をしているといくつかの共通点が見えてきます。
今回はジアミンアレルギーになりやすい人というテーマで、これまでの知見やサロンワークで実際にお客様からお伺いをしてきたご意見や体験談を踏まえてブログにまとめていこうと思います。
少し長くはなりますが(ブログを書くのが久しぶりなので手が進みすぎて汗)
悩まれている方にとっては非常に役に立つ内容となっております。
特に後半では実際にアレルギーになったらどうしたらいい?ということについてもお話をしていきますのでお悩みの方はぜひお役立てください。
では、早速本題に・・・。とその前に!
SafeBeauではYouTubeにて情報の発信をしております。
リアルなサロンワークをお届けしておりますのでぜひご覧ください。
また施術のご依頼もお受付をしております。
ご予約をご希望の方はぜひ下記よりお申し付けください。
ジアミンアレルギーになりやすい人の特徴と対策
ジアミンアレルギーは、ヘアカラーに含まれる「パラフェニレンジアミン(PPD)」によって引き起こされる皮膚トラブルで、一度発症すると再び使用できなくなる可能性があります。特に カラーリング歴が長い人、敏感肌やアレルギー体質の人、頭皮トラブルが多い人、白髪染めの頻度が高い人 はリスクが高まります。
ジアミンアレルギーを防ぐ方法
-
ノンジアミンカラーやヘナを選ぶ(PPDを含まない製品を使用)。
-
頭皮を保護する(オイルやバリアスプレーを活用)。
-
染毛の頻度を減らす(頭皮の負担を軽減)。
-
パッチテストを必ず行う(事前にアレルギー反応を確認)。
ジアミンアレルギーのリスクを理解し、適切な対策を取ることで、頭皮の健康を守りながら安心して白髪染めを続けることができます。
目次 [表示]
ジアミンアレルギーになりやすい人いるのか?

結論からお伝えさせていただくとジアミンアレルギーになりやすい方はいらっしゃいます。
体質という部分は専門外となるので言及控えますが、
ジアミンアレルギーになりやすい習慣を実施している方は
発症の確率が高くなるのではないか?というように考えております。
まずは次の3つのことをお伝えしていきます。
ジアミンアレルギーになりやすい3つの習慣
- カラー頻度が多い
- セルフカラーだけで行なっている
- 安価なカラー専門店で染めている
順番に解説をしていきます。
カラー頻度が多い
まずはこれ。カラーの頻度です。
人はヘアカラーができる絶対数というものが決まっています。
人生の中で100回できる人もいれば10回しかできない人もいる。
人によっては1000回までできる人もいる。
この規定回数に達した方からジアミンアレルギーを発症していきます。
カラーの頻度が多ければ多いほどにジアミンアレルギーの発症リスクは高くなりますし、
カラーの頻度が少なければジアミンアレルギーの発症リスクは低くなります。
ちなみに、すごい頻度で染めているのにジアミンアレルギーにならないという方もいということを伺うこともありますが、
これについては、体質的なヘアカラーの規定回数が多いという事が言えます。
それでもジアミンアレルギーが起こらないということは言えませんし、
発症のタイミングが次のヘアカラーかもしれませんよ。
できることならカラーの頻度を落とすということは最優先に考えたいことですね。
セルフカラーだけで行なっている

近年ではご自宅でできるヘアカラーというもののバリエーションが増えてきました。
またコロナ禍以降にはカラートリートメントの市場が伸びに伸びてユーザーが増えているという事実があります。
では、このセルフカラーは悪か?ということに関してですが、
個人的な見解ではOKだと思っております。
実際にSafeBeauでもご自宅でできるノンジアミンカラーというものをご提供しております。
ただ、ご自宅だけでのカラーリングはリスクが高いです。
例えばヘアカラーにより頭皮のコンディションが落ちている場合は
ヘアカラーを見送る提案や一部分のみを外して塗るご提案、頭皮を保護する対策など様々な視点からアドバイスをさせていただきます。
でもご自宅でのみ行なっていると、それらが実施できなくなります。
やはり美容師さんが主導でヘアカラーを実施して、その指示のもとお客様がご自宅でのセルフカラーを行う。
そして経過に合わせて美容師さんが状態の管理をさせていただく。
これが理想的だと思います。
安価なカラー専門店で染めている
値段的な判断で線引きをしている訳ではないので悪しからず。
カラー専門店でよく使用されるものが時短カラー。
通常30分前後時間を置くところを10分ほどで染まるというものがあります。
イメージよりもずっと短い待ち時間で仕上がったという経験をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この時短カラーは通常よりも濃度が濃くジアミンが配合されており、長期的に使用をするとアレルギーのリスクが高くなります。
値段が安い=悪いという訳ではなく
ジアミン濃度が高い薬剤を使っているということがよくないという認識です。
【ジアミンアレルギーになりやすい人】こんな注意点もある

