こんにちは 頭皮に優しい白髪染めを提案しております Safe Beauです。
頭皮に負担をかけずに白髪を染めることができるヘアカラーとして注目を集めているのが『ヘナ』です。
化学的な染料を含まないヘナは、通常のヘアカラーを行う際に起こる様々なリスクを防ぐことができます。
そんな優れもののヘナですが、メリットもあればもちろんデメリットもあります。
ヘナは白髪を染めることはできても黒髪を明るくすることはできません。
もう少し掘り下げて解説をしていきます。
目次
ヘナで黒髪を明るく染められない理由
当たり前のことですが、ヘナは自然に生えている葉っぱを粉末にしているものです。
髪を染めるために作られたものでもありません。
ヘナに含まれる天然の染料がたまたま髪を染めることに適しているため使用しているだけのことです。
黒髪を明るくする際にはこれらの成分が必要になります。
通常のヘアカラー剤には含まれている成分ですが、もちろん天然のヘナには含まれている訳もありません。
そのため、ヘナを使用しただけでは黒い髪の毛を明るくすることは絶対に不可能なのです。
ヘナで染めると若干髪が明るくなる・・・?
これは僕の体験談です。
かれこれ、ヘナ染めを2年半ほど続けています。
前途したようにヘナには化学的な成分は含まれていないために、通常のカラーのように明るくすることは不可能です。
しかし、若干は明るくなるように感じます。
光に当たるとなんとなく感じる程度です。
メーカーに問い合わせてみると1つの可能性を教えてもらえました。
ヘナは明るくすることはできませんが、黒髪の中にも入りこむようです。
その際に黒い色素を追い出して、ヘナの色素が居座る状態が起こるようです。
この現象は細毛・軟毛の方に起こりやすいそうです。
どんな髪質の方でも明るくなるというわけにはいきませんが、微々たる変化が起こる可能性のある方もいるということですね。
ヘナでも白髪を染めることは可能
黒髪を明るくすることはできませんが、ヘナを使用すれば白髪を染めることは可能です。
それはヘナがもともと天然の色素持っているおかげです。
ヘナが持つ天然の色素
ヘナにはローソニアという天然の色素が含まれています。
この天然の色素が白髪の中に含まれるタンパク質と結びつくことで白髪をオレンジに染めることができます。
ヘナ単体で染めるとこのように鮮やかなオレンジ色に白髪部分が染まります。
そのままでも問題はありませんが、オレンジ感が気になる方や暗くしたい方はインディゴを併用することで落ち着いた雰囲気に仕上げることも可能です。
ヘナ染め直後は鮮やかなオレンジ色だった白髪部分もインディゴを重ねることで自然な色味に仕上がってくれます。
このように黒髪を明るくすることはできなくても、白髪を自然に染めていくことはヘナでもできます。
ヘナでどうしても明るくしたい方は通常のヘアカラーとの併用を検討することもありです
天然ヘナを使用しながら明るさも保ちたい!という方もいらっしゃります。
僕のところにも相談に来られる方もいらっしゃいます。
そんな方にはヘナカラーの周期の中に通常のカラーを挟むことをオススメしています。
毎月ヘナを行なっていれば、いずれ根元と毛先の明るさの差が出てきます。
それがどうしても気になる方は、ヘナ・ヘアカラー・ヘナと間に通常のカラーを挟むことを提案しております。
間に行うヘアカラーで明るさを調整していれば、ヘナを使用しながらも明るさをコントロールすることもできます。
応用の使い方になりますが、こういった方法を取っているお客様もいらっしゃいます。
明るくなる・1度で黒く染めるというヘナには手を出さないで!
僕の中でのヘナの定義は100%天然のものだけです。
それ以外のヘナを使用する際はリスクがあることを覚えておいてください。
明るくなるヘナに隠されるリスク
明るくなる=化学的な成分が含まれているということです。
オーガニックカラーにも同じことが言えますが、自然なものなので優しいというイメージを利用してよく使われる印象があります。
通常のカラーと同じ成分にヘナの成分やオーガニック成分を配合したものが出回っています。
実際に美容院で使用されていることもあるくらいです。
ヘナの成分が含まれているだけで、中身は通常のカラー剤と変わりません。
髪や頭皮に負担をかけてしまうリスクがあります。
使用前には確認をして、見極めておきましょう。
1度で黒く染めるヘナに隠されるリスク
形状が同じ粉末状になっているために、よく間違われることがありますがヘナとは全くの別物です。
1度でしっかりと、もしくは黒く染めることができるというヘナには高確率で『ジアミン染料』が含まれています。
ジアミン染料とは通常のヘアカラー剤に含まれている人工的な染料のことです。
これはアレルギーを引き起こすことがあります。
よくヘアカラーをした後にかぶれた・痒くなったというトラブルはこのジアミン染料によるものの影響が大きくあります。
アレルギーリスクを避けるためにヘナを使用していたはずなのに、アレルギー症状が起こってしまったというトラブルも多く相談をいただきます。
まとめ
- ヘナで髪を明るくすることは難しい
- 髪質によっては若干明るくなることはある
- 明るく・1度で黒くというヘナは化学的な成分が使用されている可能性がある
ヘナは自然に生えている植物です。
人間の髪を染めるために作られたカラー剤ではありません。
人の手が加えられていないことがメリットであり、デメリットでもあります。
多くを求めずに天然のヘナを使用していれば多くの恵みを与えてくれます。
ヘナで髪を染めていく際は僕らがヘナに合わせていく必要があります。
ヘナを使用したヘアカラーについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。