こんなお悩み、実はよく聞きます。特にジアミンアレルギーを持っている方からは、「かゆみや赤みだけじゃなく、フケまで出るのはなぜ?」とご相談を受けることが少なくありません。
今回はこのテーマに、美容師として本音でお答えします。
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ジアミンアレルギーは軽度でも放置すると悪化しやすいアレルギーです。
詳しい症状や対処法、安全に染める方法は保存版ガイドで解説しています。
目次
結論:ジアミンアレルギーでフケは発生しない
まず結論からお伝えすると、
ジアミンアレルギーが直接フケの原因になることは、基本的にありません。
ですが、まったく無関係かというと…そうではありません。
実は間接的にフケを増やす要因にはなり得るんです。
アレルギー反応によって頭皮が炎症を起こしたり、赤くなったり、かゆくなったりしますよね。そうなると頭皮のバリア機能が落ちて、乾燥が進んだり、ターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)のサイクルが乱れたりしてしまうんです。
その結果、カサカサしたフケが増えてしまう…という流れです。
👉 その痒み、見逃さないで!ジアミンアレルギーの初期症状と正しい対処法とは?
アレルギーによるかゆみや湿疹、頭皮の変化について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にどうぞ。
フケってどうして出るの?
フケって、実は古くなった角質がはがれ落ちたものなんです。
頭皮も皮膚なので、他の部位と同じようにターンオーバーを繰り返しています。通常であれば目立たないくらい小さな垢として自然に落ちていくんですが、頭皮の環境が乱れると、目に見えるレベルでフケが出てきてしまいます。
フケには大きく2つのタイプがあります。
✅ 脂っぽいフケ(脂性フケ)
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ベタベタしていて、やや黄ばんだ感じ
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頭皮に張りついたように残る
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洗髪不足や皮脂の過剰分泌が原因
✅ カサカサのフケ(乾性フケ)
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白くて細かく、パラパラと落ちてくる
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強すぎるシャンプーや洗いすぎ、乾燥が原因
ジアミンアレルギーによって頭皮が炎症を起こしてしまうと、乾性フケが出やすくなる傾向があります。
「ノンジアミンカラーにすれば安心!」は半分正解
ジアミンアレルギーの方にとって、ノンジアミンカラーに切り替えることは大前提です。
でも、フケ対策という意味では、それだけでは不十分なことも。
なぜなら、フケはアレルゲンだけでなく、刺激や乾燥、洗い残し、保湿不足なども原因になるから。
つまり、ノンジアミンカラーに切り替えるだけでなく、以下のような対策も一緒にやっていくことが大切です。
美容師がすすめる!フケを防ぐためのカラー対策
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カラー前に頭皮を保護する
ホホバオイルや頭皮用ローションなどでバリアを作っておくと安心です。 -
頭皮につかないように塗る
地肌ギリギリを狙って塗布することで、刺激を最小限に。 -
カラー後はしっかり洗い流す
薬剤の残留がフケやかゆみの原因に。時間をかけて丁寧に洗いましょう。 -
仕上げに頭皮を保湿する
意外と忘れがちですが、化粧水やオイルで頭皮をうるおすと回復が早まります。
参考記事:【肌が弱い方でも染められる】頭皮に優しい白髪染めを美容師が解説
日常ケアも見直してみてください
カラーのときだけでなく、普段からの頭皮ケアもフケ対策には欠かせません。
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ホホバオイルや頭皮用化粧水で毎日うるおい補給
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洗浄力がマイルドなシャンプーを使う
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夜のシャンプーで頭皮を清潔に保つ
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睡眠・食事・ストレスにも気を配る
特にアレルギーを持っている方は、「肌が敏感なんだ」という前提で優しいケアをしてあげることが重要です。
まとめ|「フケ」は頭皮からのSOSサインかもしれません
「ただのフケ」と見過ごさないでください。
とくにジアミンアレルギーをお持ちの方にとって、フケは頭皮環境の異常を知らせてくれているサインかもしれません。
ノンジアミンカラーを選ぶことはもちろん、染め方・ケア方法・日常生活の見直しまで含めて頭皮を守ることが、症状の改善につながります。
「最近、フケが増えたかも…」と感じたら、ぜひ一度、カラー方法やケアを見直してみてください。
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