ここまで解説してきた通り、ジアミンアレルギーになりやすい人は
ヘアカラーとの付き合い方には気をつけた方が良さそうですね。
実際にジアミンアレルギーの方からよく聞かれることとして
- 遺伝的なものはある?
- 若い頃から染めているけど大丈夫?
というものがあります。
この辺りも気になっている方も多いのではないでしょうか。
ジアミンアレルギーの遺伝
基本的にはジアミンアレルギーが遺伝することはないと言われております。
ただ、肌質などは遺伝すると言われています。
ヘアカラーと肌のコンディションはとっても密接な関係があります。
肌や弱い方やアトピーなど肌にトラブルを抱えている方は遺伝をする可能性があります。
そして肌が弱いことが要因でジアミンアレルギーを発生している場合には
お子様やお孫様も同様にジアミンアレルギーを発症するリスクが高くなるという事が言えると思います。
また遺伝とは別に習慣は親と似てくるものです。
先ほど解説したようにカラーの頻度やセルフカラーの有無などヘアカラーとの付き合い方が似てくると自然と同じようにジアミンアレルギーの発症リスクが高くなります。
ご自身のジアミンアレルギーの発症を経験されたら、お子様へのお伝えを心がけてみてください。
若い頃からヘアカラーは大丈夫?
学生時代から白い髪の毛が気になる
おしゃれな髪色を楽しみたい!
このようなご事情からヘアカラーを実施される方も少なくはありません。
ここで疑問に上るのが若い頃からヘアカラーをしても大丈夫か?という事ですよね。
結論としてはいいとは言えないということが正直な意見です。
若年層の方は肌が大人になりきっていません。
そのため、薬剤の負荷をもろに受けてしまいます。
また、ヘアカラーを始めるタイミングが早ければ早いほど
生涯のカラー実施年数が増えていきます。
様々な事情はありますが、ヘアカラーを始めるタイミングは遅らせられるのであれば遅らせた方がベストだと思います。
ジアミンアレルギーになったらどうする?【ジアミンアレルギーになりやすい人】

ジアミンアレルギーを発症された場合には、まずは症状を把握するようにしましょう。
痒くなる炎症が起こるという場合には緊急性は低いと考えられますが、お医者様への受診は行うようにした方がいいと思います。
腫れる症状や強い痒み、爛れるような炎症などがみられる場合には緊急性が高いと考えられ、出来るだけ早くお医者様への受診を行いましょう。
夜間の場合は救急外来を考えるべき状態だと思います。
というもの、ジアミンアレルギーの症状は遅延型のもので時間の経過とともに症状が強くなります。
場合によってはアナキラフィシーショックを引き起こし命に関わる場合もございます。
油断をせずにお医者様の指示に従うことをお勧めします。
救急対応が必要か判断ができかねる場合には#7119などに問い合わせてみましょう。
ジアミンアレルギーになったら染められない?【ジアミンアレルギーになりやすい人】

