こんにちは。
埼玉県さいたま市にてジアミンアレルギーの方へのヘアカラーを専門に施術をしている美容室『Safe Beau』です。
この記事ではジアミンアレルギーを発症する前に前兆はあるのか?について解説をしていきます。
ジアミンアレルギーとはヘアカラー剤により引き起こる可能性のあるアレルギーの1つです。
最近ではジアミンアレルギーを発症する方が増えてきていることもありテレビや雑誌、ネットニュースなどでも特集が組まれており注目を集めています。
目次
結論:ジアミンアレルギーに前兆は証明されていない
まずは結論から申し上げるとジアミンアレルギーに前兆があると言うことは証明されていません。
が、私個人の意見としてはいくつかの前兆のようなものがあるのではないか?と考えております。
その根拠はお客様からの体験談です。
現状では年間で300〜500名ほどのジアミンアレルギーに悩むお客様をご担当させていただいております。
またオンライン上ではそれよりも多くの全国の方からご相談をいただいております。
その中でいくつかの共通点があることがわかりました。
発症直前から痒みや刺激を感じていた
ジアミンアレルギーを発症する少し前からヘアカラー後に痒みや刺激を感じていたと言う意見は非常に多くの方から伺います。
ヘアカラー剤を塗った後にピリピリ・ヒリヒリと感じることは普通ではありません。正常な場合には刺激を感じません。
痒みや刺激を感じられている方はヘアカラーとの付き合い方を見直すことを検討しましょう。
違和感を覚えた
ヘアカラー後になんとなく頭皮が突っ張る感じがする、なんとなくムズムズ痒いなどいつもは感じない違和感を感じると言うこともジアミンアレルギーの前兆の1つである可能性もあります。
いつも感じていない違和感を今回は感じたと言う場合には注意して経過観察をしましょう。
なんとなくヘアカラーに抵抗を感じるようになった
髪を染めることに抵抗感を抱くと言うことは体からのSOS信号である可能性もあります。
体感よりも体の反応は正直なものです。
これ以上続けると限界を超えてしまう!と言う時には抵抗感やヘアカラーに対する不信感を感じるようにメッセージが送られているのかもしれません。
ジアミンアレルギーの前兆を感じたらどうすればいい?
ジアミンアレルギーの前兆を感じたらすぐに予防処置をとることをお勧めします。
アレルギーは1度発症すると2度と使うことができませんが発症前であれば多くの対策を講じることができます。
私自身は以下のようなご提案をしております。
- ノンジアミンカラー に切り替える
- ヘアカラーでの頭皮の負担を減らす
- ホームケアで頭皮のバリア機能を強化する
ノンジアミンカラー に切り替える
ジアミンアレルギーの方でも使用することができるノンアレルゲンタイプのカラー剤が存在します。
前兆を感じたタイミングでこちらに切り替えることや併用して使用していくことでジアミンアレルギーの発症リスクを抑えることができます。
ヘアカラーでの頭皮の負担を減らす
8割以上の美容院ではヘアカラー後に適切なケアができていないことが現状です。
当サロンでは次のようなことに取り組んでいます。
- 染める前には頭皮の油分を補いバリア機能を強化する(頭皮への前処理)
- 薬剤の濃度は最小限に抑え、染めている最中に頭皮を保護するトリートメント剤を使用する(頭皮への中間処理)
- 薬剤は頭皮につかないように塗る
- 染めた後には頭皮に残った薬剤を除去する(頭皮への後処理)
- ヘアカラーにより受けた負担をヘッドスパで解消する(頭皮へのトリートメント)
髪へのケアは100点でも頭皮へのケアができていない、取り組んでいないと言うケースが目立つように思います。
極端なことを言えば髪のダメージは切れば無くなりますが、頭皮へのダメージは一生蓄積していきます。
まずは1回1回のヘアカラーとの付き合い方を見つめ直しましょう。
自宅で残留薬剤の除去ができるシャンプーとトリートメントもご用意しております。
ホームケアで頭皮のバリア機能を強化する
ジアミンアレルギーを発症する確率が高いのは白髪染め世代の方々です。
通常の薬剤よりもジアミンの濃度が高くなり、ヘアカラーを続けてきた期間も長くなる。そして徐々に頭皮のバリア機能が落ち始めるタイミングでもあります。
頭皮にはもともとバリア機能が存在しヘアカラーの刺激から守ってくれる仕組みが自然とあります。
しかし年齢を重ねるごとにこのバリア機能は落ちていき、1回あたりの負荷は大きくなっていきます。
数ヶ月に1度のペースでお店でケアするだけでは不足しがちなので、自宅でもバリア機能を高めるケアを行うように心がけましょう。
頭皮のバリア機能を高めるには天然のオイルを使用した頭皮ケアがお勧めです。
ヘアカラーによるアレルギーには前兆はあるか? まとめ
ここで解説したことは正式なものではなく、あくまでも私自身の持論です。
ですが、実際にお客様から寄せられた経験談をまとめているのであながち間違った意見という訳でもないと思います。
この記事を通して1番伝えたいことは『まだアレルギーを発症していないうちは対策があるよ』と言うことです。
残念ながら発症後ではどうすることもできません。
現状で違和感を感じている場合には早めに対応をすることでジアミンアレルギーの発症を食い止めることができるかもしれません。
気になることがあればご相談ください。