さて、ここまで解説したようにジアミンアレルギーになったら自己判断ではなく専門家に診ていただくということが重要です。
ここからはジアミンアレルギー発症以降のヘアカラーについてです。
アレルギーの経験をしてしまうともう染めることはできないのか?と疑問に感じられますよね。
結論から言えば『ジアミンを含む通常のカラー』は使用をする事ができません。
ジアミンを含まないノンジアミンカラーであれば今後も使用をする事ができます。
ノンジアミンカラーの種類
- アルカリカラー
- 塩基性カラー
- ヘアマニキュア
- ヘナ
- ライトナー
ノンジアミンカラーと言っても上記のようにいくつかの種類に分かれております。
これらを単体、もしくは掛け合わせて仕上がりのイメージを作る事ができます。
染めることを諦めるのではなく、染め方を見直す方向にシフトしていくことで
ヘアカラーを継続していくこと自体は可能となります。
自宅でノンジアミンカラーで染めてもいい?【ジアミンアレルギーになりやすい人】
美容院で染める方はともかく、セルフカラー派の人はどうしたらいい?
という意見も聞こえてきそうなので補足します。
ジアミンアレルギーの発症後は美容院でのヘアカラーを主軸においてください。
もちろんご自宅でのカラーが絶対にだめ!ということではありませんが、
相当なリスクがあるということを理解しておかなくてはいけません。
なぜ、そこまで強くお伝えしているのか。
ジアミンアレルギーの方は染めることに対して後がない状況だからです。
ヘアカラーのアレルギー=ジアミンではない
ヘアカラーのアレルギーといえば、ジアミンが1番有名ですが それだけではありません。
- アルカリカラー→アルカリ染料
- 塩基性カラー→塩基性染料
- ヘアマニキュア→酸性染料
- ヘナ→植物性の染料
これらは歴としたノンジアミンカラーですが、上記のようにアレルギー反応が起こることも確認されております。
今現在は世の中に出回っている9割以上のヘアカラー剤がジアミンカラーです。
だから必然的に9割以上のヘアカラーのアレルギーはジアミンアレルギーとなります。
ただ、冒頭でも申し上げましたがコロナ禍以降はカラートリートメントのユーザーが増えてきております。
美容院で取り扱うお店も増えてきているので今後もシェアが増えるでしょう。
仮にヘアカラーのシェアの内、15%をカラートリートメントが取ったとしたら
ヘアカラーのアレルギーの方の中で15%はカラートリートメントのアレルギーになるということも予想がされます。
事実として、すでにカラートリートメントのアレルギーの方は増えてきておりますし、SafeBeauへとご相談をいただくこともございます。
ノンジアミンカラーのアレルギーは本当に後がない

そして、大変残念なことではありますが ノンジアミンカラーに対してアレルギーを発症してしまえば本当に染める事ができなくなります。
そして既にジアミンアレルギーを発症している方はノンジアミンカラーへのアレルギーリスクも高くなります。
今ノンジアミンカラーをされている方はこれらを理解して安全対策を万全に染めていますか?
ご自宅でノンジアミンカラーを行っている方は正しい知識と染め方で染められていますか?
実際にアレルギーを発症されてからご相談をいただくケースもございますが、力不足ながらできるご対応がございません。
でも、まだアレルギーを発症されていないのであればできる対策はいくらでもあります。
無理をしながら染め続けるのではなく、無理をせずに長く染められる方法を考えていく必要があるとSafeBeauでは考えております。
カラーは今後何十年も継続するもの【ジアミンアレルギーになりやすい人】
これからヘアカラーはどのくらい継続をする意識を持っておりますでしょうか。
人によっては5年、10年かもしれません。
20代の方からすれば40年、50年は続けるかもしれません。
いま後先を考えずに無理をして染めているのは将来から前借りしている状態です。
その皺寄せはいつかきっと現れます。
それでも今が重要なんだ!という方はもちろん、その考えを尊重していただけばいいと思います。
でも、長くヘアカラーを続けていきたい。
白い髪の毛が気になったときに染められなくなるのは困る。
という方は、この記事を読んでいただいた今日からヘアカラーとの向き合い方を変えていきませんか?
今から変わればきっと将来の状況も好転していくはずです。
そんなお手伝いをSafeBeauでは10年間続けてきております。
ヘアカラーのアレルギーにお悩みの方。
ノンジアミンカラーで染めているけどイメージ通りにならない方。
きっと何かお力になれることがあります。
ぜひご相談ください。
SefeBeauではYouTubeでの発信も行っております